水曜日, 10月 1, 2025
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農業総合研究所とやさいバス、業務提携により物流と販路を一体化

共同配送と相互販売で、生産者・小売・消費者をつなぐ新モデルを共同構築

「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する株式会社農業総合研究所(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役社長:堀内 寛、以下「当社」)は、やさいバス株式会社(本社:静岡県牧之原市、代表取締役社長:加藤 百合子、以下「やさいバス」)と連携し、2025年10月1日(水)より業務提携を開始いたします。

本業務提携では、両社の持つ強みを生かし、地域農業の安定化、小売店舗の活性化、そして生産者への価値還元に取り組むものです。従来の「分断された流通構造」を超え、業界全体の持続可能性を高める新たなモデルを構築して参ります。

■業務提携のポイント

1.物流ネットワークの共有

両社の拠点を含む物流ネットワークを共有し、共同配送による効率化を実現。ドライバー不足や燃料高騰といった社会課題に対応します。

2.販路・商品の共有

両社の取引生産者の商品を相互に販売します。例えば、小売店舗において「やさいバス×農家の直売所(※)」などの形式で共同ブランドを展開し、生産者の販路拡大および価値向上を促進します。

(※)共同ブランドの「農家の直売所」は小売店ごとに展開しているコーナー名になります。

■社会的意義

1.生産者の販路拡大

新たな販路・販売手法を提供し、価格下落や廃棄リスクを軽減します。

2.物流課題の改善

物流効率化を通じて、持続可能な農産物流通を構築します。

3.小売店舗を通じて、青果の価値向上

生産現場から迅速に小売店舗へ届けることで、消費者への青果の価値「新鮮」「美味しい」を提供し、売り場の魅力と存在感を高めます。結果として、商品の価値を高め、生産者の売上向上につなげます。

当社は今後も、「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」という企業方針に基づき業界横断的な連携を通じて挑戦を続けて参ります。

やさいバスとは?

やさいバスは、2017年3月に株式会社エムスクエア・ラボと鈴与株式会社と共同で創業した地域の生産者と購買者をつなぐ共同配送システムです。地域の産地から消費地まで、最短でその日のうちに届ける仕組みを構築し、生産者と購買者双方にメリットのある新しい流通システムを各地にて展開しています。

農家の直売所とは?

農家の直売所は、株式会社農業総合研究所が展開する農産物産直売所の名称です。全国の集荷拠点で集荷した新鮮な農産物を都市部のスーパーマーケット内に設置した農家の直売所(インショップ)に最短1日でお届け・販売する独自の流通プラットフォームです。生産者が農産物を規格にとらわれず生産し、自ら販売価格や販売先を決める自由出荷により、生産者の所得拡大やフードロスの削減、生活者にとっては安全・安心でコストメリットの高い農産物流通を実現しています。

■ 会社概要

株式会社 農業総合研究所 (JPX 証券コード 3541)

〒640-8341 和歌山県和歌山市黒田 99 番地 12 寺本ビルⅡ4階

https://nousouken.co.jp/

「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、日本及び世界から農業が無くならない仕組みを構築することを目的とした産直流通のリーディングカンパニーです。全国約 10,000 名の生産者と都市部を中心とした約 2,000 店舗の小売店を IT でダイレクトに繋ぎ、情報・物流・決済のプラットフォームを構築することにより、農産物の産地直送販売を都市部のスーパーで実現した「農家の直売所事業」と、農産物をブランディングしてスーパーなどで提供する「産直事業」を展開しています。

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