金曜日, 7月 4, 2025
ホームイベント小学生のレンジャーと芸人のAMEMIYAさんが一緒に!「海の環境活動、はじめました~」 愛知の海がワヤになってまう「クルマエビ救出大作戦&三河湾・伊勢湾防衛大作戦」in愛知を開催しました!

小学生のレンジャーと芸人のAMEMIYAさんが一緒に!「海の環境活動、はじめました~」 愛知の海がワヤになってまう「クルマエビ救出大作戦&三河湾・伊勢湾防衛大作戦」in愛知を開催しました!

2025 年6月28日(土)・ 6月29日(日) <開催場所/蒲郡市(蒲郡商工会議所~竹島水族館)・名古屋市港区(稲永ビジターセンター~藤前干潟)>

一般社団法人海と日本プロジェクトin愛知県は、6月28日(土) ・6月29日(日)に、愛知県内在住の小学4・5・6年生を対象に愛知県蒲郡市と名古屋市で愛知の海の豊かさや環境問題について学ぶイベント「クルマエビ救出大作戦in愛知」と「三河湾・伊勢湾防衛大作戦in愛知」を開催しました。イベントの最後には、芸人のAMEMIYAさんが、学んだ事を歌詞に込めてみんなと一緒に熱唱し、海に対する思いを新たにしました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要 <愛知の海がワヤになってまう「海の環境活動、はじめました~」>

<1日目  「クルマエビ救出大作戦in愛知」>

【日程】  2025年6月28日(土)10時~16時30分

【開催場所】愛知県蒲郡市(蒲郡商工会議所~竹島水族館)

【参加人数】 18人(事前応募の小学4年生~6年生)

【協力団体】 愛知県水産試験場、がまごおり地魚普及実行委員会、竹島水族館

<2日目  「三河湾・伊勢湾防衛大作戦in愛知」>

【日程】   2025年6月29日(日)9時~16時 

【開催場所】 愛知県名古屋市港区(稲永ビジターセンター~藤前干潟)

【参加人数】 18人(事前応募の小学4年生~6年生)

【協力団体】 一般社団法人日本水中技術振興会、稲永ビジターセンター、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会、八千代エンジニヤリング 

1日目:愛知の海について知ろう!

1日目、蒲郡商工会議所に集まった18人のレンジャーたち。

事前の応募で選ばれた海や魚に興味がある愛知県在住の小学4年生から6年生までの小学生です。

グループに分かれて自己紹介をした後、愛知県水産試験場の堀木清貴さんから、愛知県の県魚「クルマエビ」と愛知の海について話を聞きました。愛知県には田原市に栽培漁業センターがあり、クルマエビやガザミ、アワビを栽培しています。400万尾の稚クルマエビを常滑市の海に放流する映像も見ました。愛知の海では、クルマエビ、ガザミ、アサリが全国1位の水揚げ量です。他にも、シラスやクロダイ、ニギスなど、全国上位の魚がたくさんあります。とるだけではなく、稚魚を放流することで、生産量を守っています。子どもたちもたくさんメモをとりながら、真剣な表情で講義を聞いていました。堀木さんからは、講義の最後に愛知県産の水産物50種類を紹介する「あいちのおさかなカード」をプレゼント頂きました。

受け取った子どもたちは、歓声をあげながら、早速、お互いのカードを見比べて、知っている魚の情報を交換していました。

続いては、三河湾・蒲郡の海についての講義です。教えてくれるのは、がまごおり地魚普及実行委員会 会長の笹野弘明さん。蒲郡には3つの海があって深海魚のまちとして有名だという事、どうして深海魚はおいしいのかなど、深海魚の魅力について話を聞きました。笹野さんが生きたクルマエビを手配してくださり、みんなでじっくり観察をすることもできました。実は笹野さん、みんなに講義をしながら、裏で昼食の準備もしてくださいました。今回のイベントの隊長AMEMIYAさんの代表ネタ「冷やし中華はじめました~」にちなんで、メニューは深海魚(メヒカリ)の魚醤をタレに使った冷やし中華、カガミダイとメヒカリのお寿司とフライ。みんなで一緒に食べる蒲郡の海の幸の味は格別でした!

午後は、竹島水族館に移動して、深海魚について、海の生き物が困っている事を調べに行きます。

竹島水族館に向かう途中で、AMEMIYA隊長とも合流し、水族館を見学しました。

水族館では、グループごとに「推しの深海魚」を決めて、海の生き物が困っていることは何かを調べ、発表しました。子供たちが調べた海の生物の困り事は「魚がエサと間違えてビニールやプラスチックなどのごみを食べてしまう」「海洋ごみが深海にまで達している」「海洋酸性化で、海の水質が変わって、生物たちが苦しんでいる」など。どれも、深刻な問題です。

1日目の最後はいよいよ、今日、学んだことを歌詞にする時間です。活動の中で、印象に残ったことを、学びのノートに書いていきます。AMEMIYA隊長が「クルマエビ」「深海魚」「三河湾」「竹島水族館」など、みんなから出た単語をつないで、即興で歌にして発表してくれました。その場でストーリーを作っていくAMEMIYA隊長はさすが!です。最後はみんなから手拍子と拍手が沸き起こり、楽しい雰囲気の中で1日目の活動は終了しました。

2日目: 未来の海に向けて出来ることを考えよう!

2日目は、海洋ごみについて学びを深めていきます。

はじめに、日本水中技術振興会の増田浩三さんを講師に迎えて、水中ドローンで海の中を覗いてみます。

海で動かす前に、プールでドローンのレバー操作を練習しました。水中ドローンは見るのも触るのも、全員初めてでしたが、みんな、5分も練習すると上手にドローンを動かせるようになりました。

機械操作を覚えたら、いよいよ、海の中の水中ドローンを操作します。「水中探検に行くよ!」の掛け声で、子どもたちは緊張しながら、ドローンのレバーを動かしました。藤前干潟の海の中は濁っていて、しばらく画面には茶色い泥水しか映りませんでしたが、それでも、岩場の近くでドローンを動かすと、魚の鱗がキラリと光ったり、フジツボが映ったり、中には小さなカニを見つける子もいました。増田さんによると、藤前干潟の海の中には、ウナギやアカエイ、エビなどがいるそうです。体験が終わった後の感想をみんなに聞いてみると、全員が「楽しかった!」と笑顔で挙手してくれました。増田さんからは「水中ドローンを使って水の中を覗くと、地球が見える。10年後の主役はみんなだよ」の言葉をもらいました。

続いては海ごみが生き物に与える影響について、稲永ビジターセンターの鈴木由美さんから話を聞きました。台風の後には、藤前干潟に大量のごみが流れてきたり、マイクロプラスチックもたくさん流れつき、エサと間違えて食べてしまう鳥がいたりもするそうです。放置された釣り糸を食べて死んでしまった鳥のはく製も見せてもらいました。実際の展示物を見ながら話を聞き、海のごみがなぜ問題なのか、生き物にどのような影響を与えているのかを子どもたちは肌で感じていました。

午後は、藤前干潟の中でも普段は一般の人が入れない場所「中堤防」にバスで移動しました。ここで藤前干潟クリーン大作戦実行委員会 実行委員長の坂野一博さんから、ごみの現状を聞きながらごみ拾いのスタートです。庄内川と新川の境界にある中堤防は、流れ込んだごみがたまりやすい、いわば藤前干潟のホットスポット。AMEMIYA隊長も長靴姿で参加して、堤防にたまった大量のごみを一緒に拾い集めました。ペットボトルや、ビニールごみ、スコップで少し掘るだけで大量のマイクロプラスチックが出てきます。

海のごみの多くは、街から流れてきたものだと言われています。

最後の講義は、川に流れるごみを計測している会社 八千代エンジニヤリングの佐々木健司さんから話を聞きました。なぜ、川のごみを測っているのかについては、ごみを計測することによって清掃活動の場所を考えることができると教わりました。海洋ごみの問題解決に向けて出来ることは「回収」と「発生抑制」の大きく2つがあることなど、学んだことを踏まえて「明日から自分で何ができるのか考えてみよう!」と、講義を締めくくりました。

最後は、AMEMIYA隊長が、みんなが学んだことを聞き取って、歌を作成します。2日目の歌には「水中ドローン」「ごみ」「リサイクル」などの歌詞がみんなから出てきました。

修了式ではAMEMIYA隊長から、サイン入りの「冷やし中華はじめました」用紙と、オリジナルピックを手渡しでプレゼント。みんな、忘れられない思い出になりました。

イベントの最後は、AMEMIYA隊長と全員で1日目と2日目に作成した歌を大合唱!

AMEMIYA隊長の代表ネタ「冷やし中華はじめました~」が、2日間の活動を通じて、どんな最高の替え歌になったのか、テレビ愛知で7月と8月の2回に分けて放送予定です。

ぜひ、ご覧ください!!

<番組名>  愛知の海がワヤになってまう~クルマエビ救出大作戦in愛知~

<放送日>  2025年7月21日(月・祝) 17時10分~17時30分

<番組名>  愛知の海がワヤになってまう~三河湾・伊勢湾防衛大作戦in愛知~

<放送日>  2025年8月11日(月・祝)17時10分~17時30分

参加した子どもたちの声

「家の近くには海がなくて、なかなか海に行く機会がなかったけど、2日間を通して違う海の顔が見えて勉強になりました」

「トラザメだと思っていたサメが“イズハナトラザメ”だったことが水族館で分かって面白かったです」

「初めて深海魚のお寿司を食べたのが思い出です。今まで食べたお寿司の中で一番、美味しかったです」

「水中ドローンが楽しかった!愛知の海もごみがなくなって、沖縄の海みたいにもぐるとキレイな魚がいる海になるといいのに、と思いました」

<団体概要>

団体名称 :一般社団法人海と日本プロジェクトin愛知県

URL :https://tv-aichi.co.jp/aichi_uminohi/

活動内容  :愛知県を対象地域とした海と日本プロジェクトを推進する。

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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