「すべての町を、美味しい港町に。」をビジョンに掲げ、タグライン ・KV・店頭デザイン ・コーポレートHP・名刺などのデザインにも反映した新CIが、2022年度グッドデザイン賞を受賞。
水産業のDXに取り組む株式会社ウーオ(本社:広島県広島市、代表取締役:板倉一智、以下ウーオ)のCIが、下記の通り評価をいただき、2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。
“ DX導入によって日本中の水産物の最適分配をすることで産地還元し、持続可能な産業継続を目指す、という企業のブランディング。一般的にto B向けビジネスのコミュニケーションは無味乾燥としたものになりがちだが、このリブランディングを通して水産業にまつわる保守的なイメージ転換を図ることで、雇用促進をはじめとする労働集約型産業の課題解決を促すなど、その意欲的な企業姿勢を高く評価した。 ”
当社の実現したい世界をCIによってビジュアライズし、社内外に発信していくことにより、日本全国の水産物需給の最適化を目指してまいります。
CIデザインのポイント
- to B / to C の領域に囚われず、生活者が「ワクワクするような世界」を描くことにこだわった
- 「食の旅、航海」をキーワードにMIとVIをリンクさせることにより、一体感を醸成している
- 「人と魚の刺激に溢れた出会い」をキーワードに、宝箱のような美しさと市場感を両立
(上記詳細:https://prtimes.jp/a/?f=d21864-20221007-39ca01f1a9618057eb7395c7f36973e9.pdf)
デザインを実現した経緯
CI策定においては、水産流通に従事するtoB領域の方々もまた生活者であることを意識し、水産事業者でも一般消費者でも「ワクワクするような世界」を描くことにこだわりました。
また水産流通を革新する当社のサービス・取組みを表現するために、「水産業」と聞いて思い浮かべる一般的なイメージを良い意味で裏切るようなグラフィックの美しさ、スタイリッシュさを演出しました。
CI策定による成果
目指す姿が明確になったことによって、メンバーのモチベーション向上につながったほか、採用候補者より「ビジョンに共感したのでぜひ一緒に働きたい」とご応募いただいたり、イベント登壇の際に「パーパス経営の参考になった」などの声をいただけけたりするようになりました。
併せてCIリリースのタイミングと重ねてサービスの大型アップデートを実施することによりストーリー性を高め、新規パートナー企業の拡大にも寄与しました。
受賞者
株式会社ウーオ(広島県) [ 代表取締役 板倉一智 ]
株式会社 博報堂(東京都) [ 代表取締役社長 水島正幸 ]
プロデューサー
株式会社ウーオ マーケティングチーム
株式会社博報堂 ミライの事業室 ビジネスデザインディレクター 吉田充志
ディレクター
株式会社博報堂 UXディレクター 栗田昌平
デザイナー
株式会社ウーオ プロダクトチーム
株式会社博報堂 PRディレクター 村山駿/株式会社博報堂 デザイナー 本多恵之
【会社概要】
商号:株式会社ウーオ
代表取締役:板倉 一智
所在地:広島県広島市中区大手町2-1-6大手町高橋ビル5F
設立:2016年7月
URL:https://uuuo.co.jp/
【代表取締役略歴】
1983年生まれ。鳥取県岩美町で生まれ育つ。
実家の目と鼻の先にはズワイガニ日本一の網代港があり、祖父や曽祖父、幼馴染の友人の多くが漁業従事者。水産業と密着した環境の中で大学時代までを過ごす。
大学卒業後、2006年4月日本通運株式会社に入社し航空貨物を専門とする航空事業部へ配属。帰省のため地元へ戻るたびに漁船の減少、セリは衰退し港は半分しか使用されていないなど、目を疑う光景があり、鳥取の水産業を見て調べていくうちに日本の水産業衰退が進んでいることに気づき、起業を決意。
2016年7月、株式会社ポータブル(現ウーオ)を設立し、代表取締役に就任。地元である鳥取、現在暮らしている広島や築地の水産業者様のヒアリングを繰り返し行い、水産業の市場背景から市場問題点を徹底的に洗い出し、水産業再生のため市場価格の上げ止まりを解決するプラットフォーム「UUUO」を開発。