月曜日, 4月 29, 2024
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国内初となるリモコン操作が可能な小型ハンマーナイフ式草刈機を開発・販売開始

国内初となるリモコン操作が可能な小型ハンマーナイフ式草刈機を開発・販売開始

 IHI のグループ会社である株式会社 IHI アグリテック(所在地:長野県松本市石芝 1-1-1, 社長:満永 敬哉,
以下「IAT」)は、国内初となる人が乗用せずに、リモコンで操作できる小型ハンマーナイフ式1草刈機を、この
たび販売開始します。このたび販売開始する「リモコン小型ハンマーナイフモア SH950RC」は、国立研究開
発法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下「農研機構」)2、福島県農業総合センター3と共同で開発した技
術成果を使用したもので、プロユース仕様の機能を有した製品です。リモコン操作で、1m を超える雑草の繁茂
した急勾配の斜面(最大 45°)で作業を行うことができるハンマーナイフ式の草刈機であり、市販の草刈機
(リモコン式4、自走式5、刈払機6)の 2 倍以上の作業能率で草刈りを行うことができます。

国内初となるリモコン操作が可能な小型ハンマーナイフ式草刈機を開発・販売開始 のサブ画像1

【開発背景】
  急勾配の斜面における草刈作業は刈払機を用いて人手により行われる場合が多く、傾斜面での作業となるため 姿勢が不安定で、作業中の転倒・転落事故が多く発生していました。また、中山間地域7は平地に比べて斜面等耕 作地周辺の面積割合が高く、その管理作業が作業者の大きな負担になっていました。 この状況に伴い、中山間地域の草刈作業の機械化に関して様々な研究開発を行ってきた農研機構に対し、作業 の省力・軽労化に関する開発・実用化の要望が寄せられました。そこで IAT は、農研機構と福島県農業総合セン ターでコンソーシアムを結成し、2019 年から農研機構 農業機械研究部門が実施する「農業機械技術クラスタ ー事業」で実用化に向けた共同研究に取り組みました。IAT は、本事業で開発した技術成果を使用し、これまで 日本国内で大型ハンマーナイフ草刈機の開発・販売を手掛けてきた経験を活かして小型化かつ遠隔操作(リモコン操作)を可能にしたハンマーナイフ草刈機の設計・製作に成功しました。 

国内初となるリモコン操作が可能な小型ハンマーナイフ式草刈機を開発・販売開始 のサブ画像2

 初年度は限定台数の販売とし、IAT の販売目標は 2025 年に 300 台を目指します。IAT は今後とも、機械メー カーとして農作業の省力・軽労化および、安全性向上に貢献していきます。
 

 

【脚注】
1: 回転するドラムに並んだ Y 字型のフリー刃(ハンマーナイフ)が縦に回転しながら草刈部に入った草を巻き込み、粉枠しながら刈り取っていく方式
2: 農林水産省所管の国立研究開発法人
3:福島県郡山市にある、技術開発機能を核に、安全・安心な農業を推進する機能、農業教育機能を兼ね備えた農業振興の拠点
4:人が入りにくい耕作放棄地などでの除草作業に使用可能なリモコンで遠隔操作する草刈機
5: エンジンやバッテリー等の動力源が車体内に搭載され、自走する草刈機
6: エンジンやバッテリー等の動力源を人が持って除草する草刈機。肩掛式/背負式が業界で使用されている
7: 農業地域類型区分のうち、中間農業地域と山間農業地域を合わせた地域 

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