土曜日, 11月 23, 2024
ホーム商品サービス世界中で需要の高まるアボカドを、日本で栽培・収穫するノウハウ『国産アボカド栽培入門』出版

世界中で需要の高まるアボカドを、日本で栽培・収穫するノウハウ『国産アボカド栽培入門』出版

 インプレスグループで航空・鉄道分野のメディア事業を手がけるイカロス出版株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山手章弘)は、東 愛理(ゆす村農園有限会社 取締役)著国産アボカド栽培入門を出版しました。

世界中で需要の高まるアボカドを、日本で栽培・収穫するノウハウ『国産アボカド栽培入門』出版のサブ画像1

 美容や健康に良いアボカドは2000年頃から輸入が急増し、日本人の食生活にかなり浸透するようになりました。世界でも欧米を中心にアボカドがブームになり、主産地であるメキシコでは2019年までの10年間で生産量が倍増しています。
 その一方、世界的にアボカドの需要が高まることで、産地ではアボカド生産にともなう環境負荷が大きくなり、新たな課題となっています。また流通するアボカドの99%を輸入に頼る日本は、産地の中南米から日本への輸送で大量のCO2を排出することも見過ごせない問題です。

 そうしたなか日本では年々、国産アボカドの栽培熱が高まり、西日本を中心に栽培にとり組む生産者が増えています。品種を選べば国内の多くの地域で露地栽培が可能なうえ、農業用ハウスを使えば、どの地域でも栽培できるからです。
 日本で手に入る輸入アボカドは外皮が厚く輸送に耐える「ハス」品種のみですが、国産では40以上の品種から選ぶことができます。さまざまな品種の個性とともに、国産なら樹上で十分に油分を蓄えられるため、アボカド最大の魅力である極上の油分を楽しめます。

 品種選びや温度管理・水管理などがうまくいけば、民家の庭でも栽培できるアボカドは、愛好家が庭の一角でゆっくり育て、長年にわたって多くの自家産アボカドを収穫しているケースがいくつもあります。ただ、日本での栽培実績が限られ、生理落果や寒害など栽培上のトラブルも多いことなどから、プロ農家が経済栽培を成り立たせるためのノウハウは、まだ試行錯誤の段階です。
 とはいえ、他の品目とうまく組み合わせて生産を軌道に乗せるプロ農家や、定年の4〜5年前から苗木を植え付け、定年後に本格栽培を始める非農家や兼業農家もいます。現代の健康志向にマッチしていて需要の高いアボカドは、できるだけ労力と経費をかけずに生産できれば、有望な副収入源になりうる品目です。

 著者は、アボカドと熱帯果樹の果実・苗木生産に10年以上の実績を持つ〝アボカドお姉さん〟こと、ゆす村農園有限会社の東(ひがし) 愛理氏。自社での栽培経験をベースに、国内の研究者や栽培家から学び、国内外の研究論文や最新の科学的知見も盛り込みながら、初心者でもできるだけ苦労せずに最短で安定的なアボカドの収穫が可能になる方法を、やさしく解説しています。
 著者自身やスタッフ「チームゆす村」の手によるカラー写真と図解も満載。アボカド栽培に関心のある人すべてにおすすめしたい入門書です。
 

世界中で需要の高まるアボカドを、日本で栽培・収穫するノウハウ『国産アボカド栽培入門』出版のサブ画像2

目次
はじめに
Chapter1 アボカドとはどんな作物か?
ゆす村農園のアボカド栽培/アボカドの基礎知識
Chapter2 日本で栽培できる おすすめアボカド品種
耐寒性が最強の品種/耐寒性が強い品種/耐寒性が中程度の品種/耐寒性の低い品種/耐寒性が最も低い品種
Chapter3 アボカドを栽培する
ミカンの育つ場所で可能な「露地栽培」/全国どこでもどんな品種も作れる「ハウス栽培」
Chapter4 アボカド栽培にとり組む人々
アンファーム(香川県三豊市)/糸満フルーツ園(沖縄県糸満市)/大富農園(静岡県伊豆の国市)
Chapter5 栽培上のトラブルどう防ぐ?
病気と害虫の対策/気象災害のリスクを減らす
Chapter6 国産アボカドの簡単おいしい調理法
教えてくれる人・緑川鮎香氏

著者紹介
東 愛理(ひがし・あいり) ゆす村農園有限会社(鹿児島県日置市)取締役
非農家出身ながらさまざまな熱帯果樹栽培にチャレンジし、2008年よりアボカド栽培にとり組む。現在はアボカドを中心に需要の高い熱帯果樹の苗木を生産、全国の生産者・愛好家へ販売し、自園で栽培しながらアドバイスも行っている。アボカドの研究者、生産者、流通関係者、料理人などとの交流も深い。日本熱帯果樹協会会員。

書籍情報
書 名: 国産アボカド栽培入門 (農Bizムック)
著者名: 東 愛理
発行所: イカロス出版
発売日: 2021年9月28日
ISBN :978-4-8022-1069-0
体 裁: B5判 ・ 138ページ
定 価: 1,980円(本体1,800円+税10%)
https://www.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=0&tidx=78&Page=1&ID=5073

【イカロス出版】  https://www.ikaros.jp/
『月刊エアライン』を中心に航空、鉄道、ミリタリー、レスキュー分野で出版活動を展開。
さらに旅行、通訳・翻訳、ライフスタイルなどの分野でも多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」「学術・理工学」「旅・鉄道」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上

【本件に関するお問合せ先】
イカロス出版株式会社 担当:上田祥子
〒162-8616 東京都新宿区市谷本村町2-3
TEL03-3267-2719  E-mail: nou-biz@ikaros.co.jp
https://www.ikaros.jp/

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments