日曜日, 5月 19, 2024
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AI潅水施肥システムのゼロアグリ 導入台数300台突破、施設園芸市場のスマート農業導入者 調査レポートを大公開!

〜省力化効果を感じつつ課題も浮き彫りに〜

AIによる潅水施肥のスマート化を目指す株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長:佐々木伸一、以下当社)は、自社製品であるAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の国内累計導入台数が300台を超えた事を発表しました。これを機会に、データ活用による精密農業を行うスマート農業従事者の声として、ゼロアグリ導入生産者様の声を集めた調査レポートを公開いたしました。

AI潅水施肥システムのゼロアグリ 導入台数300台突破、施設園芸市場のスマート農業導入者 調査レポートを大公開!のサブ画像1_ゼロアグリ全国導入マップゼロアグリ全国導入マップ

 

 

  • 調査レポートの目的

国内の農業経営体数は、2005年の200万戸から2020年には107万戸に減少し65歳以上の農業従事者が69%と、担い手不足と高齢化は深刻な社会問題となっています。これら問題解決としてデータ活用によるスマート農業の導入が推進されていますが、「データを取得・分析して活用」している生産者は、12,000経営体と全経営体のうち僅か1,1%となっています。(出典:2020年農業センサス)

ゼロアグリは、環境センサー情報や気象情報を元に、作物にとって最適な潅水量と施肥量をAIが判断し自動で供給することができるスマート農業機器です。高齢化と担い手不足などの農業課題に対し、労働力削減や収益向上に貢献することが可能です。

2015年に施設園芸のパイプハウス市場に向けて本格販売を開始し、2021年10月に導入台数が生産者と研究施設合計で300台に達しましたが、これまでの技術普及は簡単なものではありませんでした。そこで、当社では実際にご利用をいただいている生産者様にアンケートを実施、導入した効果やスマート農業機器に関する課題をヒアリングし、今後のスマート農業機器の普及等に活用できるよう、調査レポートとして公開をしました。

 

  • アンケートから読み取れるスマート農業の課題(サマリ)

1)スマート農業の利用ユーザー層について
ゼロアグリの導入生産者267名のうち、今回のアンケートに回答いただいた50名の年齢分布を見ると、約50%を20代、30代の生産者が占めています。国内の農業従事者の69%を65歳以上が占めている一方で、60歳以上のゼロアグリ利用ユーザーの割合は12%となっており、国内の大半を占める高齢者へのスマート農業の普及のハードルは高いことが考察されます。

今後さらにスマート農業機器を国内で普及していくためには、若年層の生産者の増収と規模拡大をサポートするような仕組みだけでなく、高齢者でも使いやすく必要とされる機能の開発等が求められます。

AI潅水施肥システムのゼロアグリ 導入台数300台突破、施設園芸市場のスマート農業導入者 調査レポートを大公開!のサブ画像2_アンケートに回答いただいた生産者情報アンケートに回答いただいた生産者情報

 

 

2)農作業の自動化について
ゼロアグリを導入していただいた生産者のうち、90%近くの生産者が省力化(時短)効果を感じており、AIを活用した自動潅水のタイミングについても、90%の生産者が良好と回答いただきました。一方で、例えば猛暑日での直ぐに潅水を実施したい状況で、設定がすぐに反映されず、実際の潅水までタイムラグが発生してしまうなどの課題も見受けられました。

経験と勘を生かしたアナログな運用とデジタルによる自動化のバランスがハイブリッド的に、かつシームレスに実装されることが、生産者にとってメリットのあるスマート農業機器活用につながると考察されます。

AI潅水施肥システムのゼロアグリ 導入台数300台突破、施設園芸市場のスマート農業導入者 調査レポートを大公開!のサブ画像3_ゼロアグリ導入前後における作業時間と潅水についてゼロアグリ導入前後における作業時間と潅水について

 

 

 

AI潅水施肥システムのゼロアグリ 導入台数300台突破、施設園芸市場のスマート農業導入者 調査レポートを大公開!のサブ画像4_ゼロアグリ導入前後における施肥と効果についてゼロアグリ導入前後における施肥と効果について

 

 

 

3)スマート農業機器の導入効果について
ゼロアグリ導入により、88%の生産者が時間的余裕、76%の生産者が品質向上、72%の生産者が収量向上につながったと回答しました。

また、時間的余裕ができた生産者の90%以上は、余裕ができた時間を作物の管理や他圃場の栽培に使っていることがわかりました。スマート農業機器の活用により、収益の最大化を達成するための生産者の時間的リソースの最適化が可能となることが証明されました。

AI潅水施肥システムのゼロアグリ 導入台数300台突破、施設園芸市場のスマート農業導入者 調査レポートを大公開!のサブ画像5_ゼロアグリ導入による品質と収量への影響ゼロアグリ導入による品質と収量への影響

 

 

4)今後の課題

ゼロアグリの今後の改善点や要望として、地上部の環境制御機器や栽培管理システムとの連動について、多く声が上がりました。各システムをそれぞれ操作するのではなく、1つの画面上で管理できることで、更なる管理効率の向上が可能となります。

また、部品等のハードウェアの故障の際のサポートや、部品代のコスト削減など、メンテナンスに関する要望も多く上がりました。作物の成長にとって潅水施肥は重要なものであり、1日でも機器が止まってしまうと栽培に多大なる影響が出ます。日々の作物の栽培管理に多忙な生産者が、安心してスマート農業機器を使えるようなサポート体制やサービスを、メーカー側が考え準備していくことが重要ということが改めて分かりました。

当社は、生産者の皆様からいただいた声を大切にしつつ、ゼロアグリの更なるサービス向上や、スマート農業機器の普及について努めてまいります。

アンケート全レポートはこちら↓
https://drive.google.com/file/d/18yzPfezdeQ93jLuJVh152huUXmVtqKpD/view
 

  • アンケート概要

・アンケート内容:潅水施肥作業における「導入効果」、「製品評価」、「改善要望」をアンケート化。
・アンケート期間:2021年9月17日~10月25日
・アンケート方法:WEBフォーム回答
・アンケート対象:ゼロアグリユーザー267名
・有効回答数:50件
 

  • ゼロアグリとは

・環境センサー情報や気象情報を元に、作物にとって最適な潅水量と施肥量をゼロアグリのAIが判断し自動で供給する事ができます。
・生産者の方は、スマホやPCから栽培情報をモニタリングしながら、潅水施肥量を調整することが可能です。

AI潅水施肥システムのゼロアグリ 導入台数300台突破、施設園芸市場のスマート農業導入者 調査レポートを大公開!のサブ画像6_ゼロアグリの仕組みゼロアグリの仕組み

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  • ルートレック・ネットワークスについて

当社は、2005年の創業以来培ってきたM2M/IoT技術を基に、2010年 総務省 広域連携事業の「ICTを利活用した食の安心安全構築事業」を契機に、明治大学黒川農場との共同研究により、スマート農業事業に参入しました。2013年からAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の提供を開始し2015年に本格出荷を開始して、現在全国の農家・農業試験場にて累計300台以上導入いただいております。2018年には、第4回日本ベンチャー大賞(農業ベンチャー賞 農林水産大臣賞)を受賞、同年 経済産業省よりJ-Startup企業、内閣府官邸 先進的技術プロジェクト「Innovation Japan」にも選出されました。

本リリースにおけるお問合せ先
株式会社ルートレック・ネットワークス 広報担当 中島
TEL:044-819-4711 E-Mail:mktg@routrek.co.jp

※記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
 

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