日曜日, 11月 24, 2024
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耕起もロボット化! 新型 多機能型農業ロボット「雷鳥2号」(耕起アタッチメント搭載)を発表

省力化農業を更に加速! WORKROID農業2年目突入

 株式会社テムザック(本店:京都府京都市、代表取締役社長:川久保 勇次、以下「テムザック」)は、新型 多機能型農業ロボット『雷鳥2号』(耕起アタッチメント搭載)を開発いたしました。

https://www.youtube.com/watch?v=rObgJV6AbKk“>

新型 雷鳥2 紹介動画:https://youtu.be/rObgJV6AbKk

 雷鳥2号は、アタッチメントを付け替えることで、耕起・収穫などを完全電動で行うことができる多機能型農業ロボットです。比較的小型で、前後のみならず横移動やその場旋廻など、非常に小回りが利くため、不整形地や小規模圃場など耕作放棄されてしまいがちな条件不利農地でも活用できます。今後は、完全自律走行モデルも開発予定です。

 ロボット技術を活用して省力化を追求する「WORKROID農業」プロジェクト2年目となる2024年は、雷鳥2号(耕起アタッチメント搭載)を皮切りに、「徹底した省力化の実現」をコンセプトとして、農業ワークロイドを順次開発・投入していきます。また、収穫した米は米粉にして流通させることで、新たな需要創出と食料安全保障にも貢献し、持続可能な農業の実現を目指してまいります。

■新型『雷鳥2号』 (耕起アタッチメント搭載)について

POINT

  1. 多機能 アタッチメント交換で耕起以外の用途も

  2. 機動的 小回り(水平・旋回移動)が利き条件不利地にも対応

  3. 小型  軽トラックに積載可能

  4. 電動  石油を燃やさず環境にも優しい

各種アタッチメントを付け替えることで、耕起、収穫等を完全電動で行うことができる、多機能型農業ロボット。搭載したバッテリーによるモーター駆動で走行し、かつ4輪をそれぞれ動作させることにより、前後移動・横移動・その場旋廻といった動きが可能です。今回は耕起アタッチメントを搭載し、耕起作業のロボット化を実現しました。将来的には完全自律走行および群れ化による更なる省力化をめざします。

■スペック

雷鳥2号 本体

サイズ

約 全長 1630mm、全幅1230mm、全高1170mm

質量

約300kg

モーター

DC48V 600W

バッテリー容量

DC48V

駆動方式

インホイールモータ

最小回転半径

約1910mm

耕起アタッチメント

サイズ  

約 全長 2000mm、全幅900mm、全高610mm

質量

約120kg

モーター

DC48V 400W

バッテリー容量

DC48V 20Ah

作業幅

中央部:約38cm 後部:約98cm

作業深さ

最大:約14cm

回転外径(cm)

中央部:約20cm 後部:約28cm

最大爪本数

中央部:64本 後部:12本 ※増減可能

■2024年 WORKROID農業のプラン 

■WORKROID農業 概要

・省力化・低コスト化

 自動直播、自動除草、自動耕作、自動収穫、遠隔水管理

・米粉化

 米粉用品種を栽培、米粉生産および流通網との連携

・収量最大化よりも省力化優先

 いかに手間をかけず広範囲(耕作放棄地)で農作物を生産できるかに重点

・新規就農者の確保
 
土地に張り付かない農業

 米は日本の数少ない食料自給品目ですが、農業従事者の最も多い割合を占めているのは75歳以上(2020年時点)。高齢化・担い手不足、そして耕作放棄地の拡大に歯止めがかからない状況の中、省力化・省人化に向けた技術革新が必須となっています。
 テムザックは、長年培ってきたロボット技術を活かし農業課題を解決するため、宮崎県延岡市および北浦農業公社との連携協定(*1)(2022年12月締結)に基づき、2023年春、農業経験のない人でも取り組める省力化農業 “WORKROID農業” として、米粉用米の水稲直播栽培を開始しました。

 初年度は、雑草防除ロボット『雷鳥1号』の開発・投入、ドローンによる播種作業の実施、水管理システムの運用などを実践(*3)、『雷鳥3号』による害獣追い払いの検証(*4)、『雷鳥2号』(*6)による収穫テストなど、農業ロボット「雷鳥シリーズ」を続々開発&投入し、米作りに関するあらゆる工程の省力化に取り組みました。米作りにかけた労働時間は既存農業と比べ大幅に削減したにもかかわらず、無事稲穂が実り800kg弱(24aの圃場より)収穫することができました(*5) 。

雑草防除ロボット「雷鳥1号」(2023年)
害獣対策ロボット「雷鳥3号」(2023年)
多機能型農業ロボット「雷鳥2号」(2023年)
収穫した米を米粉へ「雷粉」と命名

 収穫した米は米粉化し、「雷粉」(*7)の名称で食品業者・飲食店へ提供。米粉ケーキ、米粉カレー、米粉ピザ等として製品化され、6次産業化の仕組みづくりにも取り組んでいます。

*1)2022年12月15日 連携協定締結 https://www.tmsuk.co.jp/topics/3623/

*2)2023年4月18日 アグリ研究所 開設 https://www.tmsuk.co.jp/topics/4031/

*3)2023年5月16日 米粉用稲作開始(「雷鳥1号」、ドローンによる直播など)https://www.tmsuk.co.jp/topics/4107/

*4)2023年11月13日 害獣対策ロボット「雷鳥3号」開発https://www.tmsuk.co.jp/topics/4777/

*5)2023年9月27日 初収穫 https://www.tmsuk.co.jp/topics/4608/

*6)2023年12月18日 多機能型農業ロボット「雷鳥2号」開発 https://www.tmsuk.co.jp/topics/5025/

*7)2023年12月20日 米粉を「雷粉」の名称で飲食店などに提供 https://www.tmsuk.co.jp/topics/5039/

▼WORKROID農業(播種~収穫まで)の紹介動画:

https://youtu.be/T_3PN8OYDb8?feature=shared

関連情報)WORKROID農業リリース

これまでのWORKROID農業関連リリース一式
ダウンロードはこちら

■今後の展望
 「徹底した省力化の実現」をコンセプトとして、農業ワークロイドを順次開発・投入し、米粉用稲作から米粉の流通までを一気通貫で行うことができる省力化農業を確立し、全国に広めていきます。また、収穫した米は米粉にして流通させることで、新たな需要創出と食料安全保障にも貢献し、持続可能な農業の実現を目指してまいります。

プレスリリースに掲載されている情報は、リリース日現在の情報です。今後予告なしに変更する場合がございます。


■会社概要

株式会社テムザック

https://www.tmsuk.co.jp

人とロボットの共存社会を目指すサービスロボットメーカーです。医療、建築、パーソナルモビリティ、災害レスキューなど重労働や人手が足りない現場で、人に代わって活躍する多様な実用ロボット”WORKROID(ワークロイド)” を開発しつづけています。

代表取締役社長:川久保 勇次(かわくぼ ゆうじ)
本店所在地 :〒602-8482 京都市上京区浄福寺通上立売上る大黒町689番地1

会社の歴史動画 :https://youtu.be/A3Lq9TkqVI4

https://www.youtube.com/watch?v=A3Lq9TkqVI4“>

   

テムザック 問い合わせフォーム

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