中古農機具の売買専門店「農機具王」を全国で33店舗展開している株式会社リンクは、日お米の生産者様151名を対象に「去年より収入が増えたことによってできるようになったこと」のアンケートを実施しました。
■調査概要
調査概要:2024年 今年のお米の収量についての調査
調査方法:ラインのアンケート機能を使ったインターネット調査
調査期間:2024年9月13日〜同年9月29日
有効回答:日本のお米の生産者151名
当調査で約8割の生産者様がお米の買取金額が上がったという実感をされていました。
その内容をまとめたものが下記記事となります。
まず、こちらの記事をご確認ください。
その上で、生産者様に対し「去年より収入が増えたことによってできるようになったこと」について調査しました。
結果は下記表の通りとなります。
■もっとも優先されていることは〇〇だった
「農機具の新規導入・購入」および「機械の修理、メンテナンス」(共に17.9%)が最も多くの割合を占めていることは、農業経営において機械の役割が非常に重要であることを示しています。農業は機械化が進んでいるため、機械の導入やメンテナンスが収入増加時に優先されるというのは自然な流れであると考えられます。また、これに「設備投資」(8.9%)を加えると、収入増加の3割以上が機械や設備に使われていることがわかります。これにより、農業生産の効率化や規模の拡大が図られていると考えられます。
「農機具の買い替え」(7.1%)や「機械の更新」(7.1%)といった項目も重要です。これらは、新しい技術や機械の導入によって生産性の向上や運営の効率化を目指していることがうかがえます。農業の効率化や競争力強化を図る上で、古くなった機械の買い替えや更新が収入増加の一部に充てられていることが理解できます。現代の農業は新しい技術の導入や効率化が競争力を維持するために必要不可欠であるため、これらの支出が生産者にとって最も重要な項目であることが裏付けられます。
■物価上昇の影響を無視できない現状
「収入増えた以上に物価上がり何も変わらない」と答えた人が8.9%いることは、収入の増加が必ずしも生活や経営の改善につながっていないことを示唆しています。物価上昇、特に燃料費や資材費の高騰が、生産者の収益を圧迫している可能性があります。これによって、収入が増えても実質的な購買力が低下し、経営や生活に大きな改善が見られないという現実があるかもしれません。この点は、現在の経済状況が生産者に与える影響を強調しており、インフレや市場の変動に敏感な業種であることがうかがえます。
■農業の継続・拡大は地域の農業の維持や発展にもつながる
「米作りの継続」(3.6%)や「農地面積の拡大」(1.8%)といった項目も表れており、収入増加によって農業の継続性や規模の拡大が可能になった農家も存在することがわかります。これにより、単なる収入増加が個人の生活に影響を与えるだけでなく、地域の農業の維持や発展にも貢献していることが示されています。
■まとめ
この表からは、収入が増加したことにより、農業における設備投資や機械関連の支出が多く優先される一方で、物価上昇や借金の存在が生産者の経営に大きな影響を与えていることが読み取れます。また、一部の生産者は収入増加を生活費や貯金、将来の投資に充てていることから、農業経営者たちの多様な戦略が見て取れます。全体として、農業経営の効率化と負債の返済が重視されており、将来的なリスクを見据えた行動が多くの生産者で取られていることが伺えます。
農機具王は、農業業界を盛り上げていくことを目的に、今後も生産者様を対象として調査を行っていきます。また、さらなるサポートサービスの拡充を図り、多くの生産者様と共に成長していくことを目指します。さらに常に生産者様のニーズに応えるべく、最新の情報と技術を提供し続けます。
【株式会社リンクについて】
本社:〒523-0892 滋賀県近江八幡市出町652 六芳舎ビル2F
代表者:代表取締役 濱田 義郎
設立:2011年12月(創業:2009年5月)
電話番号:0748-36-3697
事業内容:農機具の売買
Email: mail@noukiguou.com