月曜日, 11月 25, 2024
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お魚の流通に変化の兆し。全国の漁師と販売店を直接つなぐブルーフォーラムが、エー・ピーホールディングス、紀文産業と協業

2024年5月、株式会社SIFO(所在地:東京都中央区、代表取締役:岡本崇司、以下:ブルーフォーラム)はエー・ピーホールディングス(所在地;東京都)と紀文産業(所在地:東京都)と協業にて「未利用魚」を活用した商品開発をスタート、実店舗販売に向けて取り組みを進めております。

背景

漁業をとりまく問題点

・止まらぬ漁師の収入の減少と漁師人口の減少
・物価高による販売店の収益圧迫
・未利用魚の廃棄と大衆魚種の資源減少
・食料自給率の低さ

(単位:万人)(出典:農林水産省)

既存の水産物流通インフラにおいて漁業者に価格の決定権はなく、最終小売価格の20%ほどの収入を得る形です。
この流通がいわゆる今の漁業の「獲った者勝ち」「オリンピック方式」を生んだ原因でもあり、これにより徐々に資源の枯渇が進行、今では「獲れない→生活のため漁に出る→更に資源が減る」という負のスパイラルです。しかし、漁業は人々の重要なライフラインである食を支える産業です。そんな漁業を未来に残すためにブルーフォーラムでは新たな水産物流通をデザインしています。

ブルーフォーラムの使命

ブルーフォーラムは全国360名の漁業者が将来に渡り食を守ることをコンセプトに集まった有志団体です。
もう一度生産の現場にスポットライトを当て日本の漁業を発信すべく、toB向けに漁師直送での水産物販売を開始、ブルーフォーラムの流通は漁業者が買い手と直接価格決定をすることにより、市場流通より多くの収益が得られます。
また中間省略をもって買い手も今までと変わらぬ価格、またはそれより安価に水産物を購入できます。
他にも従来の市場流通では水産物が採れてから消費者に届くまで一週間経っているお魚もざらにありますが、ブルーフォーラムでは翌日届ける事で、新鮮な水産物を提供することが可能です。
輸入水産物の仕入困難や市場流通量低下の背景もあり、都内の量販店や飲食店へ販売拡大、また大手寿司チェーンや水産商社からも引き合い増えております。
ブルーフォーラムは食の課題に立ち向かうために、水産物販売を通じ、民間企業同士の連携を強化、生産者、企業、そして一般消費者に価値を生む新たな枠組み構築を目指します。

未利用魚とは?エー・ピーホールディングス、紀文産業との協業

この度ブルーフォーラム、エー・ピーホールディングス、紀文産業、北海道標津町の漁師さんと協業にて未利用魚を活用した加工商品の開発をスタートしました。
消費者が普段食べているお魚の他にも日本は3000種類以上のお魚が採れる水産資源の宝庫です。
しかし、実際に消費者のもとへ届くのはごく一部のお魚のみ、販売側の都合により「未利用魚」として、廃棄されてしまうお魚も多々あり、年間100万トン以上廃棄されているとも言われています。未利用魚を活用することで、漁業者の収益向上を実現し、真に食を必要とする一般消費者にも安価な価格で提供することが可能です。
この度は保存期間の長いレトルト食品(カレー、麻婆ソース、パスタソース、コロッケを検討)、味のクオリティはもちろん、合成化学調味料は不使用にもこだわっております。

未利用魚の活用で食卓に笑顔を

私たちの最終目標は、単にエシカルな製品を高価で販売することではなく、流通の仕組み自体を改革し、生産者、企業、消費者が安心して利用できる環境を構築することです。

100万トンの廃棄ゼロを目指して

我々はこの取り組みを皮切りに全国で水揚げされる未利用魚をより消費者に知ってもらい、その需要を喚起する事で、100万トンの廃棄ゼロを目指します。

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