金曜日, 4月 26, 2024
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ヤマガタデザインアグリ 千葉県のクルックフィールズと有機農業の生産性向上で連携

有機農業の実践と普及に取り組むヤマガタデザインアグリ株式会社(本社:山形県鶴岡市 以下、当社)は、音楽家 小林武史氏が総合プロデュースを務めるサステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS」で農業生産を担当する株式会社耕す(本社:千葉県木更津市 以下、「耕す」)と、「持続可能な農業生産」への取り組みにおいてパートナーとして連携していくことになりました。

 

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概 要

 KURKKU FIELDSの農業生産法人である「耕す」は2010年より有機農業に取り組み、約7haの農場で有機JASを取得しており、来場者や校外学習向けの体験農場の運営や、自然食品を扱う小売店向けの大規模な生産・販売を行ってきました。KURKKU FIELDSは、2019年11月にオープンし、今年で3周年を迎えます。これまで以上に多くのお客様が来場することが予想される中で、当社と「耕す」が連携し、当社が有する知見やネットワークを提供することで、農作物の収量向上、販売・出荷強化を図り、有機農業の持続性をより向上させるとともに、KURKKU FIELDSに来場されるお客様をはじめ、より多くの方に有機農業が持つ価値を感じてもらえるよう、取り組んで参ります。
 

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取り組みの背景

 農業を取り巻く状況は年々悪化しています。農産物の栽培で特に必要とされる窒素、リン酸、カリウムは、原料のほぼ全量を輸入に頼っており、且つこれらの資源は世界的に偏在しているため、昨今の世界情勢の急変によって価格が高騰し、それに比例して化学肥料の価格も急騰しています。国内の農業の大部分は、化学肥料や農薬を使用しているため、農家の暮らしはもちろん、安定的な食糧確保の観点でも大きな影響が出てくることが予想されます。このような状況下において、当社と「耕す」が取り組んできた有機農業は、地域の資源を活用し、海外の資源に依存しない、「持続可能な農業生産」であり、2社が連携してともに取り組むことで、広く地域社会に普及させやすい栽培体系の確立につなげることができると考えております。

代表者からのコメント

KURKKU FIELDS 
総合プロデューサー 小林 武史

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山形県(新庄市)出身の僕が東京で音楽活動をしながら、未来にどうバトンを渡して行こうか模索している中で、関東出身で山形(鶴岡市)に骨を埋める覚悟で事業を展開し、未来へ素晴らしいビジョンを持ちつつチームづくりをしている若きリーダーに出会ったのは1年ほど前のことでした。その後、親交を深める中で、都市と地域、自然と人間などの新たな融合の形を、それぞれに経験やセンスを持ち合わせていることで、次第に協業への方向に向かって行ったのは当然のことだったと思っています。

山形という場所が繋いでくれたことに感謝させてもらいつつ、この出会いのケミストリーを日本中に、そして世界にも、未来にも広げていけたらと思っています。

ヤマガタデザインアグリ株式会社
代表取締役 山中 大介

 

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有機農業が日本と世界の農業を救う鍵だと信じて、ヤマガタデザインアグリでは、化学肥料/農薬に依存しない農業の形を追い求めて参りました。この度、同じ志を持つクルックフィールズ様と連携させていただくことは、有機農業の普及拡大に向けて大きな意味を持つものと考えております。皆様に、有機農業の花開くクルックフィールズに訪れていただけるよう、当社もベストを尽くす次第です。

ヤマガタデザインアグリ
https://www.agri.yamagata-design.com/

当社は、田んぼに浮かぶ木造ホテル「スイデンテラス」などを運営する街づくり会社ヤマガタデザイン株式会社が農業の課題を解決するために2019年に設立しました。現在は、農業用ハウス51棟(1.44ha)にてベビーリーフやオカヒジキ、ミニトマト等を生産しています。また、独自ブランド「SHONAI ROOTS」の取り組みを通じて、環境負荷の低い方法によって育てた、地域の農産物の販売も行っています。5月に発売された『週刊ダイヤモンド 儲かる農業2022』では、面積あたりの収益性などが評価され「中小キラリ農家ベスト20」の1位に山形県内ではじめて選ばれました。最近では、化学肥料高騰・異常気象対策としてバイオスティミュラント資材等の開発・販売を開始しています。

KURKKU FIELDS
https://kurkkufields.jp/

音楽家小林武史が総合プロデュースを務める、「農業」「食」そして「自然」の循環を体験できるサステナブル ファーム&パーク。2010年千葉県木更津市に「農業生産法人耕す(以下「耕す」)」を設立し「耕す木更津農場」を開場。”次世代にも使い続けられる農地”を目指して有機野菜の栽培と平飼い養鶏を10年以上続けてきました。

この30haの広大な農場を舞台に、クルックとして培ってきた消費や食のあり方を「農業」「食」「アート」の3つのコンテンツを軸に提案する、サステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」として2019年11月に第1期オープン。おいしく安全な「食」の提供はもちろんのこと、食と農業の循環、人の手が加わることで多様な生き物の住処となるビオトープなど、人と自然が織りなすさまざまな循環を感じていただける施設です。

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