1 背景
◆ 熊本県産アサリの漁獲量は近年急激に減少する一方、店頭における「熊本県産」表示のアサリは多い。
◆ アサリの産地偽装に関する報道を契機に、県に対する厳しい意見が寄せられている。
◆ 「熊本産」や「熊本ブランド」への信頼を揺るがす危機的状況。
◆ 熊本のブランド全体への信頼回復のためには、アサリの産地偽装を根絶する強い決意と取組みが必要。
2 取組みの概要
(1)緊急出荷停止の要請
◆ 停止期間:2月8日(火)から2ヶ月程度
◆ 要請対象:熊本県漁業協同組合連合会、熊本県内の漁業協同組合及び生産者
◆ 周知対象:各都道府県、政令指定都市、全国水産卸協会、日本百貨店協会、日本スーパーマーケット協会などの流通・消費者関係
◆ 周知内容:出荷停止措置の周知と熊本県産アサリの偽装根絶への協力
➡・ この要請に伴い、熊本生まれ、熊本育ちの純粋な熊本県産の活きアサリは、2月11日(金)以降、市場から姿を消すことになります。
・ ただし、本県における成育期間が最も長いことを証明できるアサリについては、市場に残る可能性※があります。
※ 国の食品表示基準では、「最も成育期間の長い場所を原産地として表示
すること」とされている。
(2)アサリ産地偽装対応ダイヤル「産地偽装110番」の開設
◆ 開設日:令和4年(2022年)2月1日(火)
◆ 電 話:096-333-2739(直通)
◆ FAX:096-382-7403(24時間受付)
◆ 熊本県ホームページ内の「産地偽装110番」サイト(24時間受付)
https://www.pref.kumamoto.jp/site/kenkaranooshirase/124348.html
◆ 店頭や市場に偽装されている疑いのあるアサリがある場合は、「産地偽装110番」に連絡をお願いしたい。
(3)「熊本県産アサリブランド適正化協議会(仮称)」の設置
◆ 目 的:産地偽装を防ぐ仕組みを構築
◆ 構成員:熊本県、漁業者、販売事業者など
◆ 内 容:産地偽装抑止策の検討、県産活きアサリのブランド力向上など
(4)出荷の再開
◆ 産地偽装を防ぐ仕組みができたところで、熊本県産活きアサリの出荷を再開