第13回国際農業資材EXPO(2023.10.11~13 幕張メッセ)展示出展
株式会社松本微生物研究所は、1980年設立、微生物資材の研究開発・製造販売を事業としてきた企業です。
特に「菌根菌」の研究開発に注力し、近年では新たな培養技術を用いた「アーバスキュラー菌根菌」純粋培養品の実用化を目指しています。2023年10月11日(水)から10月13日(金)開催される、第13回国際農業資材EXPO(幕張メッセ)では、「アーバスキュラー菌根菌」純粋培養製品の試作品展示や、開発技術の紹介を行います。
図1:アーバスキュラー菌根菌共生の模式図
作物の根に共生し、土壌中のリンを吸収して作物に提供する「アーバスキュラー菌根菌」は、化成肥料の削減などに役立ち、環境面でも注目されている土壌微生物です。
ただし、植物と共生しないと生育できない性質を持ち、資材化には植物との共存培養が必要なため、資材や労力、時間、スペースの面から高コストが課題となっています。より高い生産性のためにはこれらの課題を解決する必要があります。
信州大学ら研究チームにより、絶対共生菌である「アーバスキュラー菌根菌」の単独での純粋培養に成功し、これにより「アーバスキュラー菌根菌」を大量生産できる可能性が開けました(https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/news/2020/10/post-320.php)。この培養方法は、効率的に生産する画期的な技術です。
図2:純粋培養したアーバスキュラー菌根菌(当社菌株)
2021年より、信州大学・株式会社松本微生物研究所との共同研究をスタートし、当培養技術を用いた「アーバスキュラー菌根菌」資材の実用化を目指しています。現在、株式会社松本微生物研究所が保有する菌株(Rhizophagus sp. M1)においても純粋培養に成功し、最適化中です。高品質・高生産性が期待できると同時に、従来の共存培養法製品と同等の効果を示しています。
図3:純粋培養胞子の接種効果
左 非接種区、中央 従来菌根菌資材、右 純粋培養胞子(各処理区 n=3)
図4:純粋培養胞子試作品(液状)
第13回国際農業資材EXPOでは、「アーバスキュラー菌根菌」純粋培養品の試作品展示や、開発技術の紹介などを行います。是非、ご来場下さい。
日程 :2023年10月11日(水)から10月13日(金)10:00~17:00
会場 :幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)
小間番号 :19-18
その他にも、微生物資材の仕入れや開発にご興味のあるメーカー・企業の皆様へ、微生物の経験とノウハウを活かした、最適な提案をいたします。『微生物資材のトータルソリューション』https://prtimes.jp/a/?f=d124148-1-5a98e8db11b45e3189fb1bdfd9412427.pdf
【会社概要】
社 名 株式会社 松本微生物研究所
代 表 代表取締役 牧 孝昭
設 立 1980年(昭和55年) 12月
住 所 〒390-1241 長野県松本市大字新村2904番地
TEL 0263-47-2078
事業内容:有用微生物を活用した農業・環境・水産・緑化・畜産分野向け技術研究開発、商品化。微生物商品開発(OEM)コンサルティング、微生物分析。
【お問合せ先】
株式会社松本微生物研究所 https://www.matsumoto-biken.co.jp/
info@matsumoto-biken.co.jp