金曜日, 7月 19, 2024
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「フォアグラヒラメ」、4月12日より本格出荷開始

温泉に潜む藻のエキスが養殖魚の成長促進・へい死率減少に寄与

温泉微生物の研究を進めるバイオテクノロジーカンパニーである株式会社SARABiO温泉微生物研究所(本社:大分県別府市、代表取締役社長:濱田拓也、以下「サラビオ」)は、大分県別府市に湧出する温泉に生息する微生物(温泉藻類RG92)のエキスを餌に混ぜて与えた「フォアグラヒラメ」の本格出荷を4月12日から開始いたしました。

「フォアグラヒラメ」、4月12日より本格出荷開始のサブ画像1_フォアグラヒラメイメージ画像フォアグラヒラメイメージ画像

昨年、温泉藻類RG92に、養殖ヒラメの成長促進効果、へい死※1を激減させる効果があることを発見しました。11月から試験的に出荷していた「温藻ヒラメ(呼称フォアグラヒラメ)」を、4月12日から本格出荷することになりました。※1へい死:病気などで養殖している魚が死亡すること

■水産養殖業の現在

近年、地球環境の変化や乱獲などの影響で様々な魚の漁獲量が減少しており、それに代わり安定した水産物の確保に向けた養殖業が各地で盛んに行われています。一方で、成長促進や疾病対策として行われている栄養剤やワクチン・抗生剤投与などが、生産者の支出負担増、さらには消費者の食の安全性への懸念といった問題を引き起こしています。天然由来成分の力による高成長・低へい死率の養殖の実現は、「歩留まりの良い安全な食の提供」という、持続可能な水産養殖業の実現へ向けて必要不可欠な課題です。
またヒラメは、免疫力が低いことから病気にかかりやすく成長過程のへい死率が高いため、生産効率が悪いといわれる魚種です。大分県は、ヒラメの養殖生産量日本一ですが、このヒラメの特性に加え、地球温暖化による赤潮や海水温の急激な変化、さらには燃料と餌代高騰などの理由で、廃業する生産者が増えています。

■温泉に含まれる藻(微生物)のエキスを配合した餌の研究

サラビオと水産養殖業者で共同試験を行い、「温泉藻類RG92」から得られたエキスが、ヒラメの成長を大幅に促進し、自然免疫を活性化させてへい死率を大幅に抑える効果があるという結果が得られました。試験開始8か月後の11月には、通常の餌ペレットにRGエキスを混合して給餌したヒラメは、ペレットのみの個体よりも体重が28%増加しました。

「フォアグラヒラメ」、4月12日より本格出荷開始のサブ画像2_ヒラメ試験データヒラメ試験データ

 

「フォアグラヒラメ」、4月12日より本格出荷開始のサブ画像3_RG92エキス免疫活性剤(左)とフォアグラヒラメを掬った様子(右)RG92エキス免疫活性剤(左)とフォアグラヒラメを掬った様子(右)

そして例年40%前後もあったへい死率が、飼育開始4か月間は0%で、以降も通常飼育個体の半分以下にとどまっています。
また、エキス給餌個体では、免疫関連因子が活性化し、また皮膚の粘液量が約2倍増加していることがわかりました。この免疫関連因子の活性化は50g前後の幼魚でも確認されました。
天然由来のRGエキスを使った魚の養殖は、抗生剤投与やへい死による損失など水産業者が抱える経済的負担を大きく軽減できるとともに、残留薬物の懸念がないことや食味の向上など消費者の安全な食への期待にも応えることができると確信しております。

 

さらに、RG92エキスの持つミトコンドリア活性機能が、魚のうまみ成分増加にも寄与します。魚は熟成させることによりうまみ成分の一つであるイノシン酸が増加することは知られていますが、そのイノシン酸の元となるのがミトコンドリアが活動して生み出されるATP(アデノシン三リン酸)です。ミトコンドリアが活発に活動することによりこのATP(アデノシン三リン酸)が増加、イノシン酸へと変化することでうまみ成分の増加へと繋がります。

「フォアグラヒラメ」、4月12日より本格出荷開始のサブ画像4_ATPからイノシン酸へ変化する流れATPからイノシン酸へ変化する流れ

現在、養殖業者や大学などと連携して、トラフグ(茨城県)やウナギ(大分県)、鯛(愛媛県)、シマアジ(愛媛県)といった様々な高級魚種でもRGエキスの効果の検証を進めています。これらの魚種でも成長促進効果が出はじめており、RGエキスは様々な魚の「健苗性」を向上するものと思われます。また魚に限らず、エビやカニなどの甲殻類や畜産への応用も進めており、これらについても「高い生産性」かつ「健康にやさしい」食の提供へ貢献できるものと確信しております。

サラビオでは、「温泉藻類RG92」を筆頭とした別府温泉の力を利用して、スキンケアを中心とした人々の健康寿命への貢献を進めてまいりました。
今回新たに、健康な心身の基盤ともいえる「食」への貢献を目指し、関係機関の協力を仰ぎながら、RGエキスのさらなる可能性を明らかにしていく所存です。

■RG92エキス 免疫活性剤

概要:別府温泉に潜む「温泉藻類RG92」から得られたエキス
販売先:養殖業者、飼料専門卸売業者

<RG92とは>

 特許取得 【特許番号】 特許 第5676702号(エコサート登録原料)
サラビオの研究チームが2011年に別府温泉から発見した新種の藻類です。この「RG92」は、40℃~80℃の高温にも耐えられる極限環境微生物で、ミトコンドリア活性機能や高い抗炎症作用を持ち、2015年に特許を取得しています。

■株式会社SARABiO温泉微生物研究所 概要

サラビオは、温泉の藻(微生物)の本格的な研究に着手し、“藻”による美容と健康の温泉効果を国内で初めて解明しました。2011年に地元資源である別府温泉から、高い抗炎症、抗糖化、抗酸化作用を持つ新種の微生物「温泉藻類RG92」 を発見し、2015年に特許を取得しております。
会社名:株式会社SARABiO温泉微生物研究所
代表取締役:濱田 拓也
設立年:2006年7月20日
従業員数:60名
資本金:3億300万円(資本準備金含む)
本社所在地:大分県別府市大字鶴見1356-6
事業内容:温泉微生物のスクリーニング、単離培養・商業用高速培養、新規原料開発、研究受託事業、化粧品・医薬部外品の製造販売業、水産・畜産飼料原料の開発製造
ホームページ:https://sarabio.jp

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