月曜日, 12月 2, 2024
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日本一の林業を目指す耳川広域森林組合と放置竹林の課題解決を目指すLOCAL BAMBOOが業務提携

豊かな森林資源を守るプロジェクトが宮崎から始動!

LOCAL BAMBOO株式会社(本社:宮崎県延岡市、代表取締役:江原太郎)は、耳川広域森林組合と業務提携を締結したことをお知らせいたします。今回の提携により、宮崎県における林業の担い手確保やマーケットの拡大、森林資源の保護に関する取り組みを強化してまいります。

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  • 森林面積日本一を誇る耳川流域が抱える課題~業務提携の背景~

宮崎県の3大河川の一つで、九州中心部の山岳地帯から日向灘に注ぐ耳川。宮崎県の北部に位置し、日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村の1市2町2村から構成される耳川流域は、地形のほとんどが起伏の複雑な山地で、流域面積162,928haの約90%を森林が占めています。また、森林の9割を民有林が占めており、地域経済における林業・木材産業の割合が高い地域となっています。

かつて、耳川の水運を利用して椎茸・木炭・木材の生産が盛んに行われていましたが、昭和30年代から積極的に拡大造林に取り組んできた結果、森林資源は年々充実。現在では、年間の素材生産量が30万㎥を超えて全国トップクラスを誇り、木材の加工流通拠点として整備された日向市東郷町の耳川木材加工団地は、国産材供給基地のモデルとして全国からも注目されています。

成長を続ける耳川流域の林業にも、担い手の確保や森林の成長を妨げる放置竹林など、さまざまな課題が存在します。そして、さらなる成長を目的としたマーケットの拡大も必要不可欠。耳川流域の林業を持続可能な産業にするために、宮崎県や周辺の森林組合が連携して、さまざまな取り組みが行われています。

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  • 日本一の森林・林業を目指す 耳川広域森林組合の取り組み

耳川広域森林組合は、林業振興を図っていくことを目的に耳川流域(日向市、門川町、東郷町、南郷村、西郷村、北郷村、諸塚村、椎葉村)にあった8つの森林組合が合併して、2000年に誕生しました。また、耳川が核となることから「耳川広域森林組合」と命名され、組合員所有面積、従業員数、素材取扱量は全国1位の規模を誇ります。

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事業内容は「森林整備」「加工」「販売」「指導」を主要部門として展開し、植林〜育林〜伐採〜加工に至る林業のサイクルにおいて、一貫したサービス提供を可能とする体制を整備。組合員や取引先等に対してワンストップで幅広いサービスを提供するとともに、安心して利用できるサービス作りを目指しています。

そして、宮崎県森林組合連合会、耳川林業事業協同組合、デクスウッド宮崎事業協同組合、有限会社サンケイの耳川加工団地の事業体や耳川流域森林・林業活性化センターと共同で建築用材供給の一元化に取り組み『宮崎・耳川の杉』のブランド化を推進しています。

 

 

  • 放置竹林の課題解決へ LOCAL BAMBOOの取り組み

宮崎県延岡市の約80%を占める山林で問題になっているのが、誰にも整備されない放置竹林。成長スピードの早い竹林は森に入る日光を遮り、木々の成長を止めてしまいます。また根が浅い竹林は、地滑りの原因にもなります。このような森林の竹害を解決すべく、放置竹林をメンマにする活動を2020年11月から開始。

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そして、2020年11月から1年間で、約400kgの竹を「延岡メンマ」として生産・販売してまいりました。この活動は、約1,000㎡の竹林管理に相当します。当社は放置竹林の課題を解決するために、「延岡メンマ」の生産・販売をはじめ、さまざまな取り組みを行っています。

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JA延岡との業務提携による規格外のタケノコから国産メンマを製造する取り組みや農福連携による製品製造、畜産農家と連携したフードロスの取り組みなど、日本の森林や里山が抱える放置竹林の課題解決を目指しています。
 

  • 耳川、そして日本の林業を育てる 提携によって行う取り組み

日本一の森林・林業を目指す耳川広域森林組合と、放置竹林の課題解決を目指す当社は、耳川流域における森林資源の保護と林業のさらなる発展を目的に提携いたしました。

■林業の担い手確保を推進
より多くの方が林業に興味をもっていただくことを目的に、体験イベントや移住促進、インターンカリキュラムの企画・実行を行います。

あらゆる産業や地域で起きている人手不足。耳川流域の林業においても高齢化や人口流出による人手不足の状況は深刻で、継続的な成長のためには人手の確保と人材育成が必要不可欠です。貴重な地域資源を守り、耳川流域の林業を持続可能な産業にするために、次世代を担う人材の確保・育成を推進します。

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■林業のマーケット拡大&林業の6次産業化推進
林業の裾野を広げることを目的に、木材に関連する製品開発から販売を支援します。これまで主に住宅用木材として活用されていた「宮崎・耳川の杉」は、市場から高い評価を得ている通直性や強度、美しい木目が特徴で、木材製品として多くの可能性を秘めています。

「宮崎・耳川の杉」の利用用途を広げるとともに、「林業に興味がある」、「自分で製品を開発したい」、「地元の産業を盛り上げたい」という方々に対して、林業における新しい仕事・職業を提案。林業のマーケット拡大と豊かな森林資源を最大限に活用した「林業の6次産業化」を推進します。

 

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■耳川流域の森林資源を保護
耳川流域の森林資源を守り、育てることを目的に、「宮崎・耳川の杉」のブランド化推進と放置竹林の課題解決に関する取り組みを行います。

森林は木材等の林産物供給のほかに、水源の涵養、地球温暖化の防止、生物多様性の保全など多面的機能を有しています。森林が多面的機能を発揮するためには、植栽、下刈り、間伐等によって健全な森林を育てることが必要不可欠。

「宮崎・耳川の杉」のブランド化を進めることによって、間伐等の適切な森林整備を推進するとともに、木々の成長を妨げる放置竹林の課題を解決することで、森林資源を守り、育てる活動を継続的に行います。

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  • 林業の魅力をもっと多くの方にお届けする

<耳川広域森林組合 部長 西田 秀明>
我が耳川広域森林組合は、伐採、造林、保育、木材加工など林業全般の事業を行っており、宮崎県が提唱している「伐って、使って、すぐ植える」循環型林業を忠実に行っている組織であります。しかし、全国的な人材不足の影響をもろに受けており、人材育成は、喫緊の課題です。
そこで、LOCAL BAMBOO(株)様と業務提携を行い林業及び耳川広域森林組合の発信を行い、少しでも国民や県民の皆さんに林業を知っていただくだめの活動により力を入れてまいります。

■耳川広域森林組合 組織概要
代表者:代表理事組合長 平野 浩二
本所所在地:宮崎県日向市東郷町山陰辛280番地1
設立:2000年8月1日
事業内容:林業サイクルにおける一貫サービスの提供
 

  • 地域資源を活用したソーシャルビジネスで地元に貢献したい

<LOCAL BAMBOO株式会社 代表取締役 江原 太郎>
放置竹林、竹害の課題に向き合えば向き合うほど、スケールが大きくなり、山の管理における課題に直面します。竹(山)を管理するのは農業従事者、林業従事者など、現在の生活や暮らしを支えている方々です。このような従事者が減っていることは全国的な課題でもあります。
弊社は農業や林業の分野で活動している企業であり、地域資源を活用してソーシャルビジネスを体現しているリーディングカンパニーだと自負しております。耳川広域森林組合様と一緒に事業を行うことで、新しい一次産業を魅せるための様々な情報を発信していきます。
循環型の仕事(林業、農業)が今後の宮崎県や地域を支える仕事だと考えており、もっと地元に貢献できるように、邁進してまいります。

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■LOCAL BAMBOO株式会社 会社概要
代表者:代表取締役 江原 太郎
本社所在地:宮崎県延岡市
設立:2020年5月7日
事業内容:一次産業のサポート
代表取締役:江原 太郎 プロフィール
宮崎県延岡市生まれ。東京農業大学を卒業後、都内最大級屋上貸し菜園「都会の農園」にて農園長を経験。インドネシアの人材事業、環境省との有機農業の普及啓発事業、BBQ事業を経て2019年に宮崎に拠点を移し、"食べもの付き情報誌"の宮崎ひなた食べる通信をスタート。現在は延岡メンマの他、複数の事業を手掛ける。

 

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