金曜日, 5月 10, 2024
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モーベルファームが「地方銀行フードセレクション2023」に出展

兵庫県養父市の植物工場が黒字化を達成、更なる事業拡大を目指す

日本アジア投資株式会社(代表取締役社長:下村 哲朗、本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、当社顧問が代表を務めるリッキービジネスソリューション株式会社(代表取締役:澁谷 耕一、本社:東京都千代田区)が地方銀行と共に主催する食の展示商談会「地方銀行フードセレクション2023」に協賛しました。
同展示商談会には、当社の戦略投資先企業であり2023年8月に兵庫県養父(やぶ)市の植物工場の黒字化を達成した株式会社モーベルファーム(代表取締役:森 優、本社:兵庫県丹波篠山市、以下「モーベルファーム」)が、株式会社但馬銀行(取締役頭取 坪田 奈津樹、本店:兵庫県豊岡市、以下「但馬銀行」)からの推薦を受けて出展しました。

モーベルファームが「地方銀行フードセレクション2023」に出展のサブ画像1

  • 地方銀行フードセレクションについて

地方銀行フードセレクションは、当社顧問が代表を務めるリッキービジネスソリューション株式会社と地方銀行が主催する食の展示商談会です。主催する地方銀行の取引先で全国に向けた販路拡大を希望する「食」関連の企業や団体が出展し、来場する地域色豊かな食品を求める食品バイヤーとの商談の場を提供しています。

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毎年規模を拡大しながら今回で18回目を迎え、10月3日・4日の2日間に亘り東京ビッグサイトで開催された今回は、主催銀行数52行、出展社数874社、来場者総数6,782名にも及ぶ大変盛況な結果となりました。

  • 戦略投資先モーベルファームについて

地方銀行フードセレクション2023には、当社の戦略投資先である株式会社モーベルファームが、但馬銀行からの推薦を受けて出展しました。

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モーベルファームは、当社の植物工場プロジェクトにおけるパートナー企業であり、当社が投資をする兵庫県丹波篠山市の完全人工光型植物工場(「篠山工場」)の運営を担っています。篠山工場では無農薬のグリーンリーフレタスの安定した大規模生産を実現しており、主に大手コンビニエンスストアやスーパーマーケット向けの総菜用や、全国展開のコーヒーショップのサラダやサンドイッチ用といった業務用野菜として出荷しています。

業務用野菜には、効率性良く調理加工を行うために、一株当たりの重量が多く廃棄部分が少ないことが求められます。その点、篠山工場のレタスは、品質に厳しい大手企業からも高い評価を得ています。2019年2月の工場竣工後、工場設備の入替、工場の増設、生育環境の最適化、歩留まり率の改善などを重ねて生産量を増加させるとともに、販売先の開拓と販売単価の向上を進め、売上高を増加しています。今後も、更なる生産性の向上、コストの圧縮、より販価の高い販売先の開拓に注力し、業績を伸長させる計画です。

また、モーベルファームは、2023年3月に兵庫県養父(やぶ)市において、完全人工光型植物工場(「養父工場」)で「Lovege(ラベージ)」ブランドのフリルレタス等を生産する企業を、オリックス株式会社から取得し、子会社の株式会社モーベルファーム養父として工場の運営を承継しました。篠山工場が業務用野菜の販売に特化しているのに対し、養父工場では一般消費者向けの野菜を食品宅配会社やスーパーマーケット等に販売しており、業務用野菜に比べて販売単価の高い点が特徴です。

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工場運営を承継した後、但馬銀行からの融資を受けて工場設備の入替を行い、生産性の向上と電力のコスト削減に成功しました。篠山工場の顧客への販売も始まるなど、相乗効果も表れています。その結果、篠山工場に先行して、2023年8月に株式会社モーベルファーム養父の単月黒字化を達成しました。

  • 植物工場の将来性について

近年では、農業人口の減少・高齢化や気象環境の急変により、農産物の供給は以前にも増して不安定となりました。そのため、食材を製造するメーカーやレストランチェーン等の常に安定した品質・量・価格で調達するニーズのある企業において、安定した調達先となる植物工場への注目が高まっています。
モーベルファームの運営する完全人工光型の工場は、LEDライトの光や、温度、水、養分など、野菜の生育環境をコントロールして、季節や天候を問わず均一の品質で安定した量の野菜を生産します。また、施設内で土を使わず無農薬で生産された野菜は、露地栽培に比べ安全かつ衛生的で洗浄の手間も少なく、水資源や労働力の削減にもつながります。加えて、工場内での生産業務は露地栽培に比べて労働負荷が少なく環境も安定しているので、高齢者の方を含め多様の方が快適に働くことができます。
当社では、将来植物工場のレタスの市場規模は約2000億円程度まで拡大すると想定しており(※)、市場の成長性に期待しています。今後は、2つの工場で安定した大量生産を実現した知見を活かし、新たな工場の建設または既設の工場の取得により最大の消費地である関東地区に進出し、現在の顧客を中心に供給体制を構築することを目指しています。
※農林水産省(政府統計)によると令和3年度レタスの全国出荷量は51.6万トン。このうち50%が加工・業務用で、かつ、その全てが工場野菜に置き換わるとの仮定に基づく想定。

  • 当社の投資活動を通じたSDGsへの取り組み

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当社は、「日本とアジアをつなぐ投資会社として、少子高齢化が進む社会に安心・安全で質と生産性の高い未来を創る」を経営理念とし、投資活動を通じてSDGsに掲げられた持続可能な経済成長に広く貢献することを経営の重要課題と位置づけています。スマートアグリ(植物工場)プロジェクトでは、投資を通じて、農業人口の減少や高齢化による諸問題や、気候変動、食の安全、水資源の有効活用、地域経済の活性化に対するソリューションを提供します。

当社は、今後も経営理念の実現に向けて、スマートアグリプロジェクトへの投資を推進するとともに、当社の戦略投資先企業であるモーベルファームの成長を支援してまいります。

会社概要 株式会社モーベルファーム

本社・工場所在地 兵庫県丹波篠山市八上内10-1

代表取締役 森 優

URL https://www.morvelfarm.co.jp/

会社概要 日本アジア投資株式会社

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本社所在地 東京都千代田区九段北三丁目2番4号

代表取締役社長 下村 哲朗

URL https://www.jaic-vc.co.jp

以上

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