-伝統野菜の保存と育成に向けて、道の駅恐竜渓谷かつやまの新たな一歩-
勝山市観光まちづくり株式会社(福井県勝山市、代表取締役:宮塚和彦、以下勝山DMO)が運営する道の駅恐竜渓谷かつやま(駅長:木下和寛)は、勝山市の伝統野菜「妙金ナス」の生産と地域の農家を支援するため、今年度から本格的な取り扱いを開始いたしました。
【妙金ナスの特徴と背景】
妙金ナスは勝山市妙金島地区で明治の中頃から栽培され、一般的なナスよりひとまわり小ぶりとなっていますが、肉質が締まっており、歯ごたえのあるナスとして地元で愛されています。
現在、妙金ナスの生産者は高齢化が進み、福井県勝山市妙金島地区の農家6戸程度で栽培されており、品種の維持を図るために地区の農家3戸が自家種を採取しています。その中で出荷している農家は2戸となっており、妙金ナスを育てている農家も年々減少している状況です。これにより、伝統的な妙金ナスの栽培が危機に瀕しています。
【取り組みの紹介】
今年度より道の駅恐竜渓谷かつやまでは、生産農家と連携し、妙金ナスの生産を継続するために、道の駅の地場野菜コーナーで販売、カフェ・レストランでは「妙金ナスの麻婆丼」などとして提供をしています。また、妙金ナスの魅力をより広く知っていただくため、市内宿泊事業者である東急リゾーツ&ステイ株式会社への斡旋販売も行い、メニュー開発、観光客への提供等をお願いするなど積極的に取り組んでいます。
収穫時期は9月ごろまでを予定しており、道の駅恐竜渓谷かつやまでは、この季節に向けて新鮮な妙金ナスを多くの方に味わっていただけるよう、積極的な販売と紹介を行ってまいります。
【コメント】
・木下和寛
勝山市観光まちづくり株式会社 道の駅恐竜渓谷かつやま 駅長
【農業を振興していくことで、街を盛り上げたい】
道の駅恐竜渓谷かつやまでは、地域の農家と連携し、妙金ナスの栽培をサポートすることで、地域の農業の振興と伝統文化の継承に努めてまいります。皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
勝山市観光まちづくり株式会社(勝山DMO)について
勝山市観光まちづくり株式会社(勝山DMO)は、勝山市および周辺地域における観光の産業化をビジョンに、再来訪したくなるサービスの提供、観光ニーズを理解しチャレンジできる環境の提供、若者が活躍できる場所の提供をミッションに掲げ、2016年6月に設立しました。勝山市周辺エリアの観光PR、人材育成や日本最大級の品揃えを誇る恐竜専門店や、道の駅の施設運営、商品開発やツアー開発などの事業に取り組んでいます。2020年1月に日本版DMOに登録されております。
webサイト:https://katsuyama-navi.jp/
Instagram:@travelkatsuyama
道の駅恐竜渓谷かつやまについて
道の駅恐竜渓谷かつやまは勝山市より2020年より指定管理制度を受け勝山DMOが運営を受託し、小さくても勝山・福井の魅力を最大限発信できる道の駅を目指し、地域農家が生産した野菜や福井県内の観光土産等を多く取り揃えております。
webサイト:http://katsuyama-navi.jp/michieki/
Instagram:@michiekikatsuyama