火曜日, 9月 16, 2025
ホームイベント官民連携で浜田の魚を全国へ — みらいマルシェ、島根県浜田市と連携し6社20店舗でフェア開催

官民連携で浜田の魚を全国へ — みらいマルシェ、島根県浜田市と連携し6社20店舗でフェア開催

みらいマルシェ株式会社(本社: 東京都、代表取締役: 井口大輔)は、2025年8月、島根県浜田市と連携し、同市の水産物を首都圏・関西圏をはじめとするスーパーや鮮魚店で取り扱う「浜田港フェア」を企画・運営しました。浜田市との連携によるフェア開催は累計4回目。今回は6社20店舗で開催され、各社盛況のうちに終了いたしました。

当社が2018年から浜田市の民間事業者と培ってきた県外出荷の取り組みを、官民連携によってさらに発展させるこの事業は、持続可能な地域産業振興の新たな形を切り拓いています。今秋には第5弾のフェア開催を予定しており、引き続き地域と消費地をつなぐ架け橋となることを目指します。

6社20店舗で実施した「浜田港フェア」

この度の「浜田港フェア」は、2025年8月21日から8月31日にかけて、スーパーマーケット5社(東京都、神奈川県、静岡県、埼玉県、大阪府)、鮮魚店1社(大阪府)の、計6社20店舗にて開催されました。浜田を代表するブランド魚「どんちっちアジ」をはじめ、赤甘鯛やケンサキイカといった旬の水産物を取り扱い、好評を博しました。

開催スーパー・鮮魚小売店(開催順)

  • ニッコー 4店舗(大阪府, 8月21日〜31日開催)

  • 魚和水産 3店舗(大阪府, 8月23日、30日開催)

  • スーパーTANAKA(東京都, 8月23日開催)

  • 大野屋 4店舗(神奈川県, 8月26日開催)

  • ケンゾー 5店舗(埼玉県, 8月30日開催)

  • スーパーラック 3店舗(静岡県, 8月30日開催)

開催にあたり当社は、浜田市の産業振興を担う「はまだ産業振興機構」、浜田を拠点とする複数の水産物出荷事業者、そしてフェア開催の販売店の仲介役として、取り扱い商品の提案から物流調整まで、企画・運営を全面的にサポートしました。

流通の仕組みを革新する「新しいフェアのモデル」

当社の推進するフェアは、産地と販売店の双方に大きなメリットをもたらす新しいモデルです。これは、スーパー1社が単独で行う一般的なものにはない特徴があります。

(1) 産地の負担を最小限に、広域でのフェア開催を実現

通常、フェア開催には、販売店の細かなニーズと産地の水揚げ状況をすり合わせる複雑な調整が必要です。当社がこの調整を一手に引き受けることで、産地側は手間をかけることなく、複数企業との取引が一度に実現します。

今回の「浜田港フェア」では、浜田市の出荷事業者2社が、期間中のべ6社20店舗の多様なニーズに対応し、5都道府県への流通を創出しました。

(2) 中小規模の店舗でも開催可能、機動的な「ミニフェア」という選択肢

従来のフェアは、企画・運営コストに見合う売上を確保するため、大規模な展開が前提でした。当社がその負担を軽減することで、地域に根差した中小規模のスーパーや鮮魚店でも、気軽にフェアを開催できるようになります。これにより、「チラシ掲載なし」「特定店舗のみ」「水産部門単独」といった機動的な「ミニフェア」が可能となり、日々の売り場にライブ感をもたらし、地域の需要に即した販売戦略に貢献します。

今回のフェアは、地域密着型の鮮魚店やスーパーを中心に、各社がそれぞれの店舗の実情に合わせてきめ細やかに開催されたのが特徴です。売り場の一画に浜田の旬の魚コーナーを設け、店頭POPやシールを活用するなど、柔軟な形で実施されました。

浜田市との連携について

浜田市との連携は、2023年5月の第1弾から始まり、今回で4回目を数えます。回を重ねるごとに連携はより効率的かつ強固なものになっています。第1回の連携効果を検証したレポートはこちらで公開しています(参考: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000107041.html )。

市が作成した販促物の活用や、出荷にかかる経費の一部助成といった支援により、前述のフェアモデルのメリットがさらに大きくなり、より効果的な流通拡大が実現しています。

当社は、2018年より浜田の複数民間業者と取引を行い、県外市場への出荷を支援してきました。この民間発の取り組みを基軸に、行政との連携によって販路拡大を加速させる官民連携モデルは、地方創生と産業振興の新しい形です。

今後の展望

今秋には第5弾、冬には第6弾となるフェアを予定しており、さらに多くのスーパー・消費者に浜田の魚の魅力を届ける取り組みを進めます。また、この官民連携による流通拡大のモデルケースを、今後も成功事例として積極的に発信してまいります。

関係者コメント

■ 島根県浜田市 はまだ産業振興機構

「島根県山陰浜田港で水揚げされた魚が、全国の食卓に届くことに喜びを感じると同時に、みらいマルシェ様や事業者の皆様の熱意ある取り組みに、浜田市として力を添えることができ、大変うれしく思います。今後も、民間との連携を深化させ、より多くのみなさまに浜田の「海の幸」をお届けすることで、浜田の産業を盛り上げていきたいと考えています。」

■ 浜田市出荷事業者: 有限会社やなぎ水産

「季節ごとに特色ある魚が水揚げされる浜田港。その美味しさを多くの地域にお届けできることを嬉しく思っています。水揚げに合わせて適切な規模のフェアが開催されることは、当社にとっても取引機会の最大化につながっています。今後も各社連携し、一緒に浜田の水産業を盛り上げていきます。秋・冬のフェアにもぜひご期待ください!」

■ 浜田市出荷事業者: 渡辺鮮魚店株式会社

「自然豊かな山々から豊富なミネラルが注がれる浜田港は、天然の良港として旨み抜群の魚を育みます。その特別な魚を、今回のようなフェアの機会を通じて「浜田の魚」として多くの方に味わっていただけることは何よりの喜びです。今後もこうした機会をはじめ、日々の取引を通じて浜田の水産物を全国にお届けできるよう取り組んでいきます。」


本件に関するお問い合わせ先

みらいマルシェ株式会社 広報担当 桑田

contact@miraimarche.com

産地とスーパーをつなぐプラットフォーム「みらいマルシェ」について

「みらいマルシェ」は、産地とスーパーマーケットが、毎日のように価格や量が変動する生鮮品の取引をスマホアプリを通じて行うことができるプラットフォームです。現在、全国34都道府県のスーパーマーケットの日々の仕入れで活用されています。

「みらいマルシェ」に関するお問い合わせは、下記よりご連絡ください。

https://about.miraimarche.com/contact/account

みらいマルシェ株式会社について

2016年にRELATIONS株式会社の社内ベンチャー「みらいマルシェ」として事業開発を開始し、2017年3月にスマホアプリ「みらいマルシェ」をローンチ、2018年に株式会社化してみらいマルシェ株式会社を設立。「未来の市場をつくる」をミッションとし、「毎日の食」をより豊かにするインフラづくりを進めるとともに、地域経済の活性化やフードロス削減など多面的な価値創出を目指しています。

会社概要

会社名 : みらいマルシェ株式会社

本社住所 : 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2丁目4番14号 フィールドクレストビル8階

代表者 : 代表取締役 井口 大輔

設立 : 2018年11月

URL : https://about.miraimarche.com

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