金曜日, 5月 17, 2024
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夏でもいちごが収穫できる!近未来の農業・LED水耕栽培(閉鎖型)NO.1

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・いつでも野菜やいちごが収穫できる
2018年2月、株式会社ユタカ(たおる本舗)は、10平米の施設からLED水耕栽培をスタートしました。
まずはフリルレタスやバジルから。当時まだ水耕栽培は今ほどメジャーではなく、手探りでのスタートです。
マニュアル通りに種まきした後、1か月後に初収穫に成功しました。
LED水耕栽培の利点は、
①害虫被害がない→無農薬
②畑を耕すなどの、体力が不要
③室内栽培で気候に左右されない→価格や収穫量が安定
④収穫時期がコントロール→管理者の休みが取れる
⑤LEDの光を調整→栄養強化
⑥誰でも簡単に栽培方法が習得できる
⑦消費地や店内で栽培→輸送で発生するCO2が削減できる

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緑が美しく、野菜の味が濃いのが特徴。LED光と水と液体肥料だけで育ちます。
順調に収穫量を増やすことができ、敷地内で経営する「焼きたてパン工房ゆたか」でサンドイッチやピザの材料として使用を開始しました。

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パン工房店内で栽培風景をご覧いただけます。お客様に「見て・食べて」楽しんで頂いています。

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・非常に繊細ないちご栽培を開始

野菜の栽培に成功し、2019月2月、試験的にいちご栽培を開始しました。
種植え(播種)、定植や株取り、花芽分化を経て、花が咲き手作業で受粉作業を行います。
一茎に実が4~5個になるよう摘花、葉かぎも行い実が赤く大きくなるといよいよ収穫です。
同年9月、初収穫に成功。真っ赤な美しいLED栽培いちごが30個ほど収穫出来ました。

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LED施設を増築する際、業者様に「LEDでいちごを育てるのは難しいよ」とのお言葉を頂きました。

そのお言葉通り、次第に種が多く、固くて小さい実ばかりが出来るように。
原因を突き止めようと、試行錯誤する日々が続きます。

 

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・救世主「ビーフライ」に受粉を託す
濃い緑色の大きな葉と茎が育ち、花が咲くまでは順調でした。では受粉の段階で原因があるのでしょうか。

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弊社は人工的に授粉を行っていました。時期は開花3~4日後、毛の細い筆でおしべとめしべに触れます。
しかし、小さい施設ですが、管理者1人で栽培しているため、どの花が受粉に適した時期なのか特定が難しかったのです。
さらに冬場は、結露が起きます。(弊社の施設が原因です)
結露で花粉が水分を含み、塊になり上手く受粉できません。したがって変形した実がなります。
皆様に知恵を頂き、約1年間人工授粉で生育させ何とか実を付けていましたが、初収穫時のような大きくて美しいいちごは実りません。

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そんな時、ビーフライ(医療用無菌バエ)を思い出しました。
以前は医療用として、やけどや糖尿病で壊死した部分などを治療する「マゴットセラピー」に活用されてきたハエの1種(ヒロズキンバエ)です。
蜂のように刺されることもなく、活動温度は10~35度。紫外線がなくても活動します。
ビーフライは2021年2月から使用しました。
(続きはNO.2で)
 

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