水曜日, 3月 26, 2025
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大阪・関西万博の展示がJR弁天町駅に出現! 「空気中のCO₂を回収しながら野菜を育てる」植物工場「Farmarium」を設置-スパイスキューブ株式会社

2025年3月22日(土)よりJR弁天町駅新駅舎内「2階内回り口改札」付近のデッキに設置

JR弁天町駅で次世代農業の実証実験がスタート

大阪市浪速区に本社を構えるスパイスキューブ株式会社(代表取締役:須貝 翼)は、Carbon Xtract株式会社(代表取締役:森山 哲雄)、西日本旅客鉄道株式会社(代表取締役:長谷川 一明)と共同で、植物工場「Farmarium(ファーマリウム)」の実証実験を開始しました。本装置は、空気中のCO₂を回収し、回収したCO₂を用いて光合成を促進し、野菜を育てる小さな植物工場です。

この「Farmarium」は、大阪・関西万博の展示の一環として、2025年3月22日にJR弁天町駅構内に設置されました。弁天町駅は、万博会場・夢洲へ向かう多くの人が乗り換えで利用する主要な交通拠点。そこに万博の展示を先行して実機設置することで「未来の農業」をより多くの人に身近に感じてもらうことを目指します。

【公式HP】

スパイスキューブ株式会社(https://www.spicecube.biz/

Carbon Xtract株式会社(https://c-xtract.com/

西日本旅客鉄道株式会社(https://www.westjr.co.jp/


「Farmarium」とは? 〜環境と農業をつなぐ最新技術〜

「Farmarium」は、Carbon Xtract社が開発したm-DAC®技術(membrane-based Direct Air Capture:空気中のCO₂を分離ナノ膜で選択的に回収する装置)を搭載し、回収したCO₂をそのまま野菜の成長に活用する植物工場です。

<コンセプト>

Vertical Farming(垂直農法)が少しずつ社会に広がり始め、その中でインテリア性の高い栽培装置も見かけるようになりました。ただ、どこか人間中心の考え方が色濃く、白黒の箱の中で幾何的に配列された野菜たちは、あまり幸せには見えません…。「Farmarium」は、野菜たちが野菜らしく、生き生きとすることを追求した新しい発想による栽培装置です。革新的な超薄膜技術により空気中から集められたCO₂を活用した、野菜が最も元気に成長する環境をデザイン。そんな野菜たちの姿を人々が毎日の通学や通勤、お出かけの際に、いつもの駅で気軽に楽しむことができます。まるで水族館のような野菜の楽しみ方を、大型施設ではなく小型分散化・日常化するものが「Farmarium」です。


なぜJR弁天町駅構内に設置するのか

1. 万博会場へ向かう人々が行き交う交通拠点

JR弁天町駅は、大阪・関西万博の会場となる夢洲へ向かう際、多くの人が乗り換えで利用する駅。

そこに万博の展示を先行設置することで、万博を訪れる人々に「未来の農業」を知ってもらう機会を創出。

2. 大阪・関西万博の展示の一環としての実機設置

「Farmarium」は、万博での技術展示としての役割を担いながら、駅を利用する多くの人々に向けたリアルな実証展示として運用。

3. 都市部における農業の可能性を発信

駅という都市の中心に農業装置を設置することで、持続可能な都市型農業の新たなモデルケースを提示。

万博の展示にとどまらず、未来の都市型農業へ

「Farmarium」の設置は、単なる万博の展示ではなく、都市の中に農業を組み込む新たな社会実装の第一歩です。万博が終わった後も、この技術を駅やオフィス、商業施設などに広げ、持続可能な食料生産を実現することを目指します。

「JR弁天町駅構内での設置は、大阪・関西万博の展示をいち早く都市空間に実現する試みです。未来の技術を万博という”特別な場所”だけでなく、“日常の中”で感じてもらうことで、新しい農業の形が当たり前になっていく。今回の設置は、そのきっかけになればと考えています。」(スパイスキューブ株式会社 代表取締役:須貝翼)

設置場所詳細
デッキでの設置風景

<設置概要>

■設置場所:JR弁天町駅構内(「2階内回り口改札」付近のデッキ)

■設置期間:2025年3月22日〜

■開発企業:スパイスキューブ株式会社、Carbon Xtract株式会社、西日本旅客鉄道株式会社


Carbon Xtract株式会社について

圧倒的に⾼いCO₂透過性を持つ独⾃開発の⾰新的な分離ナノ膜技術によって、これまで不可能と思われてきた、膜分離による空気からのCO₂回収(m-DAC®)の実現を目指す会社です。m-DAC®は、「空気中のCO₂」を「いつでも」、「どこでも」、そして「誰でも」回収し、利活用できる可能性を持った、新しい技術です。この技術の早期の製品実用化と、社会へのソリューション提供が我々のミッションです。空気中のCO₂を誰もが取り出せれば、自然と調和し、誰もが環境に貢献できるような社会になります。

【会社概要】

社名:Carbon Xtract株式会社

所在地:福岡県福岡市西区九大新町5-5-112

いとLab+研究開発棟1階 La Colline

代表取締役:森山 哲雄

事業内容:分離ナノ膜を用いて空気からCO₂を

選択的に回収する技術を活用した装置・製品の

開発・販売

設立:2023年5月26日

HP:https://c-xtract.com/


西日本旅客鉄道株式会社について

西日本エリアを中心に鉄道輸送を担っています。新幹線や在来線を運行し、関西圏の通勤・通学輸送から地方都市間の移動まで幅広く支えています。近年は、鉄道事業にとどまらず、駅ナカ・商業施設の開発、観光促進、環境負荷低減への取り組みも推進。特に、地域活性化やスマートシティ構想への貢献を強化しており、安全・快適な移動の提供とともに、持続可能な社会の実現を目指しています。

【会社概要】

社名:西日本旅客鉄道株式会社

本社所在地:大阪市北区芝田二丁目4番24号

代表取締役:長谷川 一明

事業内容:モビリティ業/流通業/不動産業/旅行・地域ソリューション業/その他

設立:1987年4月1日

HP:https://www.westjr.co.jp/

323系電車(大阪環状線・桜島線向け導入車両)

スパイスキューブ株式会社 について

「世界中どこでも農業を実現する」をコンセプトに2018年に創業した植物工場に特化したアグリテック系のスタートアップです。農地のない都心部の居抜き物件を活用して小規模植物工場を建設します。植物工場の建設に加え、野菜の生産方法やオペレーション、流通販売まで一貫して企業の6次産業化を支援しています。畳一帖のスペースに設置可能な農業装置も手掛けており、室内で野菜を育てることでCO₂を削減し社会課題を解決する手段を提供します。弊社が展開する植物工場モデルが拡大することで、農業の発展だけでなく地域の経済発展、雇用創出、SDGsに貢献できると考えております。

【会社概要】

社名:スパイスキューブ株式会社

本社所在地:大阪市浪速区桜川1-1-30

代表取締役:須貝 翼

事業内容:植物工場の事業化支援

     農業装置の設計・開発

設立:2018年2月14日

HP:https://www.spicecube.biz/

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