大賞は1,764件の応募の中から、MSCアンバサダー、ココリコ・田中さんが選出
持続可能な漁業を推進する国際的な非営利団体MSC(海洋管理協議会)の日本事務所であるMSCジャパンは、 持続可能な漁業で獲られた水産物の証であるMSC「海のエコラベル」の認知向上を目指し、「選ぼう! 海のエコラベル」キャンペーンを6月2日から7月31日まで開催しました。
キャンペーンでは、持続可能な漁業やMSC「海のエコラベル」をテーマにした「海のエコ短歌」コンテストを実施し、10歳以下の子どもから70代以上までの幅広い年代の方々から1764首が集まりました。最も応募が多かった年代は10代(21.9%)で、学校教育の一環としてまとまった応募もありました。次いで多かったのは30代(19.7%)、40代(14%)からの応募でした。
以下に、MSCのアンバサダーを務めるココリコ・田中さん選定による大賞作品と選評、MSCジャパンのパートナー企業・団体の選定による6つのパートナー賞および選評を発表します。
大賞:「海に出ぬ 主婦にもできる 海の保護 スーパー来たら このエコラベル」
兵庫県 コアラママさん(40代女性)
(選評)現地に行けなくても、魚を獲ることができなくても、MSC「海のエコラベル」の付いた商品を手にすることで私達にも世界中の海を守ることができるのです。誰もが参加できるということを改めて教えてくれる素敵な句だと思い、選ばせていただきました。
(受賞者コメント)このコンテストで、改めて海の環境問題について考える機会をいただきました。また、エコラベルも意識して手に取るようになりました。今後も自分にできるエコ活動を積み重ねていきます。
イオンリテール賞:「エコラベル みんな選べば 海笑顔 持続可能な 海を作ろう」
大阪府 komomoさん(10代女性)
(選評)MSC「海のエコラベル」の紹介として、非常に誰にでもわかりやすい表現です。「海笑顔」が、MSCラベルを選ぶことで海の環境を守ることにつながっていくことを表現できています。「持続可能な海を作ろう」の問いかけおよび思いに、エコラベルを選んでほしい思いが伝わってきます。
ニチレイフレッシュ賞:「獲りたいと 獲れる獲るべき 区別して 子々孫々に 誇れる漁業」
群馬県 義雷さん(40代男性)
(選評)持続可能な漁業を端的にわかりやすく表現できており、次世代に誇れる漁業に希望を感じる作品です。
ニッスイ賞:「おさかなを まもってくれて ありがとう かんしゃをこめて わたしはえらぶ」
東京都 うみねこさん(10歳以下 女性)
(選評)海の豊かさを守るために一人ひとりができること。それが集まれば、きっと大きな力になるはずです。そんな気づきを与えていただいた作品でした。
コープ賞:「波際に 青い魚は 上を向く 先を見据えた エコへの上げ潮」
宮崎県 クロッキーさん(10代男性)
(選評)「波際に」は水産資源の持続性が瀬戸際の状態にあること、「青い魚は」「上を向く」はMSC「海のエコラベル」を象徴し、MSC認証水産物の利用が未来につながることを海と関連することばで工夫して表現されています。
マクドナルド賞:「見つけたよ 青い魚の エコラベル 価値ある選択 未来を創る」
東京都 副業ティーチャー バーバラすすむさん(50代男性)
(選評)地球や海の未来は一人ひとりの選択によって創られます。「見つけたよ」の語りかけから、価値ある選択となる「エシカル消費」の宝物を見つけたという喜びが伝わってきました。
マルハニチロ賞:「次世代に おいしい魚を 届けたい 漁師さんの想い 買って応援」
熊本県 こちゃまんまさん(30代女性)
(選評)生産者と消費者の想いが良い感じでシンクロしていると感じました。シンプルでメッセージが伝わりやすいとも感じました。
キャンペーンでは、ほかにも、ココリコ・田中さんが魚に扮したアニメーション動画「ココリコ・田中魚の嘆き」を配信し、視聴回数は135万回を超えました。また、MSCのTwitterアカウントをフォローしてリツイートいただくと抽選で653名にMSC「海のエコラベル」付き製品等が当たるフォロー&リツイートキャンペーンには、2万6000件を超える応募がありました。どちらも「世界海洋デー」関連キャンペーンとしては過去最高の数字となりました。
本キャンペーンには、MSC「海のエコラベル」付き製品やメニューを扱う24の企業・団体からご協力をいただきました。イオンリテール株式会社、株式会社ニチレイフレッシュ、日本水産株式会社、日本生活協同組合連合会、日本マクドナルド株式会社、マルハニチロ株式会社からは賞品の提供および短歌の選定をしていただきました。また、イオンリテール株式会社、株式会社イトーヨーカ堂、コープデリ生活協同組合連合会、株式会社ヨーク、株式会社ヨークベニマルには店舗にてキャンペーンのPOPを掲示いただきました。そのほかの企業・団体には、ウェブサイトやSNS等で情報を拡散いただきました。
