岩手・洋野のローカルメディア「ひろのの栞」、昨年度開催の「風土-あしもとの風景をつなぐ展」に続き、3会場で企画展を開催。
4年目を迎えた岩手県洋野町のローカルメディア「ひろのの栞」は、土地を耕す"なりわい"と"人"に光をあてる企画展「ひろのを耕すなりわい展」を11月末からの1ヶ月間に渡って、盛岡(11.29(水)〜12.6(水)/岩手銀行赤れんが館)、東京(12.12(火)〜18(月)/SHIBAURA HOUSE)、洋野(12.22(金)〜24(日)/おおのキャンパス)の3会場で開催します。
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「ひろのを耕すなりわい展」開催の経緯
岩手県洋野町のローカルメディア「ひろのの栞」は創設から4年目を迎えました。「本を読むように、洋野の暮らしと人をもっと知る」をコンセプトに、Webメディアの運営、冊子の発行、ひろのとつながる案内所の運営などを行うとともに、昨年度からは年に一度の企画展の開催も手掛けています。
昨年度は「風土-あしもとの風景をつなぐ展-」を開催し、昭和初期以降の写真や人々の様々な営みに使われた道具を中心に展示しながら、それらと紐づく人々の記憶と語りにもまなざしを向け、彼/彼女らの言葉から洋野(または鑑賞者自身にとっての大切な土地)の「風土」の輪郭を浮かび上がらせようと試みました。
このように「ひろのの栞」では、「ひろのを紐解き紐付ける」冊子である「ゆい」「つぎ」の発行や「風土展」の開催、それらのためのリサーチを通して、足もと視点での土地のアイデンティティのアーカイブ、地域の人々が大切にしてきた「風土」の可視化を行ってきました。
私たちはこのローカルメディアの運営者であるとともに、メンバー全員が洋野町で暮らしを営む生活者でもあります。我々自身の「なりわい」と「暮らし」を通して、伝統的な(あるいは町内で主流とされる)なりわいはもちろんのこと、一見すると「風土」と無関係に思えるなりわいの中にも、この土地や人々の暮らしをより良く導くものがたくさんあると気付かされる機会に幾度となく出会いました。
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「ひろのを耕すなりわい展」の趣旨
より良く働き、より良く暮らすことは、ある土地や人々の暮らしを耕しているとも言えると思います。今回光をあてる様々ななりわいたちは、十年後、はたまた百年後のひろのの風土をより豊かにすると強く感じ、この企画展を開催するに至りました。
町に根を張り土地ならではのなりわいを営む人、人や土地との縁からこの町で暮らすことになり、楽しみながらなりわいを営む人、小さな町から大きな舞台に挑戦する人ー。ここ数年で、暮らし方や働きかたの自由度はますます高まりましたが、人口1万5,400人ほどの洋野町でもその暮らし方や働き方は様々です。昨年度までの取組みと成果をベースに置きながらも、来場者が「ひろのとつながる」ワンアクションを起こしたくなるような機会を創出することを目指すのが「ひろのを耕すなりわい展」です。
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主催者からのコメント
洋野町と関わる人を増やすプロジェクト(関係人口増加事業)、洋野町を知っている人ならまだしも、全く知らない人に関心を持っていただくなんて難しいことは分かっています。
今回の展示では、小さな町で自分のなりわいと日々向き合い、暮らしを耕すかのように、生き生きと働く人々に焦点を当てました。洋野町のことを知らなくとも、自分の在り方と向き合う展示になっていると思っています。まずは展示に足を運んでいただき、洋野で生きる人々に興味を持っていただけたら幸いです。
私も会場におりますので、是非皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
(一般社団法人fumoto代表理事・大原圭太郎)
今回は、販売(全会場)や試食会(東京会場のみ)にも力を入れ、去年とはまた違った雰囲気の空間を体験していただけます。物産展に行くような気軽な気持ちで、まずは足を運んでいただけると嬉しいです。(企画展担当)
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「ひろのを耕すなりわい展」開催概要
●盛岡会場
会期:2023.11.29(水)-12.6(水) *5(火)は赤れんが館の休館日のため展示もお休み
時間:10-16:30 *初日は13時開場、最終日は15時閉場
会場:岩手銀行赤レンガ館 1F大ホール
〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2-20
アクセス:
①車:盛岡ICより、車で10分
*専用駐車場はございません。近隣のコインパーキングをご利用ください
②バス:盛岡駅より乗車、盛岡バスセンターで下車後、徒歩1分
●東京会場
会期:2023.12.12(火)-18(月)
時間:11-20時
会場:SHIBAURA HOUSE 1F
〒108-0023 東京都港区芝浦3-15-4
アクセス:
JR田町駅芝浦口より徒歩7分、地下鉄都営三田線・浅草線三田駅A4出口より徒歩10分
なお、専用駐車場はございません。近隣のコインパーキングをご利用ください
東京会場限定イベント①|<ひろののキッチン>
日時:12.16(土)-17(日) 11:30-15時
フランス料理にルーツを持ち、洋野町でcafé oHHoを営むご夫婦が、2日間限定でSHIBAURA HOUSEのキッチンに!ひろののなりわいから生まれた食材と器で、本展のために考えたメニューを提供していただきます。
料金やメニューなどの詳報は、ひろのの栞Instagramでご案内いたします。
数量限定ですので、確実に召し上がりたい方はお電話やSNS、メールなどからご連絡ください。
東京会場限定イベント②|<ふるさと納税 返礼品 試食会>
日時:12.12(火)-15(金) 11-20時
洋野町からの返礼品(しめさば、森のレバ刺、山葡萄ワイン、のむヨーグルトなど多数)の試食会を開催します!まずは一口お試しください。ご希望者に対しては、ふるさと納税の制度についてもご案内させていてだきます。
●洋野会場
会期:2023.12.22(金)-24(日)
時間:10-17時
会場:おおのキャンパス ゆうきセンター(食の館すぐそば)
〒028-8802 岩手県九戸郡洋野町大野58-12-30
アクセス:
八戸自動車道・軽米ICから国道395号経由で約30分
八戸久慈自動車道・久慈北ICから国道395号経由で約20分
会場は無料駐車場を完備しております。
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全会場共通|特産品販売・プレゼント
●ひろのを耕すなりわいセット販売
ひろのを耕すなりわいの担い手たちから生まれた商品を私たちがセレクトしました。本展のために手がけたパッケージデザインで限定販売いたします。
なお、「ひろのを耕すなりわいセット」以外にも多数の特産品を会場で販売いたします。「ひろのの栞」の記事とも紐付けながらお楽しみください。
●「ひろのの栞」歴代冊子プレゼント
展示をご覧いただき、アンケートにご回答いただいた方に、これまでに発行してきた冊子を差し上げます。
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主催&プロジェクトメンバー
主催:一般社団法人fumoto・洋野町
キュレーション協力・デザイン:合同会社ホームシックデザイン
キュレーション協力・什器設計/制作:建築ダウナーズ
special thanks:取材にご協力くださった全てのみなさま
この企画は、ヒロノジン(関係人口)増加プロジェクトとして、洋野町から委託を受けて実施しています。
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問合せ先
スタンド栞 ひろのとつながる案内所(一般社団法人fumoto)
岩手県九戸郡洋野町種市23-25-68
[Tel]0194-66-8870・070-8911-5066
[Email]contact@hirono-shiori.jp
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関連URL
●「ひろのの栞」SNS
Twitter @hirononoshiori. https://twitter.com/hirononoshiori
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Instagram @hirono_shiori https://www.instagram.com/hirono_shiori
●過去の関連プレスリリース
①岩手・洋野|過去から未来へ。地続きの風土を知り、伝える / 2022.4.27
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=51212&release_id=5&owner=1
②岩手・洋野|「風土-あしもとの風景をつなぐ展-」11月に盛岡で開催 / 2022.10.17
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=51212&release_id=7&owner=1
③岩手・洋野|「風土-あしもとの風景をつなぐ展-」1月に東京・芝浦で開催 / 2022.12.29
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=51212&release_id=8&owner=1