土曜日, 4月 20, 2024
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産直品を生産する3団体が受賞 農水省の持続可能農業コンクール

大臣賞は2部門とも

パルシステムの産直事業において農作物を供給する3団体が3月6日(月)、農林水産省の「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で受賞しました。最高賞である農林水産大臣賞は、2部門ともパルシステムの産直団体が受賞しました。

持続可能な農業の実践者を表彰
コンクールは、持続可能な農業の確立や意欲的な経営や技術の改善などに取り組む農業者を対象に農林水産省が表彰する制度です。「有機農業・環境保全型農業部門」「GAP※部門」の2部門で構成され、2022年度は最高賞の「農林水産大臣賞」各1件と「農産局長賞」および「畜産局長」各3件が選定されました。
※GAP=「Good Agricultural Practices」の略。農業生産工程管理。

有機・環境保全部門はくらぶち草の会が大臣賞

「有機農業・環境保全型農業部門」は、くらぶち草の会(群馬県高崎市)が農林水産省、くまもと有機の会(熊本県御船町)が農産局長賞を受賞しました。

くらぶち草の会は、地域で発生する家畜ふん尿や茶かすなどをたい肥の原料として活用する資源循環型農業の実践や、新規就農者の積極的な育成などが評価されました。パルシステムへは、有機栽培などの野菜全般を供給するほか、パルシステムの生産者と消費者で構成する「パルシステム生産者・消費者協議会」や県内の生産団体と生協による協議会「めぐるんま」などへ積極的に参加。2012年には利用者が監査人となり生産状況を確認する「公開確認会」を開催しています。

くまもと有機の会は、全ほ場で有機JAS認証を取得し、土壌分析に基づく食味や栄養価の高い農作物づくりが評価されました。パルシステムとは、2022年に産直提携を締結し、青果のにんじんやミールキット「お料理セット」の原料などを供給しています。

GAP部門はイシハラフーズ

「GAP部門」では、イシハラフーズ(宮崎県都城市)が農林水産大臣賞を授賞しました。栽培記録をリアルタイムに共有できる独自のアプリ開発やその活用による従業員の負担削減、障がい者を受け入れた農福連携の実現などが評価されました。パルシステムとは、オリジナル商品「九州のほうれん草(カット・バラ凍結)」「宮崎のささがきごぼう」など冷凍野菜の原料生産で産直提携しています。自社工場で加工しているので製品の一括管理ができ、地域の雇用拡大にも積極的です。

パルシステムでは今後も、全国の生産団体とつながり、ともに資源循環型農業を実現する産直事業を進め、持続可能な社会の実現を目指します。

産直品を生産する3団体が受賞 農水省の持続可能農業コンクールのサブ画像1_くらぶち草の会の生産者のみなさんくらぶち草の会の生産者のみなさん

 

産直品を生産する3団体が受賞 農水省の持続可能農業コンクールのサブ画像2_イシハラフーズのほうれん草畑では除草剤を使用せず手作業で草取りするため雇用創出にもイシハラフーズのほうれん草畑では除草剤を使用せず手作業で草取りするため雇用創出にも

 

 

【組織概要】

パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信 政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,569.1億円/組合員総数168.3万人(2022年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal.or.jp

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