科学的なエビデンスに基づく日本酒の提供価値向上を目指します!
株式会社Agnavi(代表取締役:玄成秀、本社:神奈川県茅ケ崎市)は、学校法人東京農業大学(理事長:大澤 貫寿、所在地:東京都世田谷区)との共同研究を開始したことをお知らせいたします。
- 研究概要
現在、弊社では、日本酒への「缶利用を進める缶充填・販売事業」を行っております。また、神奈川県のビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)2022を通じて、トヨタ自動車と「日本酒の新提供方法の検証」を行っています。これらの取組では、あらゆる提供方法を組み合わせる、日本酒自体の提供価値向上を目指しております。
例えば、日本酒への缶利用は、流通面・消費面での関連企業から現状の課題を満たせることが示唆されております。一方で、日本酒における缶容器による品質面での科学的なエビデンスは乏しい状況です。また、醸造元からしても、従来の瓶から缶容器に切り替えた日本酒はどのように変化するかを気にする現状です。
本研究を通じて、容器による外的要因が日本酒に与える影響を解析します。ワインではフランスのボルドー大学が有名であるように、実に全国の酒造会社のうち東京農業大学の卒業生の在職割合は50%以上です。世界に日本酒を打ち出していくためにも、同大学や全国の蔵元様と連携した研究を行っていきます。
◆ 研究内容:異なる包装容器が日本酒に及ぼす影響に関する研究
◆ 研究開始日:2023年1月~
*本研究は、一部、神奈川県のビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)2022の予算を元に行っていきます。
- Agnaviについて
弊社は、代表の玄が東京農業大学在学中に事業を始めた、フードテック系のベンチャー企業です。“適量・オシャレ・持ち運びベンリ”を実現させた1合180mLの日本酒缶ブランド「ICHI-GO-CAN®」と「CANPAI」を展開中です。全国の地酒を取りまとめて販売し、蔵の大小に依存しない地方の酒蔵の魅力を発信することで、日本酒の消費拡大を目指しております。全国70種類以上の日本酒を取り扱っております。
地方の歴史ある酒蔵が存続安定できるようにするためのゲームチェンジャーとなり、ライフスタイルを革新する様々な一合缶をワンストップで入手できる商流を構築することを通じた新たな市場の創出のための挑戦を続けて参ります。
◆ 環境配慮への取り組み
日本酒への缶利用はリサイクルの観点からもメリットがある。アルミ缶のリサイクル費用は、瓶の約1/2であり、再利用コストが各段に安い。その点、SDGs含む環境問題、特にゴミの問題への寄与も期待でき、またリサイクル率も非常に高い。また、容器重量が一合瓶416gと比較して、一合缶は212gとなっており、約50%削減できる。その点、同容量当たりの配送重量を半分にでき、比例してCO2排出量も半減できる。
◆ 海外への日本酒の期待
日本酒はユネスコとの無形文化遺産への登録を2024年に目指しています。アルミ缶は、軽量(瓶の1/10)で堅牢であるため、輸送適正に優れ、さらにデッドゾーンが少なく、大量に安く、海外輸出に最適な容器です。日本酒の輸出額は、11年連続最高記録を更新しており、10年前と比較して3~4倍の200億円以上になっています。さらに、政府は、2020年に1兆円となった農林水産物・食品の輸出額を2030年に5兆円を目指す計画を策定しており、日本酒はその重点項目の1つです。さらに、海外では、ワイン缶需要が急増しており、世界的な飲料への缶のニーズが高まっている点を踏まえても、缶入り日本酒は輸出商材のキラーコンテンツになる可能性があります。
- 【会社概要】
◆ 社名:株式会社Agnavi
◆ 本社: 神奈川県茅ヶ崎市本村2丁目2番地18号
◆ 設立:2020年2月27日
◆ 代表:代表取締役 玄成秀
◆ URL:www.agnavi.co.jp
◆ 株主:取締役、東洋製罐グループホールディングス株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社