経験と勘に依存した土づくりから、科学的データに基づく土づくりへ転換し、この検査を世界中の生産者に利用してもらいたい
食糧生産を支える「土」、土が痩せてくると生産性が低下します。土の生物性を検査して、土の健康状態を把握する必要があります。生産者の欲しい情報を簡単に安価にスピーディーに届けたい。そんな想いから土壌診断用バイオセンサーは生まれました。この検査技術を世界中の農耕地で使っていただき、食糧生産の安定化に貢献したい。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「合同会社土壌診断用バイオセンサー研究会」の夢です。
はじめに
世界では8億人を超える人々が飢えに苦しんでいます。安定した食糧生産のために、健康で肥沃な土を持った農耕地がより多く必要とされる時代となってきています。経験と勘に頼った土づくりでは時間がかかり追いつかなくなっています。土の健康状態を科学的に把握する検査技術が必要となっています。しかも判り易く、簡単で、安価で、迅速な技術でなければなりません。
バイオセンサーを用いた生物性診断技術について
土壌を採取して申請書と共に送るだけ、1点:3,000円、1週間以内に判り易い報告書を届けます。
- 生産者が求める情報は:従来の土壌生物性診断には、土壌微生物の菌数・多様性・遺伝子検査など様々な手法が提案されていますが、生産者が本当に欲しい情報は、土壌微生物の基礎データではありません。土の健康状態にあります。本検査では、お客様の本当に必要としている情報を判り易く提供します。
- なぜ簡単か:土を採取してそのまま送るだけで、結果をお届けします。土を2mmの篩にかけて乾燥したり、土を冷却して送るなどの必要はありません。
- なぜ安いか:高価な試薬を使わず、水と微生物を載せるフィルターが消耗品だからです。
- なぜ速いか:前処理に1日かかりますが、BODセンサーを応用した分析は、僅か20分で結果が出てくるからです。
合同会社土壌診断用バイオセンサー研究会(SDB研)は、佐賀県の片田舎の小さな会社ですが、夢は大きく持っています。安定した食糧生産のために、必要とされる検査技術を一刻も早く世界中に広めていきたい。飢えに苦しむ人たちを助けることは急を要します。食糧危機は、日本国内でも目前に迫ってきています。一企業だけでできることではありません。みんなで協力し合って、全ての技術情報を公開し、より多くの協力を得てより迅速に広めていくことが必要だと考えています。当社は土の生物性診断技術を普及させるための橋頭堡であればよいと考えています。この活動が安定した食糧生産の一助になれば幸いです。「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。