月曜日, 12月 2, 2024
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ウミトロン、AI搭載のスマート給餌機を活用し、くら寿司の養殖事業と協業

サステナブルな養殖業実現に向け、くら寿司100%出資の新会社「KURAおさかなファーム」委託生産者に導入へ

ウミトロン株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役:藤原 謙、以下ウミトロン)は、2021年11月1日(月)に設立するくら寿司株式会社(代表取締役社長:田中 邦彦、所在地:大阪府堺市)100%出資の新会社「KURAおさかなファーム株式会社」(代表取締役社長:田中 信、所在地:大阪府貝塚市)と協業し、AI・IoT技術を活用したスマート給餌機「UMITRON CELL(ウミトロンセル)」を活用した養殖事業をサポートします。養殖産業の課題となっている人手不足や労働環境の改善、及び魚の供給の安定化のため、AI・IoT技術によるスマート養殖化の実現を目指します。

ウミトロン、AI搭載のスマート給餌機を活用し、くら寿司の養殖事業と協業のサブ画像1_愛媛県宇和島市のくら寿司委託生産者に実験導入された「UMITRON CELL」愛媛県宇和島市のくら寿司委託生産者に実験導入された「UMITRON CELL」

KURAおさかなファームは、自社養殖及び委託養殖事業を行うことで川上から川下まで一気通貫した安定供給可能な体制を構築すること、及びくら寿司が得意とする先端技術と水産業界のノウハウを結集し、持続可能で国際競争力のある水産経営モデルを創出することを目的として設立される、大手回転寿司チェーン初の水産専門会社です。

KURAおさかなファームの委託生産により養殖した魚は、中長期契約で全量買取され、くら寿司店舗で販売される予定です。技術を活用した一連の取り組みにより、労働環境の改善による雇用促進や地方活性化、生産者の経営安定化を目指します。また、ウミトロンは、養殖現場をより持続可能にする技術開発を進めることで生産者に貢献するとともに、消費者へ海の環境や生産者の労働面に配慮したサステナブルなシーフードを安定的に多様な販路で提供する取り組みを引き続き推進してまいります。

スマート給餌機「UMITRON CELL」

ウミトロン、AI搭載のスマート給餌機を活用し、くら寿司の養殖事業と協業のサブ画像2

ウミトロン、AI搭載のスマート給餌機を活用し、くら寿司の養殖事業と協業のサブ画像3

■特徴
「UMITRON CELL」は、AI・IoT技術を活用した水産養殖者向けスマート給餌機です。スマートフォンなどの端末から生け簀で泳ぐ魚のリアルタイム動画を見ながら遠隔で餌やり操作が可能。また、AIが魚の食欲を判定し、餌量やスピードを最適化、制御することができるため、労働負荷の削減と餌の最適化、海へ餌が流出することを防ぎ環境に配慮した養殖業の実現に貢献しています。

■導入実績
スマート給餌機「UMITRON CELL」は、近畿・四国・九州地域を中心に、主に真鯛、シマアジ、サーモントラウトなどの魚種に導入されています。「UMITRON CELL」を活用した真鯛事業者との大規模実証結果として、搭載されたAIにより魚の食欲に合わせてエサやりをすることで、無駄な餌の削減を確認。また、従来より少ない餌量でも、スマートフォンなどから遠隔で適切なタイミングで餌を与えることが可能なため、出荷時のサイズや品質を保ちながら短い期間で生育することに成功しました。

「UMITRON CELL」説明動画:https://youtu.be/hbIQdvOMJdY

新会社「KURA おさかなファーム株式会社」について
・設立 2021 年 11 月 1 日
・所在地 大阪府貝塚市小瀬 188
・代表者 代表取締役社長 田中信(くら寿司株式会社 取締役副社長)
・資本金 1,000 万円
・出資構成 くら寿司株式会社 100%
・事業内容 水産物の生産および卸売業

くら寿司株式会社について
・創業 1977 年 5 月(会社設立 1995 年 11 月)
・本部所在地 大阪府堺市中区深阪 1-2-2
・資本金 20 億 532 万円
・代表者 代表取締役社長 田中邦彦
・事業内容 回転寿司チェーン「くら寿司」の運営
・売上高 1,358 億円(2020 年 10 月末現在)
・店舗 569 店舗(2021 年 10 月 28日現在、米国 33 店舗、台湾 41 店舗含む)

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ウミトロンについて
・設立 2016年9月1日
・所在地 東京都品川区東五反田1-10-7 AIOS五反田ビル1102号
・代表者 代表取締役 藤原 謙
ウミトロンは、水産養殖にAIやIoT、衛星リモートセンシング等の技術を活用することで、持続可能な水産養殖の実現に取り組むベンチャー企業です。養殖生産におけるエサやりの最適化や自動化、生産者の労働負荷の軽減、及び消費者へ安心して食べられる魚の安定供給、海の環境を守る養殖を、技術開発により実現していきます。

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沿革
2016年4月  UMITRON PTE.LTD. (シンガポール)設立
2016年9月  ウミトロン株式会社(日本法人)設立
2018年6月  アーリーステージとして総額 9.2 億円強の資金調達をUMITRON PTE.LTD.にて実施
2018年9月 追加3億円の資金調達を UMITRON PTE.LTD.にて実施
2018年12月  米州開発銀行と提携し、総額 2.3 億円のペルー・チチカカ湖におけるサーモントラウト養殖向け IoT プロジェクトを開始
2019年1月  水産養殖向けスマート給餌機 「UMITRON CELL®」リリース
2019年8月  機械学習による世界初となる海上自律型の魚群食欲解析システム「UMITRON FAI (Fish Appetite Index)」を開発。
2019年11月  世界最大のエビ養殖事業者である CP フーズ(タイ)と次世代型の持続可能なエビ養殖モデルの実装に向けた協業を開始
2020年7月 衛星データを活用した水産養殖向け高解像度海洋データサービス「UMITRON PULSE(ウミトロン パルス)」の提供を開始
2020年12月 スマート魚体測定システム「UMITRON LENS®」
2021年2月-3月 東急ストア及びヤオコー小田原店など大手量販店複数店舗にて自社養殖ブランド「うみとさち」実証販売実施
2021年3月 環境省創設「環境スタートアップ大賞」のファイナリストに選出
2021年6月 「うみとさち」オンラインショップ開始
2021年7月 U.S.M.Hグループ企業3社(マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東)の関東圏計 11店舗に「うみとさち」実証販売実施

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