金曜日, 11月 22, 2024
ホームイベント8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!

8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!

2022年10月9日 【場所】鳥取港、鳥取市気高町漁業センター

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾inとっとり」を、鳥取市気高町で10月9日(日)に開催しました。体験には8組19人の親子が参加し、早朝の鳥取港でのセリ見学と、水揚げされたばかりの新鮮な魚をさばいて海鮮丼作りを楽しみました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!のサブ画像1

 

  • イベント概要

・開催概要:”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして以下の項目を実施。
①鳥取港でセリを見学
②基本のアジ+ハマチ、シイラ、モサエビをさばく
③鳥取県沿岸で起きている磯焼けについて学び、ムラサキウニの殻割り体験
④調理、試食

▼海鮮丼(3種)
・アジ(刺身、なめろう)とハマチ(刺身、漬け)白イカ(刺身)の丼
・サワラ(幽庵焼き)とタイ(刺身)の丼
・天丼(ハマチ、モサエビ、なすび)
▼ミックスフライ(アジ、シイラ)
▼あら汁(ハマチ)

・日程:2022年10月9日(日)7時30分~13時30分
・開催場所:鳥取港(鳥取市賀露町西4丁目1806)、鳥取市気高町遊魚センター(鳥取市気高町八束水2706-147)
・参加人数:小学1~4年生…10人、保護者…9人
・主催:海と日本プロジェクトinとっとり実行委員会、日本さばけるプロジェクト実行委員会
・共催:日本財団 海と日本プロジェクト、魚っとりuowuow推進局
 

  • 魚の大きさにビックリ!鳥取港でセリを見学

秋のひんやりとした空気に包まれた10月上旬の鳥取港。セリが始まる前の午前7時30分に集合した8家族19人の参加者は、まず水揚げされたばかりの魚を見学しました。この日は、大ぶりのアジをはじめ、鳥取では秋が旬のサワラ、高級魚として知られるキジハタなど様々な魚が水揚げされていました。漁協の担当者の方から「今日は0.5トンくらい。これでも少ない方で、カニのシーズンは7トンもの魚が並びます。」と説明を受けていました。そして、午前8時。いよいよセリがスタート!威勢の良いせり人の声が響き、仲買人によって次々と魚が競り落とされる様子はまさに大迫力です。参加者は水揚げされた魚がどのように競り落とされるのかを体感していました。

8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!のサブ画像2

  

  • 自分でさばいたアジやハマチを使った3種の海鮮丼作りに挑戦!

セリの見学に続き、鳥取市気高町にある遊魚センターへ会場を移し、さばける塾のスタートです。魚っとりuowuow推進局の藤木巧さん(鳥取だいぜん代表)が講師を務め、アジやハマチのさばき方を学んだ参加者は班ごとに分かれて調理を始めました。最初は苦戦していた児童たちも、藤木さんからアドバイスを受けてコツをつかむとみるみる上達していました。「ゼイゴ(アジのうろこの中でも硬い部分、尾の付け根の側面にあるトゲ状の部分)を取るのが楽しい!」と、見事な包丁さばきでアジを三枚におろしていました。さばいたアジは刺身のほか、包丁でたたいて特製の味噌だれとあえて「なめろう」に。また、フライと天ぷら用にハマチやシイラをさばきました。
さらに、鳥取では幻のエビとも呼ばれる『モサエビ』の殻剥きにも挑戦!新鮮な身と殻をはぐ作業に苦戦し、尻尾が取れてしまうなどのハプニングもありましたが、天ぷらにして豪華な3種類の海鮮丼を完成させていました。

8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!のサブ画像3

 

  • ムラサキウニが大量発生で「磯焼け」殻を割ってみると…

また、海の授業として鳥取県の沿岸で近年問題となっている「磯焼け」についても学びました。その原因の一つとなっているのがムラサキウニです。参加者は、大量発生したウニを駆除する様子や、アワビやサザエが獲れなくなったと困惑する漁師の方のインタビューをまとめた動画を視聴。続いて、ムラサキウニの殻割りを体験しました。本来なら高級食材として知られるウニですが…殻を割ってみるとほとんど身が入っていませんでした。授業では磯焼けによって藻場が無くなり、魚の産卵場所が無くなってしまっていること。その対策としてウニの商品価値を上げるため、キャベツなどをエサにした養殖事業が行われていることが説明されました。
今回のさばける塾を通して児童たちは、鳥取の魚の美味しさを味わうとともに海の環境を守ることの大切さも改めて体感した様子でした。

8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!のサブ画像4

 

  • 参加した児童・保護者の声

「魚をさばくのが楽しかった。初めてだけど出来てうれしかった。」(7歳・男子)
「魚の皮が意外と硬かったし、大変だった。」(9歳・男子)
「これからも海を守っていきたいです。また、魚をさばいてみたいです。」(9歳・男子)
「魚が苦手だったけど、少し好きになりました。」(7歳・女子)
「加工された食べ物ではなく、生きているものを見て食べてという体験ができてよかった。」(保護者)
「これまで魚に触ることが出来なかったけど、初めてさばくことが出来ました。」(保護者)

8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!のサブ画像5

<団体概要>

団体名称:日本さばけるプロジェクト実行委員会
URL:http://sabakeru.uminohi.jp/
活動内容:日本さばける塾に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。

8組19名の親子が「アジ」と「モサエビ」をさばいて3種の海鮮丼作り!【日本さばける塾inとっとり】を開催しました!のサブ画像6

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
 

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments