2023年11月12日(日) 13時00分~16時00分 【新潟県糸魚川市】
一般社団法人地域みらい創造センターは11月12日(日)に上越漁業協同組合と共に、小学生を対象としたお仕事体験を開催いたしました。このプログラムは、漁港での仕事を学ぶことで、海の大切さに気づいてもらうことを目的として、食べている鮮魚がどのように獲られ、港でどのような作業が行われているのかを知ることで、海とともに生きること、環境を守ること、そして海からいただく恵みの大切さについて多くの学びや気づきが詰まった内容です。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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イベント概要
・イベント名 海のお仕事体験プロジェクト こどもわーく
【漁師さん体験を通して海の大切さを学ぼう!】
・日 程 2023年11月12日(日)
・開 催 場 所 上越漁業協働組合 能生支所・参加人数 子ども7名
・主 催 上越漁業協同組合
・主 管 一般社団法人地域みらい創造センター
・協 力 一般社団法人海と日本プロジェクトin長野
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漁師さんのお仕事を知ろう
上越糸魚川エリアの海は陸地から急激に水深が深くなることから、魚種が豊富な漁場。まずは漁師さんのお仕事について学びます。お仕事を教えてくれるのは、漁師さんの榊さん。漁師さんの一日の過ごし方や、季節によって獲れる魚について教えてくれました。
一番熱がこもったのは、このエリアの名物「紅ズワイガニ」漁。実際にカニかごを見せてもらいながら、ズワイガニの漁について解説。一つの篭に、多いときは6~70匹もかかることもあるそう。子どもたちも頑丈な篭に興味津々で、質問も多数飛び出しました。
「篭が仕掛けてあるところは真っ暗だから、餌の匂いでカニをおびき寄せるんだよ」「小さいカニやメスのカニをつかまえても逃がしてあげるんだよ」と海の香りがする篭を前に、カニ漁の奥深さについて学びを深めて行きました。
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漁師さんの基本 ロープワーク
続いて教えてもらったのは、漁師さんの基本であるロープワーク。1本のロープをほどけないように固定し、臨機応変に緩める技術を教えてもらいました。揺れる船では、篭や道具、そして自分自身を固定するためにロープが命綱になります。
その時に役立つのが「もやい結び」。参加した子どもたちの父母も一緒に、様々なロープワークを体験しました。大人よりも吸収が早い子どもたち。8通りほどあるロープワークを全てマスターした猛者もいて、漁師さんを驚かせました。
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お魚を選別!
続いて子どもたちは漁港であがった魚の選別作業を行います。底引き網にかかった魚たち、中には身近な魚もありつつも、殆どが見たことの無い魚。まずは種類別に魚を分けて、その名前について漁師さんに解説してもらいました。
「ぬるぬるしているのは何で?」「魚のカラダはこんなに冷たくて大丈夫なの?」直に魚に触れて子どもたちからはいろんな感想が出てきます。
港では今日の作業の何倍もある魚を驚くほど短い時間で仕分けていくそうで、そのスピードに子どもたちもびっくり。獲れた魚を新鮮なまま消費者に届けることを大切にしている漁師さん。海からいただく命を大切にする姿に触れて、多くのことを学べる体験になりました。
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感じたことを大切に
最後のまとめでは、子どもたちから素直な感想がたくさん出ました。「魚は冷たくてぬるぬるしていて、知っている姿とちょっと違った」「カニかごは大きくて、自分も入れたので、たくさんのカニが獲れるんだと思った」「ロープワークが楽しかった。船の上で濡れながらロープを結べる漁師さんはすごい」など出てきた言葉の全ては、自ら手を動かし、触れて、感じたこと。非日常の環境に足を踏み入れて、漁師さんの仕事を体験することで、海で働く人、そして海や海産物に対して、より深い感謝の気持ちが生まれるきっかけになりました。
<団体概要>
団体名:一般社団法人地域みらい創造センター
URL: https://iko-yo.net/partners/uminohi_oshigoto
活動内容:子どもたちが体験する「地域のお仕事体験プログラム」の企画開発・実施
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。