今日も「命の水」を届けています
令和4年10月6日にオーストラリアで開催された国際かんがい排水委員会にて、寺谷用水の「世界かんがい遺産」への登録が発表されました。寺谷用水は、天竜川の治水と利水を一体的に行う革新的なかんがい技術導入をして現在も「命の水」を届けています。
「世界かんがい遺産」とは、建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献したもの、卓越した技術により建設されたもの等、歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設を登録・表彰するために、国際かんがい排水委員会(ICID)が創設した制度です。寺谷用水土地改良区(施設管理者)は、功労者の平野重定没後400年を祝うため、世界かんがい施設遺産の登録を目指し、令和4年2月に「国際かんがい排水委員会日本国委員会」へ登録申請を行い、6月6日、国内の遺産候補として選定され、今回の登録となりました。寺谷陽水は、1590年から今も天竜川左岸の水田1,504ヘクタールに「命の水」を届けています。