土曜日, 2月 22, 2025
ホーム商品サービス農家生まれのスタートアップが内閣官房主催のアワードで最優秀賞を受賞!地理空間情報を活用したビジコン「イチBizアワード」~水田除草ロボット「ミズニゴール」最新モデルの予約受付中~

農家生まれのスタートアップが内閣官房主催のアワードで最優秀賞を受賞!地理空間情報を活用したビジコン「イチBizアワード」~水田除草ロボット「ミズニゴール」最新モデルの予約受付中~

テクノロジーを通じて農業自動化と楽しさ向上を目指す株式会社ハタケホットケ(長野県塩尻市 代表:日吉有為)は、内閣官房主催の地理空間情報を活用したビジネスアイデアコンテスト「イチBizアワード」で最優秀賞を受賞いたしました。水田除草ロボット「ミズニゴール」の最新版で、準天頂衛星システムみちびきが提供するセンチメータ級測位補強サービス・CLAS(シーラス)を利用したGNSS自動運転型の2025年モデルの申込を現在受付中です。

内閣官房主催「イチBizアワード」とは

イチBizアワードは、地理空間情報の可能性を最大限に活用し、新たなビジネスアイデアを発掘・支援するコンテスト。内閣官房の主催により2022年度から開催されており、最先端の地理空間情報技術と多様なデータの融合によって、社会課題の解決や新たな価値創出を促進することを目的としています。リアルタイムデータや3次元データの活用が進む中、革新的なビジネスの誕生や発展を後押しし、より豊かで持続可能な社会の実現を目指して開催されています。

172社の中から最優秀賞を受賞!

2024年度「イチBizアワード」アワードには、合計172社がエントリーしました。一次選考ではGPSによる上下水道管地震被害状況のオンライン監視や海中版ストリートビューなどがノミネート。最終的に救急医療系ITや漁師を繋ぐ海難救助システム、自動車とAIを活用し国内外で利用されているゴミ分布調査システムが、アイデア部門やビジネス部門で選出されるなか、ミズニゴールが最優秀賞を受賞いたしました。【当日の様子】https://youtu.be/ZBLW-oPPXaY?t=1766

https://www.youtube.com/watch?v=ZBLW-oPPXaY“>

【ハタケホットケのプレゼン:29分30秒頃~】

◆選出理由・評価コメント

庄司 昌彦/武蔵大学社会学部メディア社会学科教授

草取りにGPSという発想が興味深い。なぜロボットで草取りの手間を減らす必要があるのかというコンセプトがしっかりしており、土や米の売り方についてもよく考えられている。モーターの開発が困難であるが知財を取得済みという点への評価や、デバイスの生産力と安定供給がカギとの声もあった。ビジネスが正のスパイラルに入るまで頑張ってほしい。

農家発!重労働を自動化する「ミズニゴール」

「ミズニゴール」は、全国で小規模農家が最も多く、後継者不足、耕作放棄地といった農業課題を抱える長野県で生まれた自動除草ロボット。水田を走り回り、田んぼの水を濁らせることで、稲の栄養を奪う雑草の光合成を遮り除草作業を自動化します。

健康志向が広がる一方、日本国内の一般的な農家では、重労働と経営の負担軽減のために除草剤などの農薬・肥料を使用せざるを得ず、有機JAS米は国内でわずか0.12%しか生産されていない状況です。ミズニゴールは、現役で農業と子育てに勤しむメンバー達が、実体験とご近所農家さんへのヒアリング、地道な実験・改良を通じて開発された、重労働と環境負荷を削減する地域農家発のスマートアグリです。

稲への負担軽減を実現した2025年モデル。

今回リニューアルした2025年モデルでは、準天頂衛星システムみちびきが提供するセンチメータ級測位補強サービス・CLAS(シーラス)を利用したGNSSを採用。自動運転の精度を向上させたほか、ボディの成形方法・部材を変更したことで耐久性・耐水性の向上、軽量化を実現しました。また、昨年の2024年モデルは走破性を重視した一方で、田んぼの土の状態によっては苗を土に押し込んでしまうケースも発生したことが課題でした。今回の2025年モデルでは車輪を稲に優しい形状・素材を採用したことで軽量化を図り、稲への影響を少なくしています。

自動制御の精度が向上

ハタケホットケから貸与するGNSS計測機にて田んぼの4点の座標(最大20角形まで対応)を計測。走行データ(Waypoint)を作成しデータを機体に格納。利用者は本機に組み込まれたボタンで田んぼ番号を選択することで、自動走行を実現しました。

Waypointの例

ミズニゴール 2025年モデル 

●生産台数:最大50台生産予定(※改良版2024年モデルも別途50台提供予定)

●2025年4月中旬以降~7月中旬のレンタル提供(※試験販売もあり)

●機能アップ:自動運転の精度向上、耐久性、耐水性、軽量化

●車輪を稲に優しい素材と形状に変更

◆説明会の開催日程

ミズニゴール2025年モデルの製品及び地域サポーター制度のオンライン説明会を実施します。

ご参加希望の農家・事業者様は以下よりお申し込みください。

・2月22日(土)10:00~ ・2月25日(火)10:00~

・3月1日(土) 10:00~ ・3月5日(水) 13:00~ ・3月11日(火) 10:00~ ・3月14日(金) 13:00~

◆参加申し込み:https://bit.ly/HATAKE_Hottoke_2025

(ご取材希望の報道関係者様は広報事務局までお問い合わせください)

◆製品概要

◆レンタル料金:

・ミズニゴール2025 GNSS版:¥330,000 (税込)

・ミズニゴール2024改 ラジコン版:¥198,000(税込)

 ※追加バッテリー、 Waypoint設定費用は別途

◆販売価格:

・ミズニゴール2025 GNSS版:¥880,000 (税込)

・預かり保守メンテナンスに加入が前提、2026年モデルへの無償アップグレード付

・1台あたりの抑草・除草能力:10時間の稼働で3ha

(※ 追加バッテリー使用。一般的には3〜5日おきの運用で9〜15haが対応可能)

・提供対象:全国の農家・農業組合・自治体・農業関係機関様

・提供台数:100台。(2025年モデル:50台、2024年モデル:50台)

※先着順で受付。予定数を上回った場合はキャンセル待ちとなります。

~日本の農業課題とミズニゴールの取り組み背景~

農林水産省の「みどりの食料システム戦略」によると、日本国内の農業は生産者の高齢化・後継者不足など農業基盤・地域コミュニティの衰退に直面しており、農薬・化学肥料の減少など環境負荷軽減の他「雇用の増大、地域所得の向上」など、生産・流通面含めた持続可能な農業の必要性を掲げています。 https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/

基盤確立事業や優遇税制が始まる一方で、対象設備が100万円以上かつ認定メーカーに限られるなど、大規模農家を中心とした制度となっています。また、近年のスマート農業製品についても設備投資として導入するにはコスト面のハードルが高く、小規模農家が取り残されている状況です。

(参考)農林水産省「農林業センサス(H27)」

今後も有機・⾃然栽培の普及とスマート化に向けた製品開発と、日本国内の安⼼・安全な⾷の普及に向けて貢献してまいります。また、様々な原料価格の高騰が進む中、費用を抑えながら無農薬や有機農法の導入・転換を促進すると同時に経営リスクの分散を後押しする事業を進めてまいります

◆会社概要

・会社名:株式会社ハタケホットケ

・設立:2021年10月25日 代表取締役:日吉 有為

・所在地:長野県塩尻市大門八番町1番28号スナバ

・事業内容:スマートアグリ製品の開発・製造・販売

・公式サイト:https://hhtk.jp/

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