月曜日, 5月 6, 2024
ホームイベント【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!

授業でもない、部活動でもない、人間力の育成

豊田工業高等専門学校(愛知県豊田市、校長:山田陽滋、以下「豊田高専」)では、学生有志が主体となり教職員有志の支援や地域住民の方々の協力も得て、中山間地域である豊田市笹戸町で、多世代参加型交流事業「豊田高専ドミタウン」を2015年から継続的に取り組んでいます。2022年9月23日(金)には、公募した小学生とともに科学工作「スノードーム作り」と休耕地を活用した「稲の見学」を実施しました。

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像1_小学生と一緒にスノードーム作りに取り組む高専生小学生と一緒にスノードーム作りに取り組む高専生

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像2_小学生・高専生での稲の見学小学生・高専生での稲の見学

豊田高専ドミタウンについて


 多世代参加型交流事業「豊田高専ドミタウン」は、学生と教職員の有志が豊田高専ドミタウン実行委員会を2015年に結成し、活動8年目に入った活動です。ドミタウンとは、「学寮(ドミトリー)の仕組みを取り入れて多世代が交流するまち(タウン)」のことです。豊田高専ドミタウンでは、寮で決まった時間に実施されている「点呼」や高学年が低学年をサポートする「指導寮生(ドミタウンでは“チューター”と呼称)」などの仕組みを取り入れ、参加した小学生に豊田高専の学生寮の仕組みを体験してもらうことにしています。これまで、豊田市笹戸町を活動拠点として、学生、教職員、地域住民の方々、豊田市近隣に居住する小学生たちが一つになって、休耕地を活用した稲作や畑作、科学工作などに取り組んできました。
【豊田高専ドミタウンFacebookページ】https://www.facebook.com/dormitown/

 

9月23日の科学工作と稲の見学


 2022年9月23日(金)の豊田高専ドミタウンでは、学生7名、教職員5名、公募した小学生12名、地域住民の方々など、総勢25名程度で活動を展開しました。午前には、科学工作として「スノードーム作り」に取り組みました。午後には、休耕地となっていた田をお借りして、地域住民の方の協力を得て田植えを行ったもち米の稲の見学を行いました。
 高専生はこの日のために、工作の内容などを企画するミーティングを昨年度から学校内で複数回実施し、9月14日には工作や稲刈りについて、学生主体で実施内容やスケジュール等を検討・確認することで入念に準備を進めてきました。
 当日は連日から続く雨により、稲刈りを実施することが出来なくなってしまいました。そこで、学生達は休耕地を管理している地元住民の方々と交渉して稲の見学を行うことにしました。残念ながら稲刈り体験をすることは出来ませんでしたが、5月にもち米の田植えを行った小学生たちは稲の成長をしっかりと観察していました。また稲刈り体験ができなかったことで、余った時間を活用して、新しい工作イベント「オリジナルビー玉万華鏡作り」を即興で実施しました。雨が降り続いたため稲刈り体験が中止になるトラブルがありましたが、イベントの進行やチューターによる小学生のサポートなど、綿密に準備してきたことにより大きな問題が生じることなく、学生主体でイベントを実施することができました。
 

 

 

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像3_左:ラメ素材の分量を模索中/右:世界に一つだけのスノードーム左:ラメ素材の分量を模索中/右:世界に一つだけのスノードーム

【科学工作:スノードーム作り】

 午前のスノードーム作りでは、ペットボトルに化粧石やラメ素材を入れ、洗濯のりと水道水を混合した水溶液を流し込んで作成しました。水道水には水性絵具を溶かし、小学生と高専生が協力して、個性的なスノードームを作製しました。ペットボトルを動かすと、化粧石やラメ素材が雪のように舞い、とても美しいスノードームを作ることができました。 
 

 

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像4_左:雨具に着替えて稲の見学へ/右:成長した稲を一生懸命に観察左:雨具に着替えて稲の見学へ/右:成長した稲を一生懸命に観察

【稲の見学】

 連日から続く雨により、稲刈りを実施することが出来なくなってしまい、午後からは稲の見学を実施しました。5月のドミタウンで実施した「もち米の田植え体験」に参加した小学生が多く、感慨深い表情で水田を見つめていました。「田植え時には小さかった苗が、稲穂が実り、黄金色に輝いて嬉しかった。」や「稲の成長を見ることが出来た。」という声も聞かれました。稲刈りができなかったことは残念でしたが、稲の成長を学ぶ貴重な機会となりました。

 最後の振り返りの時間で参加した小学生に感想を発表してもらうと、「全てが楽しかった!」、「上手にスノードームが作れた!」など、今回のイベントを大いに楽しみ、また様々な内容を学んでくれたことが伝わってきました。「次も参加したいです!」と言ってくれた小学生の皆さんも多く、高専生にとっても自分たちで企画した科学工作などがうまく実施できたことが自信につながりました。高専生からは、楽しかったという感想以外にも、「授業や部活動だけではできない経験ができた!」という達成感を口にする学生や、「来年こそは稲刈り体験を行いたい!」と今後のドミタウンへの決意を表明する学生など、高専生にとっても有意義な活動となりました。

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像5_左:学生代表による挨拶・説明/右:地域住民の代表の方による歓迎の挨拶左:学生代表による挨拶・説明/右:地域住民の代表の方による歓迎の挨拶

 

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像6_左:作製したスノードームの品評会/右:元気一杯!フルーツバスケット左:作製したスノードームの品評会/右:元気一杯!フルーツバスケット

 

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像7_左:ビー玉万華鏡作り/右:反省会の様子一人ずつ感想を述べる左:ビー玉万華鏡作り/右:反省会の様子一人ずつ感想を述べる

 

 

 

 

 

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像8

【豊田工業高等専門学校について】


 高等専門学校(以下「高専」)は、社会が必要とする技術者を養成するために1962年(昭和37年)に設立されました。高専は、中学校の卒業生を受け入れて、1学科40名による5年間の一貫教育を行う高等教育機関です。
 豊田高専は1963年(昭和38年)に愛知県豊田市に設立され、幅広く豊かな人間教育を目指し、数学・英語・国語などの一般科目と実験・実習を重視した専門科目に基づくカリキュラムにより、実践的、専門的な技術者教育を行っています。卒業生は、約半数が国立大学の3年次編入学や高専の専攻科に進学し、約半数が多様な産業分野で実践的技術者として活躍しています。

【学校概要】

学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 豊田工業高等専門学校
所在地:愛知県豊田市栄生町2-1
校長名:山田 陽滋
設立:1963年
URL:https://www.toyota-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

【取組担当者】

豊田工業高等専門学校 環境都市工学科 准教授 佐藤 雄哉

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】

豊田工業高等専門学校 総務課 総務企画係
TEL:0565-36-5828(平日8時30分から17時)
e-mail:soumu@toyota-ct.ac.jp

【豊田高専】学生による中山間地域活性化イベントを開催!のサブ画像9

​~2022年度、高等専門学校制度は創設60周年を迎えます~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments