福島県内8メディアが協力して、漁業の魅力や水産物の美味しさを発信
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東京電力福島第一原発事故に伴う福島県産水産物への風評払拭に向けて福島県は7月1日、福島県内の8メディアと協力した魅力発信事業「『ススメ 水産、福島産。』キャンペーン」をスタートさせました。昨年度に続き2回目のキャンペーンで、福島県漁業の魅力や福島県産水産物のおいしさを多方面から伝え、販路や消費の拡大につなげていきます。
キャンペーンは福島民報社、福島民友新聞社、福島テレビ、福島中央テレビ、福島放送、テレビユー福島、ラジオ福島、エフエム福島で構成する「福島メディアコンソーシアム」が担います。
メディア各社は水揚げ量の拡大に奔走する福島県内漁業者の姿や福島県沿岸でとれる「常磐もの」のおいしさなどを特集や企画で紹介します。有数の生産量を誇る郡山市の養殖ゴイなどの内水面漁業にもスポットを当てます。
漁業地域の風習や文化を掘り起こすため、福島県、漁業地域七市町(いわき市、相馬市、南相馬市、楢葉町、富岡町、浪江町、新地町)、福島メディアコンソーシアムでつくる連携協議会が発足しました。多様な視点で福島県水産業の魅力を伝えます。
キャンペーンスタートは福島放送が7月2日に「朝だ!生です旅サラダ」で全国放送しました。ふくしまFMは7月5日にRADIO GROOVE「常磐もの名鑑」を放送し、19日にも同じく放送、福島テレビは7月16日に「サタふく」で発信します。7月30日には福島民報と福島民友が新聞シリーズ企画「ふくしまのお魚をおうちでおいしくいただこう」がスタートします。
福島県の沿岸漁業における試験操業は2021年4月、本格操業に向けた移行期間に入りました。2021年の年間水揚げ量は5,045トン。原発事故発生以降で最多ですが、事故前の水準には回復していません。