岐阜県高山市の丹生川地域で、飛騨の伝統野菜「赤カブ」の収穫が最盛期を迎えています。赤カブは昔から漬物「赤かぶ漬け」などに加工され、厳しい飛騨の冬の保存食として親しまれてきました。12月下旬には地元のスーパーなどで「赤かぶ漬け」として販売が始まる予定です。鮮やかな紅色と独特の風味が特徴の飛騨の冬の味覚を、ぜひお楽しみください。
■ 「赤かぶ漬け」～飛騨の冬の保存食～
飛騨地方は山に囲まれた豪雪地帯で、冬場は雪に閉ざされる日が続きます。そのため、昔から冬の保存食として「赤かぶ漬け」が各家庭で作られてきました。
【赤かぶ漬けの特徴】
鮮やかな色：紅色が食卓を華やかに彩る
さっぱりとした味わい：甘酢漬けで、箸休めに最適
乳酸発酵：発酵食品としての健康効果も
長期保存可能：冬の間、貴重なビタミン源として重宝
■ 新しい食べ方「漬物ステーキ」
近年、B級グルメとして全国的に注目を集めているのが、飛騨高山の名物料理「漬物ステーキ」です。
【漬物ステーキとは】
白菜漬けをホットプレートや鉄板で焼いて味付けするアレンジ料理です。
赤カブのスライスを入れると彩りも鮮やかになります。
ご飯のおかずにもお酒のつまみにも合い、簡単に作れます。
高山市内の多くの飲食店で「漬物ステーキ」をメニュー化しており、観光客にも大人気です。
【作り方】
赤カブのスライスを混ぜ合わせた白菜漬けの水気を軽く切る
ホットプレートやフライパンで焼く
醤油やバターで味付け
卵を落として完成
【本件に関するお問い合わせ】
高山市役所広報公聴課
住所：〒506-8555 岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
電話：0577-35-3134
