AgVenture Labが事務局として運営をサポート
一般社団法人AgVenture Lab(本社:東京都千代田区、代表理事理事長:荻野浩輝 以下、当社)が事務局として参画し、愛知県豊橋市が主催する農業領域の実証開発プロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」(以下、当プロジェクト)は、実証開発に取り組む企業を決定するファイナルデモデイ(最終審査会)を、1月18日(水)に愛知県豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で開催し、選考の結果「テラスマイル株式会社」「クオンクロップ株式会社」「株式会社TOWING」の3社を採択しました。今後、採択企業は2023年度より豊橋市を実証フィールドとした新製品開発・サービス開発に取り組み、社会実装と地域の農業課題の解決を目指します。
当プロジェクトでは、「未来の農をつくる」コンセプトに、豊橋市の農業者、農業関連企業と全国の有望な農業系スタートアップをマッチングし、本市を実証フィールドとした農業課題の解決につながる新製品・サービス開発することを目指し、2022年11月より全国からアグリテック企業を募集しました。最終的に33社の企業から応募があり、ファイナルデモデイでは、1次選考を通過した7社が登壇し、上記の3社が実証開発へ向け採択されました。なお、その他4社(株式会社ミライ菜園・Ichido株式会社・輝翠TECH株式会社・アクプランタ株式会社)については、提案の実現に向けて、引き続き市内の農業者・企業との協議を進めてまいります。
特設サイト:https://toyohashi-agri-meetup.jp/
■背景
豊橋市は、全国有数の農業地帯、愛知県東三河地方の中心都市です。その一方で、さまざまな営農上の課題があり、解決するためには、スマート農業やアグリテックに代表される新たな知識・技術などを積極的に取り入れていく必要があります。
そこで、豊橋市から委託を受けた当社とデロイトトーマツベンチャーサポート株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:斎藤祐馬)が事務局として、2022年8月よりスタートアップと市内の農業者・企業による実証開発を取り組むプロジェクト「TOYOHASHI AGRI MEETUP」を開始。地域の農業課題の解決に向け、全国のスタートアップから提案を募ったアグリテックコンテストを開催し、この度ファイナルデモデイを開催しました。
当社は、豊橋市をはじめとした地方自治体の事業のサポートを通じて、「食」や「農」、「地域」に関わる様々な社会課題の解決とイノベーションの創発に貢献してまいります。
■採択企業
- テラスマイル株式会社
トマト施設園芸における、RightARMによる収穫傾向予測支援 - クオンクロップ株式会社
商品のエコ度と消費量がわかる「Myエコものさし」を用いて、国産地産品の選択率や単価向上へ貢献 - 株式会社TOWING
脱炭素・有機農地転換を両立する高機能バイオ炭と宙苗の普及
■一般社団法人AgVenture Lab(https://agventurelab.or.jp/)
AgVenture Labは、全国農業協同組合中央会、全国農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会、農林中央金庫、一般社団法人 家の光協会、株式会社 日本農業新聞、全国厚生農業協同組合連合会、株式会社 農協観光の全国組織8団体が共同して2019年5月27日に開設されました。
「次世代に残る農業を育て、地域のくらしに寄り添い、場所や人をつなぐ」をコンセプトとして、スタートアップ企業やパートナー企業、大学、行政等と協創し、様々な知見やテクノロジーを活用しながら、新たな事業創出、サービス開発、地域課題の解消を目指す組織です。JAグループではAgVenture Labでの活動を通じて外部企業との連携を強化し、第一次産業や地方が抱える社会的課題の解決につながるような新たな価値の創出に積極的に挑戦しております。