既存株主の追加出資に加え、三菱UFJキャピタル株式会社、Future Food Fund 他複数社が新たに参画、 マレーシア・シンガポールの急速な顧客ニーズ拡大に伴いサービス展開を一気に加速
東南アジアにおける生鮮食品サプライチェーンを構築する株式会社SECAI MARCHE（本社：東京都、 グローバル拠点：マレーシア クアラルンプール・シンガポール）、 以下「当社」）は、Beyond Next Ventures 株式会社、Spiral Ventures Asia Fund I, L.P.、三菱 UFJ キャピタル 9号投資事業有限責任組合、Future Food Fund 2 号投資事業有限責任組合、常石商事株式会社、株式会社福岡ソノリク、山本徹氏(株式会社フーディソン、代表取締役CEO)他 から新たに3億円、シリーズA総額 5.1億円の第三者割当増資を実施しました。
◆SECAI MARCHEのこれまでの実績
当社は、2019年に生産者と消費者をダイレクトに繋ぐ東南アジア B2B 産直ECをリリース。
以降、生鮮食品のフルフィルメント*プラットフォームとして高品質で透明性のある生鮮食品を消費者（飲食店・小売店舗）に届ける先駆者として生産者及び利用者数の拡大を続け、毎年200%で成長しています。
日本やマレーシアなど、世界中の生産者のこだわり食材を4,000点以上掲載し、野菜、果物、水産物等の生鮮食品を中心に一気通貫のフルフィルメントサービスを提供しています。
(※)フルフィルメントサービス…通信販売やECにおいて受注～配送（集荷、検品、パッキング、梱包、在庫管理、冷蔵発送、カスタマーサービス、決済など）までの一連業務の総称
当社サプライチェーンの強み
・既存流通を通らない、産地から消費地までのダイレクト流通網
・生産者は需要情報を得ることで、安定した収入を得ることができる
・消費者は高品質で適正価格の商品を、少量多品種かつワンストップで購入することができる
・一気通貫のフルフィルメントテクノロジーで廃棄率と配送コストを最小化
◆資金調達実施の目的
東南アジアにおける外食産業の急速な成長、マレーシア・シンガポールにおける高品質でコスト競争力のある当社のサービスに対する急速な顧客ニーズ拡大に伴い、フルフィルメントセンターの拡充、AIを活用した需要予測のさらなる精度向上、ラストワンマイルの自動化・最適化に使用します。また、体制構築費及びマーケティング活動にも充当する予定です。
本資金調達を皮切りに、東南アジアのマーケットシェアを一気に拡大してまいります。
◆本ラウンド投資家からのコメント
Beyond Next Ventures 株式会社
パートナー 有馬 暁澄 氏
5年前から早川さん、杉山さんのパワフルなリーダーシップと高いコミットメント力にほれ込み続けて、このたび追加投資をさせていただきました。この5年間、数々の挑戦を共に乗り越え、今やマレーシアでは顧客数や取扱品目などでトップクラスの企業へと成長されました。お二人が掲げる「生産者と消費者がダイレクトに繋がり、情報やモノが平等に流通することで、全ての人がサステイナブルに成長できる世界」というビジョンの実現に向け、これからもほれ込み続け、全力でコミットしていきます！
Spiral Ventures Asia Fund I, L.P.