■「選ぼう! 海のエコラベル」キャンペーン概要
キャンペーン期間:2022年6月2日(木)~7月31日(日)
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「海のエコ短歌」コンテスト
2つのテーマ「魚が減らないよう『持続可能な漁業』に取り組む漁業者を応援!」「あなたならMSC『海のエコラベル』をどう紹介する?」から選び、テーマに沿って短歌を詠んでいただく。
賞品一覧
大賞:ココリコ・田中さんのサイン入りSDGsトートバッグおよびMSCのリーフレット、ココリコ・田中さんステッカー、MSCオリジナルデザインQUOカード(5000円分)、イオントップバリュMSC「海のエコラベル」付き製品を含む「おさかなレンジ調理セット詰合せ」、ニチレイフレッシュ MSC「海のエコラベル」付き「ボイル あさり」(1kg)、ニッスイ MSC「海のエコラベル」付き「MSCおさかなミンチ」3パックセット、日本生協連 MSC「海のエコラベル」付き「CO·OP&はごろも シーチキンマイルド水煮パウチ」6パック、マクドナルド、MSCオリジナルデザイン「マックカード(500円の商品券)」2種類セット、マルハニチロ MSC「海のエコラベル」付き「白身魚タルタルソース」と「ガブッと!白身魚フライ」セット
イオンリテール賞:イオントップバリュ MSC「海のエコラベル」付き製品を含む「おさかなレンジ調理セット詰合せ」
ニチレイフレッシュ賞: MSC「海のエコラベル」付き「ボイル あさり」(1kg)
ニッスイ賞:MSC「海のエコラベル」付き「MSCおさかなミンチ」5パックセット
コープ賞:MSC「海のエコラベル」付き「CO·OP&はごろも シーチキンマイルド水煮パウチ」6パックを4セット
マクドナルド賞:フィレオフィッシュ®のデザインの「マックカード(500円の商品券)」1万円分
マルハニチロ賞:MSC「海のエコラベル」付き「白身魚タルタルソース」と「ガブッと!白身魚フライ」を2セット
■キャンペーン動画「ココリコ・田中魚の嘆き」
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=0WsKtD1VnJ0
協力企業・団体(五十音順)
イオンリテール株式会社 株式会社イトーヨーカ堂 カネテツデリカフーズ株式会社 株式会社極洋
コープデリ生活協同組合連合会 株式会社三幸 株式会社ゼットン 株式会社セブン&アイ・ホールディングス
株式会社なとり 株式会社ニチレイフレッシュ 日本水産株式会社 一般社団法人日本サステナブル・ラベル協会
日本生活協同組合連合会 日本マクドナルド株式会社 パーク ハイアット 東京 はごろもフーズ株式会社
阪和興業株式会社 ヒルトン東京ベイ マルハニチロ株式会社 ヤマサ蒲鉾株式会社 山田水産株式会社
株式会社ヨーク 株式会社ヨークベニマル 吉本興業ホールディングス株式会社
後援 環境省 消費者庁
MSC(海洋管理協議会)について
将来の世代まで水産資源を残していくために、認証制度と水産エコラベルを通じて、持続可能で適切に管理された漁業の普及に努める国際的な非営利団体です。本部をロンドンとし1997年に設立され、現在は約20カ国に事務所をおき世界中で活動しています。MSCジャパンは2007年に設立。MSC「海のエコラベル」の付いた水産品は世界約100か国で51,000品目以上、日本では1,000品目以上が承認・登録されており、イオングループ、生協・コープ、セブン&アイグループ、西友、ライフ、マクドナルドなどで販売されています。
持続可能で適切に管理された漁業のためのMSC漁業認証規格は、世界で広く認知されており、最新かつ確実な科学的根拠に基づき策定されたものです。漁業がこの規格を満たすためには、(1)水産資源が持続可能なレベルにあり、(2)漁業による環境への負荷が抑えられており、(3)長期的な持続可能性を確実なものにする管理システムが機能していることを、第三者審査機関による審査を通じて実証することが求められます。
詳しくはMSCウェブサイトをご覧ください:https://www.msc.org/jp
MSC「海のエコラベル」について
MSCの厳格な認証規格に適合した持続可能な漁業で獲られた水産物にのみ認められる証、それがMSC「海のエコラベル」です。