月曜日, 12月 2, 2024
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ウミトロン、東京海上日動火災保険と業務提携

-持続可能な水産養殖社会の構築に向けたソリューションの共同研究・開発を開始-

ウミトロン株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役:藤原 謙、以下「ウミトロン」)は、持続可能な水産養殖社会の構築に向けたソリューションの共同研究・開発に向け、東京海上日動火災保険株式会社(所在地:東京都千代田区、取締役社長 広瀬 伸一、以下「東京海上日動」)と業務提携を行いました。

■背景・狙い
今後世界人口が97億人に達するなど食糧需要の増加が見込まれ、将来的な動物性タンパク質の不足を懸念する声もある中、海の生態系保全をはじめとした環境意識の高まりも受け、近年、水産養殖事業に対する注目・期待が高まっています。
こうした環境下、ウミトロンは「持続可能な水産養殖を実装する」をミッションに掲げ、水産養殖にIoTやAI、衛星リモートセンシング技術等のテクノロジーを活用することで、養殖生産における給餌の最適化や自動化、生産者の労働負荷や生育過程におけるリスクの軽減、及び魚の安全・安定供給の実現を目指したサービスを展開してきました。

ウミトロン、東京海上日動火災保険と業務提携のサブ画像1_衛星データを活用した水産養殖向け海洋データサービス「ウミトロンパルス」で表示されるクロロフィルαの様子衛星データを活用した水産養殖向け海洋データサービス「ウミトロンパルス」で表示されるクロロフィルαの様子

また、東京海上日動は、従来はリスクの可視化や保険設計が困難であった領域についてもデータ・デジタル活用を進め、新たなデータドリブン保険商品やリスクソリューションの提供を通じてサステナブル社会の構築に向けた貢献を果たしていく方針であり、今般、持続可能な水産養殖社会の構築に向けて、東京海上日動と業務提携を行うことにいたしました。

■取組概要
ウミトロンと東京海上日動は、戦略的パートナーシップに基づき、持続可能な水産養殖の構築に資する研究・商品開発等を共同で進めてまいります。

<主な研究・開発領域>
1 スマート水産養殖※関連のデータを活用した新たなサービス・保険の研究・開発
スマート水産養殖ソリューションの更なる普及を目指し、ウミトロンが開発するソリューションから得られるデータ等を活用したサービス・保険の研究・開発を共同で行います。

2 持続可能な水産養殖の実装に向けた研究・開発
持続可能な水産養殖の実装に向けたスマート水産養殖ソリューションの研究・開発を共同で行います。

※スマート水産養殖:IoTやAI技術などを活用して養殖環境や生育情報を収集し、適切な管理を促進するとともに、生産活動の省力化や操業の効率化、生産物の高付加価値化により、生産性を向上させる養殖。

本取組みにあたっては、東京海上ディーアール株式会社をはじめ、東京海上グループ全体のリスク分野でのノウハウ等も活用していく予定です。

東京海上日動火災保険について
東京海上日動は、1879 年の創業以来、「お客様や社会の“いざ”をお守りすること」をパーパスとし、時代と共に変化する様々な社会課題の解決に貢献することで、持続的に成長してきました。今後も、サステナブルな社会づくりに貢献していくため、これまで進めてきた保険商品の提供と迅速な保険金支払いに加え、データやデジタルを活用した様々な取り組みを加速させていきます。

ウミトロン、東京海上日動火災保険と業務提携のサブ画像2

・設立 1879年8月
・所在地 東京都千代田区 丸の内一丁目2番1号
・代表者 取締役社長 広瀬 伸一
・URL  https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/

ウミトロンについて
ウミトロンは、水産養殖にAIやIoT、衛星リモートセンシング等の技術を活用することで、持続可能な水産養殖の実現に取り組むスタートアップ企業です。養殖生産における給餌の最適化や自動化、生産者の労働負荷や生育過程におけるリスクの軽減、及び消費者へ安心して食べられる魚の安定供給、海の環境を守る養殖を、技術開発により実現していきます。

ウミトロン、東京海上日動火災保険と業務提携のサブ画像3

・設立 2016年9月
・所在地 東京都品川区東五反田1-10-7 AIOS五反田ビル1102号 
・代表者 代表取締役 藤原 謙
・URL  https://umitron.com/ja/index.html
・沿革
2016年4月  UMITRON PTE.LTD. (シンガポール)設立
2016年9月  ウミトロン株式会社(日本法人)設立
2018年6月  アーリーステージとして総額 9.2 億円強の資金調達をUMITRON PTE.LTD.にて実施
2018年9月 追加3億円の資金調達を UMITRON PTE.LTD.にて実施
2018年12月  米州開発銀行と提携し、総額 2.3 億円のペルー・チチカカ湖におけるサーモントラウト養殖向け IoT プロジェクトを開始
2019年1月  水産養殖向けスマート給餌機 「UMITRON CELL®」リリース
2019年8月  機械学習による世界初となる海上自律型の魚群食欲解析システム「UMITRON FAI (Fish Appetite Index)」を開発。
2019年11月  世界最大のエビ養殖事業者である CP フーズ(タイ)と次世代型の持続可能なエビ養殖モデルの実装に向けた協業を開始
2020年7月 衛星データを活用した水産養殖向け高解像度海洋データサービス「UMITRON PULSE(ウミトロン パルス)」の提供を開始
2020年12月 スマート魚体測定システム「UMITRON LENS®」開発
2021年2月-3月 東急ストア及びヤオコー小田原店など大手量販店複数店舗にて自社養殖ブランド「うみとさち」実証販売実施
2021年3月 環境省創設「環境スタートアップ大賞」のファイナリストに選出
2021年6月 「うみとさち」オンラインショップ開始
2021年7月 U.S.M.Hグループ企業3社(マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東)の関東圏計 11店舗に「うみとさち」実証販売実施
2021年10月  くら寿司100%出資の新会社「KURAおさかなファーム」と「UMITRON CELL」を活用した養殖サポートで協業

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