中古農機具の買取販売専門店「農機具王」を運営している株式会社リンク(本社:滋賀県近江八幡市、代表取締役:濱田 義郎)は、日本の生産者様103名を対象に「大変な農作業」に関するアンケートを実施しました。
■調査概要
調査概要:2024年 大変な農作業についての調査
調査方法:ラインのアンケート機能を使ったインターネット調査
調査期間:2024年7月4日〜同年7月21日
有効回答:日本の農作物の生産者103名
■大注目!現役の生産者が最も大変だと思う農作業は◯◯
「農業をしていて最も大変だと思う作業はなんですか?」(n=103)と生産者様に質問したところ、「草刈り・除草作業」と回答した方が66名と全体の64.1%を占めました。次いで「収穫作業」と「畦塗り・溝切り作業」と回答した方が各6名(各5.8%)という結果となりました。
「草刈り・除草作業」の理由として、「圃場の傾斜がキツく、機械で刈れる範囲がそれほどないため、ひたすら草刈り機で刈らなければいけない。その結果、体に負担がかかる。」「抜いても次から次へと雑草が伸びてくる。除草剤に頼ろうかとの心の葛藤も相まってストレスが半端ない」「収穫などと違って直接利益につながらないから。除草剤のタイミングなどを逃して手作業が増えると落ち込む。」といった声が多く寄せられました。
■「夏の農作業は過酷」生産者の声を実際に聞いてみた
「農業をしていて最も大変だと思う時期はいつですか?」(n=103)と生産者様に質問したところ、「夏」という回答が最も多く54名(52.4%)、次いで「春」と回答した方が11名(10.7%)、「秋」と回答した方が10名(9.7%)という結果となりました。
これは前質問「農業をしていて最も大変だと思う作業はなんですか?」の回答で「草刈り・除草作業」が多かったこととも関係しており、「夏」は雑草がよく伸びるため草刈り作業に時間が取られ、大変だという声が多くありました。また、炎天下の長時間の作業となるため、肉体への負担が多く、熱中症のリスクもあることが大変とのことでした。
また、「空調服やレインコートを使うが蒸れと体温上昇で休憩が多くなり作業効率が悪くなる。」「消毒やマルチで、一時期は雑草を押さえられるが、その後長い期間の栽培作物などは雑草の中に作物が埋まってしまう。」「ここ最近は暑すぎる。力作業が多い為、涼しい方が良い。」というリアルな声が多数寄せられました。
■まとめ
今回の調査結果から、日本の生産者が直面する最大の課題は「草刈り・除草作業」であり、特に夏の過酷な労働環境が指摘されています。この問題を解決するために、以下の具体的な提案を行います。
1. 機械化と自動化技術の導入
現在の農業は手作業が多く、肉体的な負担が大きいため、ドローンを用いた除草剤の散布や、自動運転トラクターによる草刈り作業の導入を促進します。これにより、人手不足の解消と作業効率の向上が期待できます。また、傾斜地での草刈りは手作業が多く、労力と時間がかかるため、傾斜地や狭小地でも効率的に作業できる小型除草機を導入・普及させる必要があると考えています。農機具王は中古農機具という新品よりも比較的導入しやすい商品を扱っているというメリットを活かし、農機具の導入・普及に貢献していきます。
2. 雑草管理技術の向上
従来の除草剤では効果が得られにくく、環境への負荷を懸念しているという声が多くあったため、農機具王では環境に優しく、持続的に効果を発揮する除草剤の提案をいたします。農機具王は常に生産者様の声に耳を傾け、求められるサービスの提供を行ってまいります。
3. 労働環境の改善・作業のスケジュール管理
夏場の高温環境下での作業は体に大きな負担をかけるため、農作業用の空調服や帽子、涼感素材の作業着の普及を進めます。また夏場は長時間の連続作業が多く、休憩が不十分な場合があるため、作業スケジュールを見直し、適切な休憩時間の確保することを推奨します。最も暑い時間帯を避けた早朝や夕方の作業を奨励、熱中症のリスクが高いため、熱中症予防のための教育を強化し、水分補給や塩分補給の重要性を周知徹底します。具体的に、プレスリリースの配信や日々のライン配信等で周知していきます。
これらの提案を実行することで、日本の生産者様の労働環境が改善され、持続可能な農業の発展が期待できます。技術革新と環境改善を通じて、生産者様の負担を軽減し、農業の未来をより明るいものにすることが重要です。
農機具王は、農業業界を盛り上げていくことを目的に、今後も生産者様を対象として調査を行っていきます。