水曜日, 10月 1, 2025
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ディープテック・スタートアップAGRIST、1粒1000円イチゴ「M」の世界展開構想を発表。米良企業グループのLED栽培技術を活用

10月3日(金)、米良企業グループ「照らす会議」で地元企業とスタートアップの地方創生連携モデルを発表

1粒1000円イチゴ「M」ブランドイメージ

概要

農業課題をディープテックで解決するAGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町、以下「AGRIST」)は、株式会社共立電照(本社:宮崎県宮崎市、以下「共立電照」)との実証実験プロジェクトで開発した1粒1000円の高級イチゴ「M」 を基盤とする世界展開構想を、2025年10月3日(金)に発表します。

本プロジェクトは、両社の技術を活かした、LEDライト活用の植物工場で生産されたイチゴを成長著しい中東市場などに展開していく計画です。地元企業とスタートアップの連携モデルとして、宮崎県を代表する複合リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」にて開催される「照らす会議」で詳細を発表いたします。

写真提供:共立電照
共同実証実験で生産されたイチゴの様子

本リリースのポイント

  • IoTとAIを活用した再現性の高いLED植物工場で、宮崎ブランドイチゴ「M」の栽培モデル確立へ

  • 次世代農業モデルとして、コンテナ型植物工場を中東やグローバル市場への展開を構想

  • 共立電照のLEDライトを活用した高い栽培技術で開発から生産までを共同実証

  • 地元企業とスタートアップの連携で、グローバルな課題解決に貢献するモデルケースを目指す

共立電照のLEDライトを活用したイチゴ植物工場の様子

背景

日本の農業は、高齢化による担い手不足や気候変動による収穫量の不安定化など、多くの課題に直面しています。AGRISTは、これまでAI自動収穫ロボット「L」の開発を通じて、農家の労働力不足を解決してきました。一方で、天候に左右されない安定的な生産システムの確立も急務でした。そこで私たちは、宮崎県に本社を置く電気メーカー、株式会社共立電照に協力を仰ぎました。

共立電照のLEDライトを活用した高い栽培技術、そしてAGRISTのディープテックであるAI・スマート農業の知見を組み合わせることで、温湿度や光量を精密に制御できる完全閉鎖型の植物工場で宮崎市高岡町で実証実験を開始しました。

このイノベーションによって、季節や天候に左右されることなく、イチゴの甘さや大きさを理想的な状態に保つことが可能となりました。何度も試行錯誤を重ね、最大糖度13度を超える数値をマークすることに成功。

本取り組みは、地元企業同士の技術連携が、日本の農業課題を解決し、地方を活性化する大きな可能性を示すものだと確信しています。

代表取締役 秦のメッセージ:米良グループの高い技術力との共創で日本の農業と食の魅力を世界へ

AGRIST株式会社 代表取締役 秦 裕貴

「この度、共立電照様との協業により、私たちが目指す『100年先も続く持続可能な農業』に向けて新たな一歩を踏み出せたことを大変嬉しく思います。

共立電照様のLEDライト技術と、それを最大限に活かした高い栽培ノウハウがなければイチゴ「M」は生まれませんでした。宮崎県新富町という小さな町で創業したAGRISTの最先端の技術と、地元企業の技術が融合した本取り組みを、世界の食料問題解決へと活かすべく、さらなる共創と事業展開に取り組んでまいります。」


今後の展望

私たちは、この植物工場モデルを他の作物にも応用するだけでなく、コンテナ型の植物工場としてパッケージ化し、グローバル市場へと展開することを構想しています。特に、水不足や食料自給率の課題を抱える中東地域の新設ホテルなどをターゲットに、日本の高い技術力を活用したソリューションを提供していきます。

AGRISTのディープテックと共立電照の誇る世界最高峰のLEDライト技術を融合させることで、過酷な環境下でも安定した野菜生産を可能にし、日本の農業が世界の食料問題解決に貢献する未来を創ります。私たちは、テクノロジーの力で農業の新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けます。

団体概要

AGRIST株式会社

ディープテックで農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現するスタートアップ企業です。AIを搭載した自動収穫ロボットを活用したスマート農業を全国で展開しております。拠点は、国の地方創生優良事例にも選出された農業が盛んな宮崎県新富町です。2025年までに農林水産大臣賞を含む国内外で20以上の賞を受賞。さらに、世界最大級の展示会CESでプロダクトイノベーションアワードを受賞するなど、高い技術力と革新性が評価されています。

会社概要:https://agrist.com/


株式会社共立電照

2009(平成21)年8月、LED照明の製造・販売に特化する形で株式会社共立電機製作所から独立、株式会社共立電照を設立しました。2013(平成25)年6月に株式会社共立電照に社名を変更し、2017(平成29年)の三高テクノ工場(宮崎市高岡町)グランドオープンに伴い、2018(平成30)年、本社を宮崎市に移設。世界的に進む地球環境保全・カーボンニュートラルの取り組みに貢献できるLED照明の開発・製造・販売を中心に、LED照明を活用した野菜・食用花栽培、防災・減災対策としてニーズが高まっている蓄電池製品の製造なども行っています。「今まで以上を創る」を理念に、高品質・高性能の〝ほんもののものづくり〟を全国に発信し、地域に根差す100年企業を目指していきます。

株式会社共立電照HP:https://fk-led.com/

本件に関するお問い合わせ先

AGRIST株式会社 広報担当

メールアドレス:pr@agrist.com

・本リリース転載ご希望の方には、高解像度の製品画像データを提供いたします。

・10月3日開催「照らす会議」の詳細は、共立電照にお問い合わせください。

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