東京郊外の農地を、新たな発想で活用するプロジェクト。第1弾として、西東京市の住宅街にある農園で、参加者の募集を開始。9/18に説明会を開催します。

身近にある農地を、新しい事業フィールドに
住宅街のまわりに農地が残る風景は、郊外ではよく見られます。家からも都心からも身近な距離にある東京の農地には、新しい事業フィールドとしての大きな可能性があります。
立地の特性から、さまざまな人が関わりやすく、多様な使い方ができる。そこには大きな可能性があるにもかかわらず、都市農地は減少の一途をたどり、うまく生かせていないのが現状です。
そこで東京R不動産では農地を魅力的に活用する、事業や活動をする企業や団体・個人を募集。野菜や果物の生産・加工から、健康・福祉にまつわる事業、教育や体験のプログラム、社会課題解決を目指す事業まで。業種や活動内容を問わず、さまざまな分野での活用の可能性を探っていきます。

農地を地域の魅力に変換
都市の中の農地や生産緑地は、農作物の生産の場であるだけでなく、緑地としての側面も持ち、地域の重要な空間資源であり、地域の人々に憩いを与える存在でもあります。しかし農地を持つ農家では、相続税や後継者の問題など、農地の維持に対するさまざまな課題を抱えています。
こうした状況を解決すると同時に、農のある豊かな暮らしの場をつくることを目指し、東京R不動産では郊外の農地を地域の資源として生かすための、手法や仕組みの開発・提供を行う事業に取り組み始めました。
今回の事業者募集は、その一環として行っているものです。
農地を起点にさまざまな活動が生まれることで、近隣に住む人たちも巻き込みながら、地域での新たなコミュニケーションや活動が生まれていく。そんな風に地域の資源として農地を生かすことは、社会にとっても、暮らしを豊かにするうえでも、大事な要素であると考えています。
第1弾の対象地は、西東京市の農園
対象となる農園は西東京市にあり、吉祥寺・三鷹エリアにもほど近い立地です。
近隣では東京R不動産による新しい住宅地のプロジェクトも進行中。農が身近にある暮らしや、緑に囲まれて過ごす日常、顔の見える関係の中で子育てできることなどに共感する人たちを集めていきます。
住宅地プロジェクトの情報はこちら。
今回はそうした環境を活用しながら、農園と共同で事業やプロジェクトを行う事業者や団体、個人を募集します。取り組む内容や関わり方も柔軟に協議し、決定していきます。


■ 事業者向け現地説明会
日時:2025年9月18日(木)10:00~12:00
場所:東京都西東京市柳沢
お申し込みはこちらから。
東京R不動産
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