火曜日, 11月 26, 2024
ホームその他“海のシリコンバレー”で、海洋教育研究のアライアンス締結 三重県・鳥羽市

“海のシリコンバレー”で、海洋教育研究のアライアンス締結 三重県・鳥羽市

伊勢志摩に拠点を持つ産官学9つの教育研究機関等が連携

鳥羽市では、海に関わる教育研究機関等が多く立地するインフラ環境を「海のシリコンバレー」と呼んでいます。2022年10月1日(土)に鳥羽市等の参加機関は「伊勢志摩海洋教育研究アライアンス」協定を締結しました。またこれを記念し「海のシリコンバレーシンポジウム」も開催されました。今後の取り組みにご期待ください。

“海のシリコンバレー”で、海洋教育研究のアライアンス締結 三重県・鳥羽市のサブ画像1

 

  • 海のシリコンバレーとは?

“海のシリコンバレー”で、海洋教育研究のアライアンス締結 三重県・鳥羽市のサブ画像2

 鳥羽市周辺は、海の生物にとってとても豊かな海域です。「豊穣の海」とも言われるこの海は、広大な森林を背後に持つ木曽三川から流れ出るミネラル豊富な伊勢湾の海水と、熊野灘を北上する黒潮の潮流とがぶつかり合い、離島を含む入り組んだリアス海岸を形成しています。
 伊勢志摩国立公園に指定される鳥羽市を含む周辺地域には、様々な研究・教育機関が点在しそれぞれが先進的な研究を行っています。また伊勢神宮のお膝元として、宿泊地として栄えた鳥羽は宿泊収容力も高く、名古屋・大阪から電車一本で訪れる事ができます。
 このように鳥羽市を中心とした地理的特性、自然環境、研究機関が集まる素晴らしいフィールドを「海のシリコンバレー」と呼んでいます。
 

  • 伊勢志摩海洋教育研究アライアンスについて

 伊勢志摩海洋教育研究アライアンスは、参加機関が協働して伊勢志摩地域における海洋・水産に係わる教育活動、研究活動及び地域連携活動を推進し、これらの活動を通して地域社会の発展に寄与することを目的とした地域連携プラットフォームです。2022年10月1日(土)に参加機関が集まり協定締結式を開催しました。

【参加機関】
●独立行政法人 国立高等専門学校機構鳥羽商船高等専門学校
●国立大学法人 三重大学大学院 生物資源学研究科附属 紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター 附帯施設水産実験所
●鳥羽市水産研究所
●ミキモトグループ
 株式会社御木本真珠島
 株式会社ミキモト真珠研究所
 御木本製薬株式会社
●株式会社鳥羽水族館
●国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学大学院 理学研究科 附属臨海実験所
●鳥羽市立海の博物館
●三重県水産研究所
●国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産技術研究所 南勢拠点

“海のシリコンバレー”で、海洋教育研究のアライアンス締結 三重県・鳥羽市のサブ画像3

 

 

 

  • 「海のシリコンバレー」シンポジウムを開催

“海のシリコンバレー”で、海洋教育研究のアライアンス締結 三重県・鳥羽市のサブ画像4

 アライアンス協定締結式と同日の2022年10月1日(土)、機関相互の連携を強化し新たな関わりが生まれることを期待して、参加機関それぞれの研究や教育活動の内容を発表するシンポジウムを開催しました。

【各機関の発表タイトル】

「水産実験所の紹介」

国立大学法人三重大学大学院生物資源学研究科
附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター附帯施設水産実験所
教授 松田 浩一

「IoT海洋観測機を用いた 水産業のスマート化」

独立行政法人 国立高等専門学校機構 鳥羽商船高等専門学校
校長補佐(研究主事) 江崎 修央

「三重県水産研究所の研究の概要」

三重県 水産研究所
総括研究員兼研究管理監兼課長 青木 秀夫

「水産技術研究所の紹介」

国立研究開発法人水産研究・教育機構
水産技術研究所 南勢拠点
養殖 副部門長 中易 千早

「研究紹介:伊勢志摩の海に広がる生態系エンジニア“ゴカイの森”」

国立大学法人 名古屋大学大学院理学研究科附属臨海実験所
助教  自見 直人

「鳥羽水族館の社会的役割 ~楽しいだけが水族館じゃない!~」

株式会社 鳥羽水族館
取締役副館長 若井 嘉人

「持続可能な 真珠養殖 ミキモトグループの取り組み」

ミキモトグループ
株式会社 御木本真珠島
理事 真珠博物館館長 松月 清郎

「鳥羽市立海の博物館の資料と活動」

鳥羽市立海の博物館
館長   平賀 大蔵

「鳥羽市水産研究所の紹介」

鳥羽市水産研究所
主査   岩尾 豊紀

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments