自走式草刈機・乗用草刈機の分野で国内シェアNo.1を誇る農業機械メーカー
「ブランディングデザインで日本を元気にする」をコンセプトに活動する株式会社エイトブランディングデザイン(本社:東京都港区、代表:西澤明洋)は、株式会社オーレック (本社:福岡県八女郡、代表:今村健二)のホールディングスへの体制移行にあたり、戦略立案からコンセプト開発、ロゴデザイン、WEBサイトデザインまで一貫してブランディングをサポートいたしました。
■ホールディングス化の背景
農業を取り巻く環境や安心・安全への需要の変化
株式会社オーレックは、有機農法のひとつである草生栽培をものづくりの原点とし、小型農業機械の製造を中心にこだわりのものづくりで様々な事業を展開。自走式草刈機・乗用草刈機の分野で国内シェアNo.1を誇る農業機械メーカーとして国内外で高い評価を得てきました。エイトブランディングデザインでは、2013年からオーレックのブランディングに伴走し、2016年3月のリブランディング発表以降も継続的にブランド育成をサポートしています。
オーレックを取り巻く昨今の事業環境においては、農業に携わる人的リソースやテクノロジーの課題、また、環境に配慮した安全性の高い農作物の需要が高まる中、それらを可能とする新たな製品・サービスの開発と普及が求められています。
自然や環境と調和した持続可能な社会の発展に向けブランド力を向上
農機事業の進化はもちろん、農業発展に貢献する健康や環境分野にも事業領域を広げ、自然や環境と調和した持続可能な社会の発展に向け、グループ全体でさらなる成長と、より一層の企業価値向上を目指してホールディングス体制へとブランディングを行いました。
ホールディングス化に向け、オーレックホールディングス代表の今村健二氏と各部門の代表メンバー、エイトブランディングデザイン代表の西澤明洋を含むプロジェクトメンバーで課題の洗い出しと整理を実施。オーレックホールディングスとして、これからの未来へ向けてワークショップを重ね、戦略、コンセプト、コンセプトに込めた思いをよりわかりやすく表現する宣言文であるステイトメント、新設するグループ会社のネーミングなどを開発しました。
■ブランドコンセプト
オーレックホールディングスにおけるあらゆる活動の判断基準として、ブランドコンセプト「自然と調和する未来づくりへ。」を開発。「世の中に役立つものを誰よりも先に創る」という創業精神のもと、持続可能な社会と農業の確立、健康な食と環境づくりに向けて、農業に軸足を置いた幅広い分野で社会貢献を果たしていくという思いが込められています。
■ロゴデザイン
事業会社オーレックのブランドロゴデザインをもとに、グループ会社の各ブランドロゴを展開。オーレックの原点である草をモチーフに、草が力強く生えていく様子を4本の線で表し、オーレックのブランドコンセプト「草と共に生きる」をシンプルに表現したロゴマークは、農業、緑化、環境づくりを通じ、人々の安心・安全への願いが込められています。
株式会社オーレックホールディングス グループ経営管理、不動産業など
株式会社オーレック 緑地管理機、農業機械製造販売など
株式会社オーレックR&D 農業用機械、先進技術の研究開発など
■WEBサイトデザイン
オーレックホールディングスの事業や思いがシンプルにわかりやすく伝わることを意識したデザインとし、事業会社オーレックのバーチャル展示会「草刈ショー」で生まれたイラストを展開。メインビジュアルとして、これから先の未来を意識した世界観をモーショングラフィックで表現しています。
オーレックホールディングスブランドサイト
https://www.orec.holdings/
■オーレックのブランディングデザインのはじまり
自走式草刈機、乗用草刈機などで国内シェアNo.1を誇り、海外でも高い評価を得ていたが、さらなる高みを目指し2013年にリブランディングに着手。
リブランディングでは、「草と共に生きる」をコンセプトに、「草」を象徴するハーモニックグリーンへコーポレートカラーを変更しブランドロゴを刷新しました。コンセプト開発からロゴデザインをはじめ、WEB、ブランドCM、ブランドムービーやコーポレートツールなどコミュニケーションデザイン全般を担当。プロダクトアイデンティティを確立させ、ブランディングからプロダクトデザインまで一気通貫した世界観を創出しています。
2016年3月のリブランディング発表以降も継続的にブランド育成のサポートを行い、約10年に渡りブランディングを伴走しています。近年では、ショールーム「OREC green lab」などのディレクションやデザイン、コロナ禍でも新型機械や季節のおすすめ機種をご覧いただけるように企画されたバーチャル展示会「草刈りショー」のデザイン開発などを担当しています。
ブランドストーリー『モノづくりで明るい未来に貢献する』(前編・後編)
経営者とともにブランディングデザインに取り組むようになったきっかけやプロジェクトの過程をインタビュー形式で振り返るエイトブランディングデザインのWEBコンテンツ。
オーレック 代表 今村健二氏 × 経営総合部 部長 関雅文氏(取材当時)× 西澤明洋
https://www.8brandingdesign.com/story/contents/orec/orec1/
【エイトブランディングデザインについて】
エイトブランディングデザインは「ブランディングデザインで日本を元気にする」をコンセプトに、ブランディングデザインのパイオニアとして、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っています。
https://www.8brandingdesign.com/
ブランディングデザイナー 西澤明洋
1976年滋賀県生まれ。「ブランディングデザインで日本を元気にする」というコンセプトのもと、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行う。リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインを数多く手がける。主な仕事にクラフトビール「COEDO」、抹茶カフェ「nana’sgreentea」、スキンケア「ユースキン」など。著書に『ブランディングデザインの教科書』(パイ インターナショナル)ほか。デザイン誌での特集に『デザインノート/西澤明洋の成功するブランディングデザイン』(誠文堂新光社)がある。