金曜日, 10月 4, 2024
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膜構造で食品加工 コミュニティ施設「森町ラボラトリー」を設計 施工

トウモロコシ産地として有名な農場の6次産業化を支援

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)は、トウモロコシ産地として有名な静岡県森町で農業を営む佐野ファーム(本社:静岡県周智郡森町、代表:佐野元洋)の食品加工工場兼コミュニティ施設「森町ラボラトリー」の設計、施工を受注し、このたび完工しました。

■有名農場の6次産業化を支援

膜構造で食品加工 コミュニティ施設「森町ラボラトリー」を設計 施工のサブ画像1

森町ラボラトリー 外観

「森町ラボラトリー」はトウモロコシ産地として有名な静岡県森町で農業を営む佐野ファームの新施設です。トウモロコシ「森のおおきみ」は同社のオリジナルブランドで、直売所には、全国から多数直接購買を求める顧客が集まってきます。今回、新たな食品加工工場として活用し、さらに地域の住民との交流を図ることのできる「森町ラボラトリー」が完成しました。施工主である佐野さんは「様々な人達を巻き込んで、新しいことを試しながら森町全体をもっと盛り上げたい」という意気込みで同施設を作りました。 

■環境負荷を大幅に軽減しわずか5か月で完工

建物に膜材を活用することで、コンクリートなどを多く使用する一般的な建築物と比較し、大幅に環境負荷を低減しています。膜は軽量で使用する鉄骨量も低減できるため、輸送による環境負荷を大きく削減できます。また、軽量な素材構成は、耐震性の強い造りを実現できるため、工場などの用途に最適です。さらに、着工からわずか5か月での完工を実現したことにより、人件費などの建築コストも大きく低減しました。

■太陽光をふんだんに活用した施設が誕生

膜構造で食品加工 コミュニティ施設「森町ラボラトリー」を設計 施工のサブ画像2

膜屋根下の開放的な溜まりの空間 <IKOIBA>

「森町ラボラトリー」はテント状の屋根を採用しています。テント屋根は太陽光を約11%透過できるため、日中は照明を使用しなくても太陽光を利用した明るい室内を実現します。昼間は照明が不要で消費電力を節約できます。自然の恵みを生かした明るい室内は、食品加工場としてだけではなく、地域を盛りあげるコミュニティとして、またワークショップや関係者とのコミュニケーション、食イベントの開催までを視野に入れた新たな憩いの場<IKOIBA>として活用されます。 

■森町ラボラトリーの概要

所在地: 静岡県周智郡森町
構 造: 骨組膜構造 1階建て
寸 法: 間口15m×奥行き22m×高さ4m
面 積: 延床面積 340平方メートル
仕 様: 屋根/膜材 CMX220(不燃)、外壁/ガルバリウム鋼板
施 主: 佐野ファーム
設 計: 太陽工業株式会社
用 途: 作業場

■太陽工業株式会社について

太陽工業は、社会の安心・安全を支え、人々の豊かな生活の実現に貢献することを目指す「膜構造のリーディングカンパニー」です。軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも製品を展開しています。特に近年では、各地で多発する災害時の緊急対応や、新型コロナ対策の医療用テントでも社会の注目を集めつつあります。​

公式HP:https://www.taiyokogyo.co.jp/

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