本パートナーシップにより生産者やその他の業界関係者に 充実した学習機会を提供致します
・多くの食品企業やホスピタリティ企業にとってケージフリーコミットメントの期限が迫っている。
・大企業は既にケージフリー卵のみの調達を宣言し、切り替え始めている。
・この需要の高まりに備え、生産者はケージフリー卵の生産方法を学ぶ必要がある。
・グローバルフードパートナーズと東海大学は、ケージフリーシステムによる生産管理に関する充実した学習リソースを提供するためのパートナーシップを締結し、「ケージフリー生産の基礎」(日本語版)のリリースを発表した。
・コースへの登録は academy.globalfoodpartners.com から受け付けている。
2023年3月2日
(日本、東京)もう2023年です。日本を含む多くの食品企業やホスピタリティ企業にとって、ケージフリーコミットメントの期限まで、ほんの数年しかありません。ユニリーバ、ネスレ、マリオットなどの大手企業は、2025年までにアジアでケージフリー卵のみを調達することを宣言しており、多くの企業はすでに切り替えを始めています。
この需要の高まりに備え、生産者はケージフリー卵の生産に着手しています。ケージフリーの生産方法を採用するには、それ相応の学習が必要です。今から始めるなら、生産者は2025年に向け、時間をかけて生産を最適化することができます。
シンガポールを拠点とするコンサルティング企業・グローバルフードパートナーズ(GFP)と、日本有数の畜産研究施設をもつ東海大学は、ケージフリーシステムの生産管理に関する充実した学習リソースを提供するための提携を結びました。GFPと東海大学は、Eラーニングプラットフォーム「グローバルフードパートナーズ・アカデミー」を通じて、オンラインコース「ケージフリー卵生産の基礎」の日本語版の提供を開始しました。これには、無料の入門コースと有料の発展コースが含まれます。グローバルフードパートナーズの科学者チームとオランダのエイリス応用科学大学(AERES)が開発したこのコースでは、ケージフリー卵生産の基本やロットの健康・管理の改善方法について学ぶことができ、日本の鶏卵生産者、獣医師、学生、その他の業界関係者向けの内容になっています。
グローバル・フード・パートナーズの主任畜産学者ケイト・ハーチャー博士のコメント:
「最近の研究により、日本の鶏卵生産者は、ケージフリー生産に関するトレーニングや技術的なサポートを求めていることが明らかになりました。東海大学と協力して、日本の鶏卵業者の皆様に本コースを提供できることを光栄に思います。私たちのコースは、既存のケージフリー生産者や、移行を計画、または始めようとしている生産者、そして獣医師、学術関係者、監査者など、その他の業界関係者にとっても有益な内容になっています。」
東海大学農学部動物科学科教授の伊藤秀一教授(博士)のコメント:
「日本ではケージフリー卵の需要が高まっている今、学生や卵生産者はトレーニングやリソースを求めています。したがって今回、グローバルフードパートナーズと提携を結べたことを大変喜ばしく思います。数十年にわたって蓄積してきた世界各地のケージフリー生産に関する専門的知識を結集して、ケージフリーへの移行を希望する日本の鶏卵農家が、持続可能で収益性の高いケージフリー生産に移れるよう応援いたします。」
東海大学農学部動物科学科の稲永敏明講師(博士(獣医学))のコメント:
「動物科学科の研究員として、グローバルフードパートナーズと共同で、ケージフリー生産に関するオンラインコースの提供を発表できることを嬉しく思っています。このコースは、鶏のウェルフェアを向上させ、より持続可能で倫理的な生産システムへ移行することに関心のある生産者にとって、貴重なリソースとなります。」
受講者からは以下の声が届いています。
「このオンラインコースは、卵生産ビジネスの初心者には大変有益な教材です。アニマルウェルフェアと持続可能性を達成するための具体的な方法を取り上げており、各モジュールの視聴覚コンテンツと小テストを組み合わせて、学習の定着度を高めています。理解しやすい内容で、採卵養鶏を始めようと思っている人や、既存の採卵農家にもお勧めできるコースです。」
フィリピンのバタンガス卵生産者多目的協同組合(Batangas Egg Producers Multipurpose Cooperative) ビジネスディベロップメントマネージャー、 ユディット・アルデイ=マンマン(Judit Alday-Mangmang)
「このオンラインコースは興味深く、かつ体系だった内容です。本コースは、ケージフリー生産という概念、鶏の健康、管理方法などの話題をカバーしています。採卵鶏のウェルフェアを良い状態に保つための管理方法や取扱い方について、その概要を伝えています。モジュール毎に小テストがあったおかげで、集中力を保つことができました。ケージフリーシステムについて学びたいと思っている同僚や学生に、このオンラインコースを薦めたいと思います。グッジョブ!」
プトラ・マレーシア大学動物科学科長 ヘンリー・アキット(Henny Akit)准教授(博士)
コースへのご登録は https://academy.globalfoodpartners.com から受け付けています。
グローバルフードパートナーズについて
グローバルフードパートナーズはシンガポールを拠点とするコンサルティング会社です。食品企業や鶏卵生産者と協力し、アジアにおけるより高いウェルフェアを実現したケージフリー卵の調達・生産方法への移行を成功させることをミッションとしています。
GFPのEラーニングコース「ケージフリー卵生産の基礎」(日本語版)へのご登録はこちら(https://academy.globalfoodpartners.com/learn/course/external/view/elearning/51/kejifuri-luan-sheng-channo-ji-chu-fa-zhankosu)から。
東海大学について
東海大学は、日本全国のキャンパスに23学部62学科・専攻を擁する総合大学です。深い専門性や複眼的な視野を育む教育を実践し、柔軟かつ特色ある学びを提供しています。今回の協定において中心的な役割を果たしている農学部は、熊本県にキャンパスがあり、食の重要性と生命の尊さ、そして人類の未来を考えています。農学科、動物科学科、食生命科学科の3学科を設置し、多様な生物と共存する未来を築くための先端的な研究と、未来を担う人材の育成を行っています。また、2023年度より新キャンパス(阿蘇くまもと臨空キャンパス)での研究・教育がスタートします。
【本件に関するお問い合わせ先】
グローバルフードパートナーズ
担当:綿引
E-mail: a.watahiki@globalfoodpartners.com