野菜の安定供給に向け、クラウドファンディングがスタート。
創業69年、飲食・ホテル・オフィスをはじめ多様な業種に家具を納入する業務用家具メーカーの株式会社アダル(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:武野 龍、以下、「アダル」)は、合同会社ONE EARTH 田原 政和氏と協力し、廃棄予定の家具端材を活用した農薬を使わないオリジナル微生物資材を作成。農薬による子どもの健康被害が指摘される昨今、「美味しく安全な野菜を子供たちに届けたい!」という田原氏の夢を応援しています。野菜の安定供給に向けたクラウドファンディングがスタート致しました。
◆安定供給が難しい自然サイクルに頼った農法。出した答えは家具端材の活用!
福岡県糟屋郡で年間約40種の野菜を⽣産している⽥原氏は、化学肥料や農薬を使わない「微生物資材で育てる農法」にこだわり、⽢く⾷べやすい、安⼼・安全な野菜を育てています。しかし、「微生物資材で育てる農法」は、畑に⽣えている草を裁断し草が枯れるのを待ち、⼟の中で⾃然発酵させることで健やかな野菜が育つ、という自然のサイクルに頼っている為、多くの野菜を育てる為の資材の量産が難しいという課題がありました。
そこで、自然のサイクルでつくる微生物資材と同じ品質で、オリジナル資材の開発に踏み切りますが、資材作成には大量のもみ殻が必要でしたが脱サラ農家ということもあり仕入先が見つからず行き詰っていました。そんな折に、田原氏が育てたニンニクのファンで、高校時代の同級生でもあるアダル代表の武野に相談を頂き、家具製作の過程で発生する端材の利用を提案。試行錯誤しながら資材の試作を行い、オリジナルの微生物資材が誕生しました。
◆多くの子供たちに野菜を届けたい!野菜の安定供給に向けクラファンをスタート
田原氏の夢を更にサポートするべく、アダル自社工場内の一部を畑にし、完成したオリジナル資材をつかった野菜第1弾として2021年10月よりにんにく栽培をスタート。2022年5月に無事収穫を終えました。完成したにんにくは社員やその家族、顧客に配布したところ「甘味があって美味しい」、「翌朝にんにくの匂いが残りにくい」と大好評でした。
今後は沢山の子どもたちに安定して野菜を届けられるよう、田原氏と協力し、端材(おがくず)と乳酸菌群や米ぬかなどをスムーズに攪拌して発酵させられる「プラント」の本格導入を計画。丸ごと食べたくなる優しい美味しさの野菜たちを“最旬”でお届けすることを目的としたクラウドファンディングを、2022年8月31日(水)にスタート致しました。
【クラウドファンディング概要】
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/614543
<資金の使い道>
目標金額:200万円
(内訳)リターン商品代、送料等CAMPFIRE手数料その他諸経費
<スケジュール>
2022年10月31日:クラウドファンディング終了
2023年5月〜:野菜などリターン商品を随時発送開始
◆アダルの想い
アダルの工場では、家具端材が1日あたり小型トラック1台分ほど排出されます。以前より端材を活用し雑貨をつくるなど、廃棄物削減に向けた取り組みは既に行っていました。しかし、今回新たな活用方法が見つかり、それを環境負荷の少ない農法で安全かつ美味しい野菜づくりのお手伝いができること、子どもたちの健康や地域に貢献に繋がることに大きな意義を感じています。
≪合同会社ONE EARTH田原 政和氏からのエンドースメント≫
株式会社アダル代表の武野氏とのご縁もあり、オリジナルの微生物資材で安心・安全な野菜を育てることができるようになりました。
今後は耕作放棄地の活用も兼ね、農園をもっと広げて、美味しくて安心な野菜をたくさんお届けしてまいりたいと考えています。また、農業体験や芋掘り体験などもできて喜んでいただけて、子どもたちの未来の役に立てるような場所にしていきたいです
≪株式会社ピエトロ 代表取締役社長 高橋 泰行からのエンドースメント≫
アダル様には、弊社レストランに素敵な椅子をいくつも納入頂き感謝申し上げます。お客様に楽しく心地よくお食事して頂く為に、木のぬくもりや温かさを活かしたアダル様の椅子は欠かせません。
この度、この椅子をつくる上で、出てきてしまう端材、廃材を使って農業にチャレンジするとのこと、とても感激致しました。木も元は命あるもの、最後まで丁寧に活用することは、とても尊い取り組みだと思います。美味しい野菜ができたら、私どものレストランでも使わせて頂きたいです。お客様に、そしてお客様がお座りになっている椅子にも、喜んで頂けると思います。
■合同会社ONE EARTH 田原 政和氏について
自身の子育てを機に、食がもたらす健康への影響の重要性を体感し、農業に関心をもつ。
休日を利用して野菜を育てながら農業を学び、2017年に脱サラ。農家として独立し、様々な農法の実践を経て、自然サイクルに基づく微生物資材を使った農法にたどり着く。
■アダル(https://www.adal.co.jp/)について
カフェ、レストラン、ホテル、オフィスなど商空間で使われる業務用家具の製造メーカー。創業69年、福岡本社をはじめとし全国14か所の拠点を構え、業務用家具の製造工場として国内最大級の規模、100名以上の職人が勤務する総合工場を所有。家具を通してより快適で豊かな生活を営むための空間づくり提案します。業界初の自社ECサイト( https://adal-online.shop/ )を運営し全国の顧客ニーズに応える他、デジタルテクノロジー研究組織として設立した「ADAL TECH Lab(アダル テックラボ)」にてAI、AR、VRなどのテクノロジーを活用し、様々な空間に最適な業務用家具の提案を行うなど業界に先駆けDX推進中。2022年5月に快適な働き方を提案する「ADAL CREATIVE PLACE」を東京・福岡に2拠点同時オープン。
■株式会社アダル 会社概要
会社名 : 株式会社アダル
代表取締役社長: 武野 龍
所在地 : 〒812-0863 福岡県福岡市博多区金の隈3-13-2
設立日 : 1968年4月
事業内容 : 業務用イス・テーブル・什器などの製造および販売、家具輸入販売、その他、インテリア資材販売及び設計・施工
資本金 : 1億8,225万円
従業員数 :259名(2022年4月時点)
URL : https://www.adal.co.jp/