代表 堀口 雄二 氏
2022年の出資に引き続き、今回も追加出資させていただきました。現在の投資環境下での資金調達はご苦労も多かったことと思いますが、早川さん、杉山さんの事業に対する強い情熱は、困難な時期を乗り越える大きな原動力となりました。株主を積極的に巻き込み、目指すゴールに邁進する純粋な姿勢は、経営者として大切なものを学ばせてくれました。この度、さらに素晴らしい株主の方々も加わり、一層全員でこれからの成長を支援していきます。
三菱UFJキャピタル株式会社
投資第三部 部長 西尾 祐一 氏
SECAI MARCHEはマレーシア･シンガポールを中心に自社構築したフルフィルメントプラットフォーム上で、産直ECとして生鮮食品を中心に4,000点に上る食材を提供しております。同社は創業6周年を迎え、首尾一貫して現地の食の品質向上、日本食材の魅力の海外発信･提供を愚直に進め、更に大きな飛躍を遂げるべく、大きな壁に立ち向かっております。こうした熱くて強い意志と信念に強く共感し、同社の業績拡大の一躍を担うべく出資に至りました。今回の出資をきっかけに、MUFGの一員としての強み、MUFGの東南アジアのネットワークを生かし、同社の事業成長に貢献して参りたいと思います。
Future Food Fund 2 号投資事業有限責任組合 投資担当 長谷川 浩之 氏
私自身、食のスタートアップでフルフィルメントやサプライチェーンに関わった経験から、より良い食のあり方を実現するには食材・食品そのものの美味しさだけでなく、産業を支えるシステムやインフラも重要だと感じています。杉山さんと早川さんの本事業に関する強いバックグラウンド、パンデミック下でも戦略的にシステム開発に投資された経緯を伺い、今回投資をさせて頂きました。今後、東南アジアでの食インフラ構築や日本の農産物の販路拡大でもご一緒できることを楽しみにしています。
常石商事株式会社
キャピタリスト 曽根 生馬 氏
業界への深い知見と経験を有した経営陣が、マレーシア・シンガポールの食品流通に関する課題に挑戦し、着実に事業成長されています。 SECAI MARCHEのサービスは、生産者と消費者の双方に大きな価値を提供できるものと確信しており、「誰もが主役になれる世界を創造する」というミッション実現に向け、共に歩んでいけることを楽しみにしています。
株式会社福岡ソノリク
代表取締役福社長 園田 裕輔 氏
SECAI MARCHEは、冷蔵物流網が未発達な東南アジアにおいて新たなサプライチェーンを提供することで、時代のニーズに応え、急速に成長している企業です。消費地のニーズを捉え、産地の魅力を消費地へ届けることで産地と消費地をつなげるサービスは、食材をただ消費地に届けるだけではない業界をより良くしていくサービスだと感じ、出資させていただきました。
これを機に、産地調達の強化、また、本サービスのエリア拡大としてタイにおける展開をご一緒したいと考えています。
SECAI MARCHEの一気通貫のフルフィルメントサービスと福岡ソノリクの産地とのつながりや物流・保管機能が合わさることで、今後の更なる展開につながるものと確信しています。
山本 徹 氏 (株式会社フーディソン、代表取締役CEO)
この度、SECAI MARCHEに出資させていただくことを大変光栄に思います。
共同代表の杉山さんと早川さんの情熱とビジョンに感銘を受けました。
彼らの革新的なアプローチと深い市場知識を活かし、日本産生鮮食品だけでなく、マレーシアを中心とした東南アジアでの商品流通のインフラ構築にも大きく貢献することを期待しています。
今回の出資を通じ、SECAI MARCHEのフルフィルメントサービスが更なる成功を収め、持続可能な成長を遂げることを楽しみにしております。
◆サービス誕生背景
東南アジアのEC市場は2025年に2,400億ドルを超える規模になると予想されていますが、生鮮食品においては冷蔵物流網（生産者から消費者へのコールドチェーンや小口の集荷配送機能など）が未発達であるためEC化は進んでおりません。新型コロナウイルス感染症以降、生産者がECを介して直接消費者に販売するケースは増えましたが、自社冷蔵物流機能を持つ生産者に限定されています。当社は、冷蔵物流機能を持たない多くの中小事業者・生産者にフルフィルメントサービスを一貫して、かつ日本クオリティで提供することで、東南アジアの生鮮食品のEC化を一気に進めております。
◆会社概要
商号 ：株式会社SECAI MARCHE
本社 ：東京都江東区
海外拠点 : マレーシア クアラルンプール、シンガポール
設立 ：2018年
代表者 ：早川 周作・杉山亜美
事業内容 ：EC事業、輸出入事業、卸売事業
Website : https://secai-marche.co.jp/
Owned Media : https://secai-marche.com/media/
