土曜日, 11月 23, 2024
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~対馬の宝“ツシマヤマネコ”とその保護活動を知ってほしい~

井の頭自然文化園「ヤマネコ祭2022」に初出展しました

大正大学(学長:髙橋秀裕、所在地:東京都豊島区)公共政策学科3年の学生有志3名が、井の頭自然文化園で2022年10月29日(土)・30日(日)に開催された「ヤマネコ祭2022」に初出展しました。
公共政策学科では毎年長崎県対馬市にて、絶滅危惧種及び対馬固有種であるツシマヤマネコの保護活動として、減少原因の大きい要因である交通事故に着目し、看板設置や呼びかけ、草刈り、車道の下を通る排水路清掃などの環境整備を続けています(担当教員:本田裕子教授)。これらの活動の功績が認められ、当イベントから出展の声がかかりました。
「ヤマネコ祭2022」では、出展に合わせて制作した啓発グッズやポスターを展示配布し、まずは来場者に「ツシマヤマネコ」について知ってもらうきっかけづくりをおこないました。さらに本学でおこなっている保護活動について、カルバートとネコバシリの模型を用いながら紹介をしました。
今後もこのようなイベントで活動内容を発信していくとともに、対馬市でツシマヤマネコの減少をくいとめる保護活動を続けていきます。

~対馬の宝“ツシマヤマネコ”とその保護活動を知ってほしい~のサブ画像1_ブースへの来場者へ保護活動の内容を説明する学生 ブースへの来場者へ保護活動の内容を説明する学生 

~対馬の宝“ツシマヤマネコ”とその保護活動を知ってほしい~のサブ画像2_制作した啓発グッズやポスターを手にする本田裕子教授(左)と学生制作した啓発グッズやポスターを手にする本田裕子教授(左)と学生

※カルバート…道路下に排水のために設置された水路。動物たちが通り道として利用している。道路上へ動物が上がる頻度減少に伴い、交通事故も減らす。
※ネコバシリ…カルバート内に設置されているツシマヤマネコが通りやすくした部分。

【背景】

ツシマヤマネコの保護活動は、絶滅危惧種の保全環境においての研究から波及したもので、減少原因の最大の要因である交通事故を防ぐ取り組みで出来ることがあるのではないか、という想いから始まりました。本学では2020年3月、環境省対馬野生生物保護センターより交通事故死したツシマヤマネコの剥製を種の保存法に則って譲り受けています。学生たちが対馬市をフィールドとして、研究および環境教育の実践で協力してきた数々の実績が認められた結果、法律により死体の移動さえも厳しく制限されているツシマヤマネコの譲受が実現しました。剥製は環境教育の発展を期待して、公共政策学科(本学7号館8階)にて保存され、野生動物保護についての環境教育利用を図り、展示や実践を行っていく予定です。

~対馬の宝“ツシマヤマネコ”とその保護活動を知ってほしい~のサブ画像3_ブース内に設置した模型や来場者への配布物の一部ブース内に設置した模型や来場者への配布物の一部

~対馬の宝“ツシマヤマネコ”とその保護活動を知ってほしい~のサブ画像4_ブース内に設置した模型や来場者への配布物の一部ブース内に設置した模型や来場者への配布物の一部

【参加学生】

公共政策学科3年   星川 隼人さん、宮原 咲也佳さん、石川 有生さん

【公共政策学科】

2020年4月に大正大学に新設された学科。地域社会や政策についての基本を学ぶ「座学」と、自治体や地域住民などの声をダイレクトに聞く「フィールドワーク」の両輪により、「課題解決法」や「解決のための調整能力」を身につける。

◆大正大学

大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/

~対馬の宝“ツシマヤマネコ”とその保護活動を知ってほしい~のサブ画像5

 

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