日曜日, 4月 28, 2024
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温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!

奈良吉野の古い製材所を再生し、林地残材の回収を自ら行うことで眠っていた資源の利活用に挑戦。温浴事業を通じて森林再生にも挑戦する発酵温浴nifuが「nifu循環活動サポーター」を募集中。

私たちの活動に賛同し支援いただける仲間を募集しています。
発酵温浴nifu(https://nifu.jp)は女性専用の発酵温浴専門店です。
奈良吉野の自社製材所で加工したオガクズを使用し、微生物のチカラが生み出す発酵熱を利用したエコロジーな温浴で、女性の美と健康のサポートさせて頂いています。
その材料となる木材に、眠っていた資源を利活用することで森林環境の改善に繋がる仕組みに挑戦しています。
発酵温浴で使用済みとなったオガクズは、堆肥、土壌改良材、敷料として提携農場等でご利用いただいています。

今回、この吉野の森から始まる循環活動をより多くの人に届けたいという想いから、使用済みオガクズを「hakko hinoki powder」として、コンパクトな家庭用パッケージを用意しました。

この hakko hinoki powder パッケージのコラボレーションに協賛して頂ける「循環活動サポーター」を募集いたします。
コラボラベルでの販売や配布を通して、吉野の山林環境を改善する、nifuの循環活動に参加いただくことに繋がります。

  1. 古い製材所の再生
  2. 林地残材の回収および温浴への利活用
  3. 【nifu循環活動サポーター】を募集

1. 古い製材所の再生

2022年、発酵温浴nifuはブランドの源流となる奈良県吉野町に古い製材所を購入しました。

地元の方々の協力を得ながら再生を始め、2023年より一部施設の稼働を開始しました。

現在も再生の真っ只中にあります。

2013年の開業より発酵温浴nifuの資材として使用してきたオガクズは、ヒノキの製材時に排出される「挽き粉」です。100年を超える巨木の製材も珍しくない奈良吉野のヒノキの挽き粉は、肌理が細かく精油成分が豊富なため高い香りと美容健康効果にも期待でき、私たちにとって最高品質の素材といえます。

しかしながら、目の前で衰退する林業・製材業を目の当たりにし、安心安全かつ高品質な素材としてのオガクズの安定供給はいつまでも続かないと判断し、自社製材所を構え、自らの足で山に入り、森林施業に携わって、回収、加工、利活用を行うに至りました。

 

◇nifuの製材所◇

修験道の総本山、金峯山寺蔵王堂のある吉野山の麓にひっそりとある古い製材所です。

歴代の所有者は、時代とともに製材、木工など様々な木にまつわる活動の場にしてきました。その足跡が色濃く残るまま引き継いだ製材所のリノベーションを着々と進めています。

 

木工、製材に使う機械はそのまま残し、私たちの吉野での活動拠点として、また、吉野で皆が集える新たな場となるよう計画しています。

 

一部はすでに、吉野での森林施業の拠点として、発酵温浴の資材製造、品質管理、流通の拠点として稼働中です。

(写真・nifuの製材所)
 

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像1_吉野山の麓の製材所吉野山の麓の製材所

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像2_古い製材所の再生中古い製材所の再生中

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像3_放置林の間伐材を粉砕加工放置林の間伐材を粉砕加工

 

 

2. 林地残材の回収および温浴への利活用

2023年6月より、発酵温浴nifuで使用するオガクズ資材の10%を林地残材等の自社回収材に転換いたします。

 

私達は意味ある循環を生み出す活動への第一歩として製材所の再生、林地残材(*1)施業放置林(*2)の間伐材の利活用に挑戦いたします。

 

使用率10%でスタートしましたが、段階を追って、2030年までに使用比率を50%まで高めて行く計画としています。

これら伐採直後の間伐材や状態の安定しない林地残材を発酵温浴の資材として利用するには、特殊な工程が必要になるため長期的な目標を立てています。

 

(写真・林地残材/施業放置林/間伐作業)
 

 

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像4_林地残材(伐り捨て間伐材)林地残材(伐り捨て間伐材)

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像5_荒れた施業放置林荒れた施業放置林

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像6_放置林の間伐作業放置林の間伐作業

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像7_間伐した枝葉も全て運び出します。間伐した枝葉も全て運び出します。

 

 

◉私達が素材(オガクズ)を選ぶ基準

  1. 精油成分がしっかり含まれているか。

    発酵温浴(酵素風呂・酵素浴)の業界で多く流通している資材は、精油工場から出る精油搾油残渣(*3)です。発酵温浴nifuでは、精油搾油残渣は使用せず、精油成分がしっかり残ったものだけを使用しています。

    独自のデータ収集や検査機関での分析を行う事によって精油成分の残存期間を検証し、常に浴槽内には精油成分が含まれた状態で運営しています。また、利用中は毎日、精油成分を豊富に含むヒノキ葉を追加しています。

     

  2. 不純物が混入していないか。

    自社製材所を構え独自のチェック体制を構築することで、素材の品質管理を行い、不純物の混入を防いでいます。集成材全盛の現代では防腐剤や接着剤等の科学的な物質の混入を避けることも意識しなければいけないため、生産地のトレースできる素材のみ使用しています。

     

  3. 山林環境の改善に繋がる素材であるか。

    昨今、輸入木材の高騰、品薄状態が発生していますが、吉野の山林内には利用価値を見出されず放置される伐り捨て間伐材(*4)や、伐採後に不要な部位として残された林地残材も大量に発生しています。仕方の無い事とは言え、後々の山林管理の妨げ、土砂災害などの要因にもなり、放置し続ければ温室効果ガス(CO2、メタンガス)の発生源にもなります。私たちは、そのような山林内に残されている素材を活用することに挑戦しています。

