「毛利ポスターセッション」では奨励賞を受賞
宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾、以下DigitalBlast)は、2022年9月14日~16日に行われた「日本マイクログラビティ応用学会 第34回学術講演会(JASMAC-34)」のポスター発表にて共同研究を行う明治大学農学部 佐藤直人助教ら研究グループと、DigitalBlastシニアアソシエイト 名倉理紗の連名で研究途中の成果として「宇宙農業における栽培培地の検討」を発表いたしましたことをお知らせいたします。宇宙飛行士の毛利衛氏が審査を行う「毛利ポスターセッション」で本成果の発表を行った明治大学農学部4年 星野早紀さんが奨励賞を受賞いたしました。
抄録URL:https://www.jasma.info/jasmac-34/wp-content/uploads/sites/14/2022/08/P33.pdf
DigitalBlastと明治大学農学部 佐藤直人助教ら研究グループは、2022年1月より月面での植物栽培に向けた「重力発生装置」の開発を目指す要素技術に関する共同研究を行っています。この共同研究では、重力発生装置の開発に伴う仕様検討および設計に必要な条件等の要素技術を検討するため、明治大学・佐藤直人助教、同 登尾浩助教授、小沢聖客員研究員、明治大学黒川農場の協力のもと、月面での植物栽培に向けた重力発生装置に用いる栽培培地・環境条件・給水方法の研究に取り組んでいます。
本成果では、国際宇宙ステーション(以下ISS)や宇宙基地などの閉鎖環境における宇宙農業に適した培地を選定するため、6種類の培地でレタスの栽培試験を実施し、適正を評価しています。宇宙農業においては、培地の安全性の観点等によりさまざまな制約があるため、土壌に代わる培地の選択が必要となります。
DigitalBlastは、明治大学農学部 佐藤直人助教ら研究グループと協力しながら、人類の月面進出を見据え、月面での生態維持循環システム構築に向けたプロジェクト「NOAH(ノア)」を推進し、宇宙農業の実現に貢献してまいります。
ポスター展示の様子
■プロジェクト「NOAH(ノア)」について
近年、NASAによるアルテミス計画をはじめとした有人宇宙探査が盛り上がりを見せており、宇宙環境での食の確保や植物栽培に対する課題意識が高まっています。ISS等の微小重力環境が植物の育成に大きな影響を及ぼすことが明らかになっている一方で、月や火星といった低重力環境の植物育成への影響は現在十分に把握できていません。DigitalBlastはこの状況を踏まえ、月面での生態循環維持システム構築に向けたプロジェクト「NOAH」を立ち上げました。
その第一歩の位置づけとなる重力発生装置「AMAZ(アマツ)」は、プロトタイプが完成し、2024年のISSへの設置・運用を目指し、地上実験を進めております。第二弾となる重力発生装置「TAMAKI(タマキ)」は、給水機能を備えた植物栽培装置の開発を予定しています。両装置とも、装置の一部を回転させることにより生じる遠心力を用いて、月面と同じ地球の6分の1の重力等の多様な重力環境を再現します。開発する装置は、企業や研究機関向けに、実験環境として提供します。
現在、AMAZの打上げ費用の一部の調達のため、クラウドファンディングで支援を募っています。詳細は下記のクラウドファンディングプロジェクトページをご覧ください。
クラウドファンディングプロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/digitalblast_amaz
■株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について
DigitalBlastは、“宇宙に価値を”提供するため、常に挑戦し、宇宙産業の変革を実現していきます。日本の宇宙産業をより価値あるものにしていくためには、BtoGビジネス(企業対行政間取引)に偏らない、多様な収益源の確保が必要です。事業戦略・デジタル・プロモーションなど多様なプロフェッショナルが在籍し、総合提案を強みとしています。クライアントの収益源を多様化し、新たな宇宙産業の価値確立に努めてまいります。
会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast, Inc.)
所在地:〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-7-9 神田司町PREX7階
代表者:代表取締役CEO 堀口真吾
設立:2018年12月
ホームページ:https://digitalblast.co.jp/
事業内容:企業変革に関する企画・設計及び支援、デジタル技術の開発及び支援、統合マーケティングサービス、デジタルマーケティングサービス、インターネット広告サービス、動画制作及び配信