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宇陀地域と狩猟者を結ぶ「かりつなぎ」開始に向けた狩猟体験イベントに13名が参加

獣害が確認された山林で鹿を確認、獣害低減を目標に狩猟関係人口を拡大させることを目指す

森庄銘木産業株式会社(本社:奈良県宇陀市、代表取締役:森本定雄、以下「森庄」)は、「かりつなぎ」サービス開始に向けた狩猟体験イベントを宇陀市と共同開催しました。本イベントの前日には宇陀市の金剛一智市長に森庄にご来社頂き、市長へ本イベントや「かりつなぎ」サービスについて説明しました。本イベントでは、獣害が確認された山林で罠設置箇所を選定するなどの実践的な狩猟体験を通して、参加者のスキル向上を目指したイベントになります。また、「かりつなぎ」サービスは宇陀市の狩猟関係人口を拡大させることによって森林や林業での獣害低減を目標としています。

宇陀地域と狩猟者を結ぶ「かりつなぎ」開始に向けた狩猟体験イベントに13名が参加のサブ画像1

2022年1月16日(日)、宇陀市内で狩猟体験イベントを実施しました。当日は事前にご応募頂いた13名と宇陀市役所職員1名、宇陀市地域おこし協力隊2名と一緒に、(森庄がグループで管理する)宇陀市内山林のうち獣害が確認された箇所に入り、事前に仕掛けた罠を確認し、鹿の痕跡をたどるアニマルトラッキング、罠設置を行いました。その後、宇陀市基幹集落センター「たかぎふるさと館」にて鹿の解体や鹿肉を様々な料理方法で調理して食べる体験を提供しました。

イベント後には参加者が将来的に宇陀市で狩猟を始めるためのサポート内容や宇陀市の取り組みを紹介し、また「かりつなぎ」が狩猟が可能な場所や道具を提供するサービスを今後展開予定であることを紹介しました。イベント当日は事前に仕掛けた罠にて鹿が捕獲されていませんでしたが、翌々日には、参加者が設置箇所を選定した罠5カ所のうち2ヶ所で鹿を捕獲しました。

本イベントの最後に行ったアンケートから、約9割の参加者が実際に宇陀市での継続的な狩猟を希望しており、また「かりつなぎ」のサービスを使う事に興味を持っていることが分かりました。今後も継続的にイベントを開催していくことによって、新たな狩猟者を宇陀市に呼び込める可能性があることがわかりました。今後は2月に予定する次回イベントの充実をはかり、また宇陀市と連携しながら地域の狩猟関係人口を増やしていく活動を続けていきます。

宇陀地域と狩猟者を結ぶ「かりつなぎ」開始に向けた狩猟体験イベントに13名が参加のサブ画像2

■[かりつなぎ]狩猟体験イベントの概要
[開催場所] 奈良県宇陀市内の山林
[開催日時] 2022年1月16日(日) 8:45〜14:00 
[参加人数] 13名(奈良県7名、大阪府3名、兵庫県3名)
※イベント詳細については下記のURLをご確認ください。
https://www.yamanaramorisho.com/gibier

■森庄銘木産業株式会社
奈良県宇陀市を拠点に「森と暮らしを繋ぐ」をテーマに、地域課題解決へ向けた取り組みをおこなっています。創業1927年、林業事業を中心に木材販売、木質空間の企画提案、インテリア販売を行っています。元気な森を増やし、日本の豊かな暮らしを支えています。
https://www.yamanaramorisho.com/

■「かりつなぎ」サービスとは
「かりつなぎ」サービスは、今まで狩猟になじみの薄かった方に狩猟を体験してもらい狩猟を始めたい方と獣害に悩む林業家・農家とを将来的につなぐことを目指すサービスです。地域の狩猟関係人口を増やし、獣害を低減することが最終的な目標です。これまでの聞き取り・アンケート調査で、狩猟を始める際に狩猟技術の実地経験を積む機会を得にくいことや、狩猟場所の確保、狩猟道具を揃えるのが大変といった課題を抱えている人が多く見つかりました。そうした課題を解決し、地域住民や地域で働く人たちが狩猟に参加できる環境を提供します。
「かりつなぎ」サービス開始に向けた一連の実証実験は、林野庁事業・株式会社Spero主催の事業開発プログラム『SUSTAINABLE FOREST ACTION(SFA)2021』で入賞した企画をもとに、一般社団法人 社会実装推進センターの公募による「森林づくりへの新技術導入・実証事業 (異分野技術導入・実証)」(林野庁間接補助事業)の交付金を活用して行われています。

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