火曜日, 4月 30, 2024
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DigitalBlast、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)と連携し、ISS「きぼう」での簡易実験プログラム参加のタイ学生の来日をサポート

NSTDAとライフサイエンス分野の宇宙実験の協力体制を構築へ

宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾、以下DigitalBlast)は、タイ国立科学技術開発庁(以下NSTDA)と連携し、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)が開催するプログラム「アジアントライゼロG 2022」に参加したタイの学生2名の来日を支援したことをお知らせいたします。今後、ライフサイエンス分野の宇宙実験において、NSTDAとの協力体制を築いてまいります。

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DigitalBlastは、2023年1月17日にJAXA筑波宇宙センターで行われた「アジアントライゼロG 2022」の軌道上実験の立ち合いに参加するため来日したタイの学生2名の来日費用をサポートしました。「アジアントライゼロG 2022」は、アジア・太平洋地域の学生から応募されたアイデアの中から選定された簡易実験を国際宇宙ステーション(以下ISS)「きぼう」で行うプログラムです。タイからは「微小重力環境における毛細管現象の観察」「微小重力環境における水球擾乱の観察」の2テーマが選定され、当時ISSに滞在していた若田光一宇宙飛行士により軌道上実験が実施されました。

DigitalBlastは、人類の月面進出を見据え、月面での生態循環維持システム構築に向けたプロジェクト「NOAH(ノア)」を立ち上げました。その第一歩の位置づけとなる小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」は、人工重力環境を作り出し、その多様な重力環境下で植物の栽培を行うことができる宇宙実験装置です。加え、細胞実験に特化した「AMAZ Alpha(アマツ・アルファ)」の開発を進めています。
これらの宇宙実験装置は、企業や研究機関向けに実験環境として提供しています。日本国内だけではなく、世界各国のユーザーからも微小重力環境を用いたライフサイエンス実験の場として利用されることを期待しています。NSTDAとの連携を通じて、DigitalBlastはライフサイエンス分野の宇宙実験の機会拡大に貢献してまいります。
 

  • DigitalBlastオフィス訪問の様子

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日本滞在中、DigitalBlastオフィスへの訪問が行われ、タイ学生2名や引率したNSTDA職員と交流を図りました。AMAZのプロトタイプを囲み、宇宙実験の装置開発の取り組みや実施予定の宇宙実験について説明しました。
なお、今回の取り組みに関するインタビュー動画は、YouTubeチャンネル「Space Collaboration(スペース・コラボ)」にて公開しています。タイ学生2名の「アジアントライゼロG 2022」に応募したきっかけや軌道上実験の内容などお話いただいています。

Asian Try Zero-G 2022 参加者インタビュー|YouTubeチャンネル「Space Collaboration(スペース・コラボ)」:https://youtu.be/QuD9RAc0PIA
 

  • 小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」について

AMAZは、宇宙環境と月面重力における植物生理の研究を主目的としています。装置の一部を回転させることにより生じる遠心力を用いて、月面と同じ地球の6分の1の重力を再現します。発生させる重力は、月面と同じ地球の6分の1の重力の他、回転速度を変更することによりさまざまな重力環境を再現し、同時比較することが可能です。多様な重力下での栽培・培養を通して、生物の重力応答に関する基礎データを取得します。
既にプロトタイプが完成し、地上実験を進めており、2024年にISSでの本装置の設置・運用を目指しています。現在、本装置での宇宙実験は、コケ栽培とビール酵母培養を予定しております。

 

DigitalBlast、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)と連携し、ISS「きぼう」での簡易実験プログラム参加のタイ学生の来日をサポートのサブ画像6_小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ」の一部が回転している様子小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ」の一部が回転している様子

 

  • 小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ Alpha(アマツ・アルファ)」について

AMAZ Alphaは、ユーザビリティを意識したAMAZの設計思想そのままに、細胞実験を目的とした小型の宇宙実験装置となります。AMAZ同様、月面と同じ地球の6分の1の重力の他、回転速度を変更することによりさまざまな重力環境を再現し、同時比較することが可能です。多様な重力下での培養を通して、細胞の重力応答などの基礎データを取得します。
本装置では、培地や試薬の自動送液機能を搭載し、宇宙飛行士の作業工数を削減します。また、細胞観察を行う機能として、蛍光観察装置を内蔵する予定です。組み込まれた蛍光観察装置により、実験環境下のまま細胞の変化を観察することができ、装置内で実験を完結します。
2025年ごろのISSへの打上げを目指し、本装置の研究・開発を進めています。
 

DigitalBlast、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)と連携し、ISS「きぼう」での簡易実験プログラム参加のタイ学生の来日をサポートのサブ画像7_小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ Alpha」のイメージ小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ Alpha」のイメージ

 

 

  • 株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について

DigitalBlastは、“宇宙に価値を”提供するため、常に挑戦し、宇宙産業の変革を実現していきます。日本の宇宙産業をより価値あるものにしていくためには、BtoGビジネス(企業対行政間取引)に偏らない、多様な収益源の確保が必要です。事業戦略・デジタル・プロモーションなど多様なプロフェッショナルが在籍し、総合提案を強みとしています。クライアントの収益源を多様化し、新たな宇宙産業の価値確立に努めてまいります。

会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast, Inc.)
所在地:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング19階
代表者:代表取締役CEO 堀口真吾
設立:2018年12月
ホームページ:https://digitalblast.co.jp/
事業内容:企業変革に関する企画・設計及び支援、デジタル技術の開発及び支援、統合マーケティングサービス、デジタルマーケティングサービス、インターネット広告サービス、動画制作及び配信

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