JA晴れの国岡山阿新桃部会では、消費者に甘くておいしい桃を届けるため、カルスト台地にある畑で桃づくりに励んでいます。
昨年、地域念願の復活を遂げた「草間もも直売まつり」が今年も開催されます。
当日は新見の名産である「赤い桃」の試食や生産者による数量限定特別価格での桃の直売が行われます。また、桃以外にも出店やステージイベントがあり新見の夏を彩ります。
日程 7月21日(日) 8:45~14:00(販売開始9:00~)
場所 土橋交流センター(新見市土橋928)
桃直売 新見産白鳳、浅間白桃(今回は2kg箱のみの販売となります。売り切れ次第終了)
出店 地元野菜の直売、地元特産のおこわ、焼きそば、焼き鳥など
※少雨決行。荒天時は中止となることがあります。
新見市の桃産地
新見市は、岡山県内唯一の「二桃流(にとうりゅう)」の産地です。岡山県では、袋かけにより太陽の光を遮り果皮・果肉ともに白く仕上げた「岡山白桃」が普通ですが、新見市では「岡山白桃」に加え、日光を当て赤く仕上げた「赤い桃」も栽培しています。また、カルスト台地では水はけもよく甘みの強い桃ができます。昭和36年頃から栽培を始めた歴史ある桃の産地です。
新見のカルスト台地はこんなところ
JA晴れの国岡山阿新桃部会は、新見市草間地域及び豊永地域を拠点としたカルスト台地で桃づくりをしています。地域内には石灰岩(カレンフェルト)がいたるところに散見されます。桃の他にもぶどうや大根、トマトなど様々な農作物が栽培され、近隣の直売所で販売されています。
新見市の桃づくり
【人工授粉】
桃の花が咲く4月初め、桃畑が一面桃色に染まる中、人工授粉を行います。桃の中には花粉を持たない品種があり、花粉を持つ別の品種の樹から採取した花粉を、こうして人工的に受粉することで、安定して桃をならせることができます。
【摘果】
すべての花が桃の実になると、樹には大量の果実がつきます。一見、たくさん収穫できてよさそうですが、そうすると栄養や水分が分散し、果実一つ一つが小さくなってしまいます。そこで、必要な数だけ残して、不要な果実は小さいうちに落とす摘果という作業を行います。
【袋かけ】
桃は日光に当たると赤く色づく特徴があります。袋をかけず赤く仕上げる桃が新見市の特徴です。白く仕上げたい「おかやま夢白桃」や、袋をかけることで品質が良くなる品種には袋かけを行います。袋をかけた後は、甘みを蓄えながら果実が大きくなるのを待つばかりです。
新規就農者募集
新見市では、桃やぶどう、トマト、りんどうで就農に興味のある方を対象とした体験型の講座「就農準備講座」を毎年開催しています。ももコ-スに令和5年度から参加している西川さん(62歳)は、「退職後に就農しようと3年前に4品種の桃20aを定植し、現在管理しています。この講座はベテラン生産者の指導を直接受けることができて、わかりやすいです」と話していました。新見での就農に興味がある方は是非一度、産地までお問い合わせ下さい。
【問合せ先】
新見農業普及指導センター
TEL: 0867-72-9177
FAX: 0867-72-0495
JA晴れの国岡山新見アグリセンター
TEL: 0867-72-3134
FAX: 0867-72-7117
【You Tube】
岡山県新見市就農情報チャンネル
https://www.youtube.com/@user-me3lu3ng4w