休耕地などを含む約1000ヘクタールの農地開発をベトナムで取り組み中
日本農家と共にベトナムで農業および食品製造を手がけ、日本での輸入と販売を行っている株式会社HOLUS(東京都渋谷区、代表取締役:阿部秀昭、以下、HOLUS(ホーラス))は、ベトナム中部地域において大規模な農地開発プロジェクトを開始しました。現在、HOLUSのベトナム法人AGRIEX(アグリエックス)が現地生産者と連携して、休耕地を含む作付面積合計約1000ヘクタールの農地開発に取り組んでおります。
写真:さつまいも畑
農地開発では、各生産者への作付け計画提案から始まり、土壌改良や新しい野菜の栽培方法の提案などを通じて、農産物の品質向上と安定的な収穫を実現しています。開発された農地で収穫された生産物は、HOLUSのベトナム法人AGRIEXで加工され、主に日本市場向けに供給されています。また、このプロジェクトを通じて、農業技術の向上および現地生産者の安定した収入の実現に寄与しております。
ベトナムでの農地開発は、日本農家と現地のスタッフ、現地生産者が協力し、日本基準の品質と価値を守りながら、グローバル市場でも競争力のある製品を生産しています。
HOLUSおよびAGRIEX社は、「生産者(農家)が正当に評価される」社会の実現を目指し、現地生産者との長期的なパートナーシップを築き、農業技術の向上や持続可能な農業の推進をサポートしています。地域社会への貢献や農村地域の環境整備にも力を入れており、地域社会と生産者との連携を大切にしています。
HOLUSは、食品の製造・販売だけでなく、地域社会との連携や持続可能な社会の構築に貢献し、日本とベトナムの架け橋として、さらなる成長と発展を目指しています。
■ 農地開発の様子
(左)休耕地の開墾作業、(中央)なす畑の支柱整備作業(右)葉物野菜のテスト栽培風景
■ 農地開発への想い
代表取締役 阿部 秀昭のコメント:
「『生産者が正当に評価される社会』を目指している私たちにとって、こうしたプロジェクトを手掛けることができるのは大変に嬉しいことです。何といっても農地は農業にとっての基盤です。少しでも生産者の方々に貢献ができればと思い取り組んでいます。今回は非常に大きな規模での農地開発を試みておりますので、現地生産者の方々からの協力が欠かせません。そのためにも生産者の方々とのコミュニケーションを密にし、本プロジェクトの意義・目的をしっかりと共有をして、想いを一つにして取り組んでいけるよう日々努力しています。」
■ 現地農業開発スタッフからのコメント
小堀昌人氏コメント:
「私の方で全体の計画を立て、どういう農法を行っていくか等を判断しています。日本とは土壌の質が異なることもありますので、土づくりについてはまだまだ試行錯誤が続いています。幸い、地元の農家の人たちは皆さん協力的です。気候風土について学ぶことも多くあります。おかげで作業は順調に進んでいます。通年で栽培できる作物が多く、その分いろんなテストができるので問題の解決も早いですね。日本で普段使っている資材が無かったりする等の苦労もありますが、そこは全員で知恵を出し合いながら対応しています。」
小林雅人氏コメント:
「私は実際に各農地を見て回り現地農家の人と一緒に作業を行うことが多いです。日本とベトナムでは農法が異なる点もあるので、ベトナム農家の方も最初は戸惑ったりすることもありますが、理由を説明すればちゃんとわかってもらえます。より良い作物を作りたいという想いは一緒なので、これからも良きパートナーとして一緒に農地開発に取り組んでいきたいです。品質ならここが一番と言われる農場にしていきたいですね!」
小堀昌人氏は栃木県で22代続く農家に生まれ、野菜づくりを中心に農業を営んできた。自然界の菌を活かした土づくりに定評がある。10年以上に渡りベトナムへの訪問を繰り返し、営農指導を行っている。
小林雅人氏は8年前に農業担当としてベトナムに着任。以来、現地生産者とのコミュニケーションを重視して一緒に農作業を行っている。その誠実で熱心な姿勢は、2019年に現地メディアでも取り上げられた。
(左)作業指導をする小堀氏(写真左)、(右)収穫物を持つ小林氏(写真左)
■ ベトナム現地法人 AGRIEXについて
法人名 :CÔNG TY TNHH AGRIEX(英語表記:AGRIEX CO., LTD)
設 立 :2020年11月16日
工場操業日:2022年6月23日
所在地 :Lot E3, Phu Hoi Industrial zone, Duc Trong District, Lam Dong Province, Viet Nam
敷地面積 :1.4ヘクタール
従業員数 :300名以上
認証取得 :FSSC22000認証(2023年3月取得)
事業概要 :各種冷凍野菜、冷凍惣菜(天ぷら・飲茶等)の製造
■ ベトナムでの取り組みについて|SDGs
HOLUSはベトナムにおいて、生産者の生活・地位向上や、子供たちへの食育活動等の学童支援を行っております。日本農家と一緒に、現地のベトナム農家に対して「日本品質の農業」について指導を行うことで生産性および農産物の品質向上を実現しており、生産者の収入・生活の安定にも寄与しています。
《株式会社HOLUSについて》
代表の阿部秀昭は、日本農家と共に10年以上に亘ってベトナムで営農指導を行っており、日本農家の知恵とノウハウを持ち込み「Made by JAPAN」品質での生産を実践しています。2013年に株式会社HOLUSを設立。“畑で考え、畑で作る”をモットーに、農家・生産者の視点で野菜の栽培から加工、輸出入までを一貫して行う食品メーカーです。HOLUSはサスティナブル(持続可能)な農業・食の実現を掲げ、健康な野菜を通じて日本ならびに世界の食の一端に貢献することを目指しています。
<会社概要>
会社名:株式会社HOLUS
所在地:東京都渋谷区恵比寿南3丁目4番16号
代表者:代表取締役 阿部秀昭
設 立:2013年4月
資本金:1,100万円
事業内容:食品の企画・開発・輸出入・販売、国内外でのアグリビジネス