     

  4. サスティナブルな活動に通じているか。

    現在、私たちが利用している「挽き粉」について、吉野ヒノキの挽き粉だけを分別して確保できる製材所は奈良県内にも数カ所しかありません。製材設備の問題と建築資材としてのニーズの低下が主な要因です。

    私たちが発酵温浴を運営するためにオガクズを買い付けることだけでは、林業の健全な循環は生み出せず、いつ資材の供給が止まってもおかしくない状態です。

    発酵温浴のサービスを継続的に行なっていくためには、様々な角度から林業、製材業と向き合い、源流である吉野の山林の環境保全や人口減少などの地域課題にも目を向けなければ、自然の恵みを享受し続けることは出来ないと考えています。

 

 

以上のように、私達は独自に定めた基準に則って素材を選定し、発酵技術を追求することで美容健康効果を高く保った温浴サービスをお客様に提供しています。

 

山林の環境保全活動から生まれる素材を採用することで、人間だけでなく自然環境も整う、

「誰もが嬉しい循環を生み出す」温浴サービスに進化していきます。

 

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注釈:

(*1)林地残材

樹木の伐採や造材のときに発生した枝・葉・伐根など、山から搬出されずに放置されているもの。間伐や主伐により伐採された木材のうち、未利用のまま林地に残置されている原木、樹冠などの未利用端材。

 

(*2)施業放置林

間伐等の施業が適時に行われず、山林の持つ本来の機能(水源かん養や山地災害の防止、地球温暖化の防止、生物多様性の保全など)が充分に発揮されているとは言い難い森林。

 

(*3)精油搾油残渣

精油工場から排出される、精油(エッセンシャルオイル)を抜き取った後の残渣。 通常の製材所ではヒノキの挽き粉だけを分別して回収するのが非常に困難なため、 精油搾油残渣は美容健康効果の期待できる精油成分が含まれていないが、不純物も含まれにくい為、発酵温浴(酵素風呂、酵素浴)の資材としては​安価で安定した供給量が確保できる素材。

 

(*4)伐り捨て間伐材

「切り捨て間伐」とは間伐で伐採を実施する際に、計画的に木材を搬出せず、そのまま放置した状態を指します。国内での木材価格の低下や林業従事者の減少、搬出しても採算が合わないなど、様々な理由で放置せざるを得ないのが現状である。

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温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像8_nifuの循環図nifuの循環図

 

3.【nifu循環活動サポーター】を募集

私たちの活動に賛同し支援いただける方々を募集しています。

発酵温浴nifuは女性専用の発酵温浴専門店です。
奈良県吉野の自社製材所で加工した吉野ヒノキのパウダーを使用し、微生物のチカラが生み出す発酵熱を利用したエコロジーな温浴で、女性の美と健康のサポートをさせていただいています。

発酵温浴で使用済みとなったオガクズは、コンポスト基材、堆肥資材、土壌改良材、家畜の敷料として使用可能です。すでに様々な農業、畜産業の方々にご利用いただいています。

 

発酵温浴nifuでは、上記の通り林地残材等を資材の一部に利活用することで山林環境の改善につながる活動に取り組んでいます。

より多くの方に、この吉野の森から始まる循環活動を通じて山林にある課題に目を向けていただきたいという想いから、この使用済みオガクズを「hakko hinoki powder」として、家庭用サイズにパッケージいたしました。

 

「hakko hinoki powder」 200g

この度、より多くの方に、この活動を通じて日本の山林にある課題に目を向けていただきたいという想いから、家庭菜園の肥料、コンポスト基材として一般家庭でのご利用に適したサイズでパッケージいたしました。

 

hakko hinoki powder は”発酵”の力で出来た堆肥(特殊肥料)です。

原材料はヒノキパウダー・米ぬか・水のみで化学的に合成された成分は含まれておらず、有機JAS資材評価協議会より【有機JAS別表1適合資材】の認定を受けております。

 

本製品は土壌の膨軟化、団粒化に効果があり、土壌微生物の住みやすい環境を生み出し、保水性・排水性・保肥力に優れた土作りに役立ちます。

(写真・hakko hinoki powder)

 

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像9_hakko hinoki powderhakko hinoki powder

温浴事業を通じて森林再生・環境保全活動にチャレンジする発酵温浴nifuが【循環活動サポーター】を募集開始!のサブ画像10_hakko hinoki powderhakko hinoki powder

 

また、企業様とのコラボレーションとして、hakko hinoki powderをnifuとのダブルネームで販売することに協賛頂けるパートナー様を募集中です。

第一弾として、6月16日(金)〜18日(日)に原宿で開催されるナチュラル&オーガニックの展示会、6th My Organic Friends Fes (https://lacarpe.jp/fes/fes2023/)に出展いたします。会場では展示会主催のLA CARPEさんのロゴを配した「nifu循環活動サポーター」コラボレーションラベルでサンプル商品を配布いたします。

 

この製品の販売を通じてnifuの循環活動を共に広めていただける「nifu循環活動サポーター」としてコラボパートナー、小売店など広く募集いたします。数量、価格、その他条件に関してはお気軽にお問合せください。

 

● hakko hinoki powder 製品概要

【肥料の品質の確保等に関する法律に基づく表示】

肥料の名称 hakko hinoki powder

肥料の種類 堆肥

届出をした都道府県 東京都(4家保衛肥第105号)

 

正味重量 0.2キログラム

(原料)おがくず、米ぬか、ヒノキの葉

備考:生産に当たって使用された重量の大きい順である。

主要な成分の含有量等(現物当たり)

窒素全量   1.5%

リン酸全量  3.2%

加里全量   1.3%

炭素窒素比 20

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